僕らはそれを越えてゆく~天彦野球部グラフィティー~

僕らはそれを越えてゆく ~天彦野球部グラフィティー~の感想 #推しを3行で推す

僕らはそれを越えてゆく~天彦野球部グラフィティー~
名無し
1年以上前

・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ ラストイニングのファンレター(2020年5月)を書いた当時68歳の開業医です。今は70歳になってしまいました。私は野球に憧れながら進学のために野球を諦め、青春を医学部の勉強に取られ、医師になってからは飲めない酒の席の出席や講演会、医師会などの出席で夜を潰されました。 中原裕先生が描く高校野球マンガのラストイニングは心理戦でした。 今度も心理戦には期待しますが試合を描くと同時に、さらに筋トレ場面を間に多く登場させそのやり方を紹介し、練習場面を多くし練習の問題点を指摘下さい。 長編は長寿でないと描けないです。ラストイニングは10年掛かってますよね。マンガ家も長寿のために筋トレの勉強した方が良さそうです。 ラストイニングの教育的効果は大きいです。「どんなに頑張ってもどうにもならないことが世の中には沢山あるのだ」と教えています。しかも野球は「相手のために尽くす」のではなくて「相手の嫌がることをやって点数を稼ぐ」スポーツとラストイニングにありました。「筋トレは重要性だけど練習し過ぎは技術低下になるから考えて行動するように」と強調ください。「週に200球以上投げないように」も重要です。でも10分あれば50球投げ終わりますから時間が余ります。だからこそ練習は要領よくやらないといけないと強調ください。イチローがシーズン開幕前に毎年のように肉離れ起こしていました。オフに筋トレマシンでアウターマッスルを鍛えてシーズン初めに走り始めるからインナーマッスルとアウターマッスルの間にズレをきたし肉離れを起こすのではないでしょうか。 ・特に好きなところは?  球斗のセリフ「僕は野球が好きなんだ」 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 良い学校に入り良い会社に就職するという教育モデルはすでに崩壊しています。「好きなことを懸命にやることが本人も楽しくて結局うまくゆく」しかし「ただ努力すれば良いのではなく考えて行動すること。野球は考えてするもんだ。バカではできない」と教え「でも才能がないと、どんなに頑張ってもどうにもならないことが世の中には沢山あるのだよ」と教えてあげて下さい。 時折、努力すれば何でも夢は叶うなんて言う結論、神様は超えられない試練は与えないなんて言う結論を見ますが、間違っていると思いませんか? 

らせんの迷宮ー遺伝子捜査ー

ドラマ化するので読んでみた。

らせんの迷宮ー遺伝子捜査ー
名無し
1年以上前

遺伝子は指紋を超える究極の個人情報と作中で言われるように、血液や体のどこでも一部残っていれば個人を特定することができる。 「遺伝子は嘘をつかない」をキーワードに、感情豊かなおじさん刑事・安堂と、医科大学で准教授を務めるDNAの専門家・神保のコンビによって過去の未解決事件の真実を次々に明らかにしていく。 1話完結でドラマ向けなストーリーと思う。遺伝子を増殖させるPCR法という非常にタイムリーな用語も出てくる。 個人的な好みで言わせてもらうと、神保准教授のキャラクターは一応「天才だけど変人」という設定でしたが読んだ印象としてはわりと普通の人です。 もっとアクの強い、こんな奴いねーよ!くらいのが欲しかった。

お見合いはあなどれない

バカバカしくてあなどれない

お見合いはあなどれない
野愛
野愛
1年以上前

たまに箸休め的な感覚で読みたくなる桐島いつみ先生の作品。 シュールなのか勢いだけなのかよくわからないパワープレイなギャグ漫画なのに、なぜかふわふわっと読めてしまう。 ・美人なのに写りが悪い写真を使って、お見合い相手の本質を見極めようとする「お見合いはあなどれない」 ・とっても仲良しな夫婦なのに、3年目の夫婦は仲が悪いという世間の目を意識して旦那に浮気させようとする「3年目はあなどれない」 ・彼女と一緒に進学校に行きたいのに、芸能人御用達の学校もしくはアイドル事務所に入ることを母親に強要される「親バカはあなどれない」 皮肉がきいてそうと言えばきいてそうだけど、読んでみるとただひたすらにバカバカしいのがあなどれない。 学びなんてなくていいじゃない、頭ゆるゆるにして読みましょう。

惑星のさみだれ

惑星のさみだれは何巻から面白くなるのか

惑星のさみだれ
名無し
1年以上前

名作と名高い『惑星のさみだれ』ですが結構途中で脱落してる声も多く聞く。 マンバにも2巻で脱落しかけてるとか1巻でやめてたみたいなコメントがあったので、じゃあどこまで読んでみりゃいいのかという、この問題にいよいよ決着をつけましょう。 ちなみに俺の考えは「キャラクターが勢揃いする4巻」です。長って自分でも思うけど実際4巻から一気にノッて最終巻までに5回くらい泣いたので信じて欲しい。4巻から面白くなります。

二月の勝者 ー絶対合格の教室ー

元塾講師が読んでも唸る実録受験マンガ

二月の勝者 ー絶対合格の教室ー
六文銭
六文銭
1年以上前

小生、学生時代に塾講師をしており、そこは本作と同様「中学受験」を中心にした塾でした。 そんな自分がこれを読んで思ったのは、 中学受験、マジでこんな感じです (太字で、最大フォント数にしたい) ということ。 もちろん、マンガなので多少の脚色はあるのですが、ますます加熱している中学受験業界なので、これくらい盛ってもほとんど一致していると言っていいのではないでしょうか? 「中学受験は親の狂気」 と本作で表現してますが、本当にそうなんです。 年端もいかない子供が、自ら勉強なんてやりますか? 絶対やらないですよ。 親が、それこそヒステリックに子供にやらせるんです。 親が全く関与しないパターンもありますが、 自分が見てきたなかで、その場合の生徒の特質は大きく2つ。 超天才か超バカ。(言葉汚くてすいません) 超天才は、勉強自体が好き過ぎて、ほっといてもずっとやるから、親も何も言わないんです。体調の心配くらいしかしない。 逆に、超バカは、塾を時間つぶしか遊び場にしているだけなので、親も勉強が目的ではないから放置なんです。 ただ、これは上位と下位の5%くらい。 残り90%の生徒(ってかほぼ全て)は親の干渉が、ものすっっっっっっっっっごいのです。 というか、親の受験といっていいくらい中学受験は親が主体なんです。 親が子供を徹底的に管理し導いていかないと、12歳くらいの子供は何も判断できないんですよ。 塾の費用も半端ないから(年間100万以上?)、親も気狂ったように子供と塾に圧をかけてくるのです。 それを称して、親の狂気 とはよく言ったものです。 今思うと、ホントにそうでした。 うなりました。 さらに、この作品がすごいのは、親と生徒のパターンが全網羅されていること。 自分も読んでて、つい昔の生徒思い出しましたもの。 このキャラは彼に似ているな、とか、フラッシュバックしましたよ。 ・教育に熱心な親/無関心な親 ・塾に従う親子/従わない親子 ・偏差値や学校のブランドしか興味ない親子 ・なにかのきっかけで成績が伸びる子・落ちる子 ・天才肌の子/努力家の子 ・兄弟で優秀な子と劣等生という差がある子 ・答えをみてズルする子 ・他人の脚を引っ張る子 ・周囲のせいにする子 などなど。 抱えている問題も性格も色々と異なる生徒に塾講師として相対する姿は、純粋に面白いです。 手を変え品を変え相手を説き伏せたり対策していく感じは「こういうやり方で対応するのね」と感服します。 また、主人公黒木は「塾は営利目的」「子供の将来を売る場所」と言いきっていますが、「教育」の名のもとに変に高尚化していないのも良いです。 なんとも、裏表ない感じが好感もてますし、悪態ついてますが、なんだかんだで生徒をよく見ているんですよね。ツンデレですよ。 それにしても、 島津くんは親父に負けず頑張ってほしい! がんばり屋の加藤匠くんと柴田まるみちゃんは、第1志望受かってほしい! カイくんは弟に負けずというか、弟と一緒に頑張ってほしい! と思わず、読んでいて自分も力が入ってしまいました。 生徒の頑張る姿は、いいものです。 受験とはドラマですね。 まだまだ受験は先ですが、これから本番まで生徒たちがどう成長しどんな結果になるのか楽しみです。

ザ・ムーン

理想のためなら犠牲にしてもいい人がいるのか?

ザ・ムーン
hysysk
hysysk
1年以上前

理想のためなら犠牲にしてもいい人がいるのか?危険に晒されている人がいて、助けられるのが自分たちだけなら危険を冒してでも助けるべきか?突然強大な力を持ってしまった子供たちがその権力の危うさに振り回されながら戦う。 正義と悪の戦いというよりは、それぞれが正義と信じるものとのぶつかり合いで、なかなか考えさせられる内容だった。今の世界の状況からしても、重要な議論がたくさん含まれている。何度かアニメ化が試みられては頓挫しているようだが、ぜひ実現して欲しい。 糞虫と呼ばれる忍者みたいなキャラがかっこいい。

STEAMER

改造人間(スチーマー)SFアクション読切

STEAMER
名無し
1年以上前

すごい壮大な世界観を読切として描いているので、要素を詰め込みずぎて少々ついていけない部分もありましたが、文句のつけようがない高い画力には圧倒されました。 血管と機械を結合して改造人間を造るという設定は面白い! 敵キャラかと思っていた3人組と主人公との関係性が色々明らかになるに連れ少しずつ変化していくのもよかった。たまにキャラの見分けがつかなくて混乱したところもありましたが。 もっとキャラの見た目をブラッシュアップすれば連載化できそうな気がする…

雲一族と泥ガール

家族になる。

雲一族と泥ガール
Pom
Pom
1年以上前

セレブ家族系の話、結構好きで、このお話も中々面白かった! 家族って、近すぎて見えなかったり本音が言えなかったり上手く行かなかったり、色んなことがある。 血の繋がりがなくても、家族になるために頑張るすずめちゃんの姿がとても愛らしかった。 すずめにとったら、どんな形でも家族なのだ。 とにかく、もう少し七海家見たかった!

天使なんかじゃない

天ないのよさを伝えそびれた

天使なんかじゃない
かしこ
かしこ
1年以上前

最近「りぼんの好きな漫画ランキング」で1位のちびまる子ちゃんに次いで、2位が天使なんかじゃないだったという記事を読んで、自分も全くリアルタイム世代じゃなかったけど「高校生になったらこんな青春がしたい!」と思いながら読んでたなぁ〜、今の時代もそうなのかなぁ〜と感慨深くなりました。 そのことを職場の人に話そうと思ったらその人が未読だったので、ネタバレしないように概要を説明しようとしたところ「高校生活3年間の生徒会メンバーの話」「観覧車でキスするシーンがある」しか時間的に言えなくて、すごく凡庸な漫画みたいになっちゃったなぁ…と反省しました。「義理の兄を探しにインドに行く」まで言えたらよかったかもしれない…。

水族カンパニー!

水族館に行きたくなる

水族カンパニー!
名無し
1年以上前

あらすじでコメディと称されて、それはその通りで楽しいですが、取材に基づく水族館の裏側が真面目に描かれています。 話が進むほど質がより上がって、ネタもまだありそうなので、もう少し続いて欲しかったとは思いつつも、逆に言えば5巻以内でダレることなくちゃんと完結しているお仕事系の良作だと思います。

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