霊媒師多比野福助

故・速水翼先生の代表作

霊媒師多比野福助
さいろく
さいろく
1年以上前

バンドブームというのもあり、当時を物語るような背景。 よくいえば流行、悪く言えば少女漫画あるあるな設定だったものの、そこに霊媒師(スピリッツマスター)という要素を足す事で大人気を博した作品。 速水翼先生は離婚されてしまったものの、頭文字Dのしげの秀一先生と夫婦仲であったというのも印象深い。 懐かしいなーという気持ちで今読むと突っ込みどころがいっぱいでホッコリする(内容は魔祓いが中心のダークさに加えミーハーな雰囲気があるので全然ホッコリ要素はないが)

WHITE NOTE PAD

人は生涯、満足することはないのだろう。

WHITE NOTE PAD
Pom
Pom
1年以上前

高校生、葉菜と38歳のおじさん正吾がひょんなことから入れ替わる話。1年後に偶然再会。。って、何故1年!? わたし、わたしは、わたしは、、から始まるんですが、その始まりだけで引き込まれちゃいました。 入れ替わり後の高校生、葉菜(中身は正吾)が、わたしはさみしいって涙ながらに吐露しちゃってたのがグッときたなぁ。 人間の孤独ってものを、再認識させられた内容に感じた。 二人は生涯入れ替わったままなのかな。

幾百星霜

性格も身長も正反対の2人

幾百星霜
かしこ
かしこ
1年以上前

170センチの高身長がコンプレックスの敦子さんと、小柄だけど態度はでかい千賀子さんはひょんなことから親友になります。ノッポの敦子さんには子供の頃からの許嫁がいましたが、身長が高すぎるという理由で婚約破棄されてしまいます。面白半分の千賀子さんの提案で元許嫁の顔を見に行くと、敦子さんよりも随分と背は小さいけど優しそうな相手で、お祖母様が勝手に婚約破棄したけど、実は敦子さんのことを想い続けていたことが判明するのです…! 恋愛模様もストーリーの大事な要素ですが、基本はコメディです。元許嫁の美人姉は男装してカフェで給仕をしていたり、ベースボールをしたり、舞台が明治時代という設定が活かされまくりです。そこで性格も身長も正反対の女学生2人がワチャワチャするのがめっちゃ楽しい!特にいつも大人しい敦子さんが家ではお母さんに甘えてたり、意外とムッツリなところがあるのが私の好きなところです。

デイズオンユース・ストーリーズ

バンド結成までの道のりを描く『デイズ・オン・フェス』外伝

デイズオンユース・ストーリーズ
ANAGUMA
ANAGUMA
1年以上前

フェス大好きマンガ『デイズ・オン・フェス』に登場する劇中バンド「デイズオンユース」が主人公のスピンオフ、それが『デイズオンユース・ストーリーズ』! 本編で奏ちゃんがドハマリしていた「デイズ」のメンバー、存在感はとてつもない割にあまり紹介がなかったりして…(それはそれで実際ライブで音楽を聴いていいな〜って思う関係性に近いかもしれませんが)。 そんな風に奏ちゃんを通じてデイズのことをもっと知りたくなった方が手を伸ばすためにある作品がこちらです。 デイズ結成から今に至るまでをじっくり描いていて、本編での彼らの存在感のワケが読めばわかる。どっしりとしたバックボーンがちゃんと存在していたのです。 3巻ではいよいよ最後のメンバー、ギタリストのタツミが登場します。 過去の話とはいえ好きな物語と登場人物の世界が広がって続いていくのはとっても嬉しいですね。皆さんも時をさかのぼってインディーズ時代からデイズを応援しましょう。 ちなみに電子書籍以外に岡先生のBOOTHや委託書店では紙版も販売されています。『デイズ・オン・フェス』と同じ単行本サイズでカバーも付いているので一緒に本棚に並べたい方は紙版を手に入れてみては!

マルジナルテイラ

本能に抗う強い愛(2巻をモノクロ版で読んだ話)

マルジナルテイラ
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

本作の1巻を私はカラー版で読んだのですが、2巻を買う時に何故かモノクロ版をカートに入れて、そのまま購入してしまったのです。 電子書籍なので返品も効かず、カラー版を買い直す程の財力も無いのが悔しくて少しいじけてから、物語は同じだしと己を納得させて読み進めればまぁ……何とも重い百合が展開しているじゃありませんか。 本来争い合うはずの、蜂種族のプリマベラと蟻種族のラムリッタ。まだ幼く弱いラムリッタを保護し、戦い生きる術を教えるプリマベラ。少しずつ親愛の情を交わす二人の生活に、プリマベラの知人と思しき蜂種族の女性が介入する。 互いを救うべく行動するプリマベラとラムリッタ。ラムリッタの命を救いながら姿を消すプリマベラを、探すために強くなってゆくラムリッタに震える。 切ないのは、互いを想う心に反発する「本能」。同族と争うのを止める幻影、プリマベラがラムリッタを想う反面の殺戮衝動。果たして二人の想いは、本能を御することができるのか……ラムリッタが獲得した「強さ」が今後、カギとなるのかも知れない。 モノクロ版は『風の谷のナウシカ』漫画版のような退行世界のざらつく質感を充分伝えてくれる。その質感は、本能に抗う物語に生と死のリアリティを与え、物語をスリリングにしているのです。 カラーでもモノクロでも素晴らしいなぁ……という事が分かったので、今回は己の間違えを許してやろうと思うのでした。

RiNGO

バーチャルアイドルを描いたマンガが90年代にあったとは…

RiNGO
名無し
1年以上前

Vtuberの先駆けみたいなバーチャルアイドルプロデュースを描いたマンガ。企画の発端がゲーム会社というのが時代をよく表している。ような気がする。モーキャプするシーンなんかも出てきて、それ自体は今とそんなに変わらないとか細かい発見があります。まだ1巻だけど、これは2021年の今読んで現実世界と比べてみるのが面白い作品だと思いました。

先生しっかりしてください

いつでも連載できそうな人だと感じた

先生しっかりしてください
かしこ
かしこ
1年以上前

寡黙だけど内面にものすごい怒りのエネルギーを溜めている高校生と、どんなことでもテンピュールのように受け入れる柔軟な先生のコンビは、凸と凹がバッチリはまって相性抜群でした。しかしタイトルに「先生」が入ってる割には先生の活躍が少ないような気がしました。すごくいいキャラなのに勿体無いです…! でも新人さんの読切って一瞬でも読みにくいな〜って感じると読むのやめたくなっちゃうもんじゃないですか…(自分でも鬼のように残酷だと思いますが、正直誰でもそうだと思う…!)。けれどもこの「先生しっかりしてください」は1ミリも読みにくいと感じることがなかったです。甘島伝記さんはいつでも連載できそうなくらいの力量を持ってると思います。次回作がとっても楽しみです!

激ウマ! 食べ台湾

現地在住のブロガーが書いているだけあって

激ウマ! 食べ台湾
hysysk
hysysk
1年以上前

現地在住のブロガーが書いているだけあって、さすがの情報量で看板のない店まで紹介している。ローカルな店の入り方や注文の仕方は知らないと戸惑うのでありがたい。あとこういう類の書籍には珍しく著者が男性で、男性が好きそうな食べ物や入りやすい店が中心なのも自分には良かった。 都内でも台湾料理が食べられる店は増えてきているが、やっぱり日本人向けに調整されてたり、土地代が高いせいか現地よりも高級な雰囲気になってしまう。台湾では自炊するより外食の方が安いと言われるほど外食文化が根付いているので、あの体験をそのまま持ってくるというのは難しいんだろうな。

38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた

とてつもない人間讃歌

38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた
野愛
野愛
1年以上前

手当たり次第に若い男の子たちと遊んで、楽しかったり虚しかったり。 大事にされたい割り切れない気持ちも勿論あるし、寂しさを埋めたいだけのときもある。 マッチングアプリで無双する38歳バツイチ美女って浮世離れした存在かと思ってたけど、ちゃんと人間味があって面白い。 って感じでライトに楽しみながら読んでいたのに、突然現実に打ちのめされた。 同時に、彼女がこの作品を描きたかった理由がわかった気がした。 38歳バツイチ独身。自立していて美しくて、酸いも甘いも知り尽くした大人の女性。 だからと言って、強いわけじゃない。傷つきながらなんとか踏みとどまって今日を生きているのだ。 生きるってしんどい。でも死なないなら生きるしかない。 ポップなタイトルに油断して読んだけど、蓋を開けてみたら壮大な人間讃歌でした。読んでよかった。

マンガ家 夜食研究所

簡単でおいしい夜食の作り方

マンガ家 夜食研究所
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

家の本棚を整理していたら出てきてちょっと読んだら結局最後まで読んだ。簡単でおいしい夜食のレシピマンガとしても楽しめるし作者がマンガについてどのように悩んでいたかや昔話も知ることできるので面白いマンガだった。ワンパンマンみたいなマンガも描いてほしいですがこういう日常的なマンガもまた描いてほしい このマンガの舞台になっている時期は「ホップ ステップ賞selection 17」に入っている「パートナー」とか描いていた時期なのかな https://www.amazon.co.jp/dp/4088711270

来陽と青梅

「中学時代」と書いて「地獄」と読む。最悪すぎて最高なジュブナイル・ストーリー

来陽と青梅
たか
たか
1年以上前

2021年12月、半年ほど前に知り合いからおすすめされたものの積んでいた『来陽と青梅』をついに読みました。ヤバすぎますねこれは……!なんでこんなに知名度ないのか不思議。ある意味『チ。』ばりにエグくてぶっ刺さる話だからもっと話題になっていいはずなのに。 狭い世界。 未熟な男女交際。 男に媚びて友達を陥れる一人称が名前のクソ女。 シンプルに頭が悪い同級生。 陰口。 同調圧力。 とにかく中学生の最悪なところが全部ブチ込まれています。 私は中学時代「ねぇ〜たかは好きな人いる〜?⤴️」と恋愛体質の女子に絡まれて死ぬほどつまらない恋バナに巻き込まれるのがだ〜〜いっ嫌いだったので、「あはは…今は好きな人いないかな〜」と愛想笑いで流しながら 「なぜ常に好きな人がいる前提で聞いてくるのか」 「仮にいたとして、おめーに話したら確実に次の日には学年の無数の女子にバレるのにそんなリスク犯すわけねえじゃん」 「そもそも対して仲良くもねえお前にそんな大事な情報話すわけねーべ馬鹿か?」 と内心罵詈雑言を浴びせかけつつ、全力で恋バナを回避する努力していました。 本当に仲のいい友達には話しても良かったかも知れませんが、その当時読んだ小説で読んだ「誰が1人に秘密を言うことは世界中に向かって言うのと同じだ」という言葉を噛み締め、『身の安全』には充分気をつけて学生生活を送っていました。 だからこそこの漫画はゲボ吐きそうなくらいしんどい。 自分もほんのすこし何かが違ったら、主人公と同じこの地獄にいたかも知れない……。 「存在しない中学時代の記憶」を眺めているかのようなおぞましさがこの作品の魅力だと思います。 中学時代に味わわされた嫌〜な気持ちがブワーーッと全部まとめて甦ってくる最悪すぎて最高なジュブナイルストーリーです。メンタル元気な時にぜひ……!

おかえり、南星バス

長距離バス運転手の日常

おかえり、南星バス
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

私も以前は年間30回くらい夜行バスに揺られていたので、長距離バスをテーマにした作品というだけで興味津々でした。バスタ新宿がメインの舞台として出てくるだけで「おおっ」と嬉しくなってしまいます。 長距離バスは長い距離を一人だけで運転するのは安全面での心配があるため、基本的に男性二人組の交代制が多いです。なので、そのバディ関係を物語にした作品はあって然るべきですね。得心しながら読み進めました。 主軸となるのは、性格のタイプがまったく異なる二人のイケメン。元ホストで情に厚い陣と、クールで普段は口数が少ないけれど言う時ははっきり言う鳴瀬。彼らの仕事の大変さもその上にある喜びも描かれます。 バスの運転手も接客業であり、厄介なお客様からワケアリなお客様までさまざまなお客様を乗せる中で上手くいかないこともあれば心が穏やかになる時間もあり、上質なヒューマンドラマが胸に降りてきます。 また、各サービスエリアのグルメは私も行く度にチェックして色々と買い食いしますが、長距離移動の楽しみですよね。「浜名湖サービスエリアの三ヶ日みかんが美味しい」というセリフにうんうんと首肯。富山の白エビかき揚げ蕎麦はぜひ現地で食べたいです。 彼らがもっと色々なところへ走っていき、色々人と出会って別れ、色々な景色や色々な美味しいものに出会う時間を見続けたいです。

画狂少女

ラブコメは爆発だ。

画狂少女
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

タイトルを初めて見た時は、少女を主軸にした創作系のストーリーかと思っていました。 蓋を開けたら、画に狂いながらそれ以上に愛に狂う少年少女のお話でした。それはそれで最高です。 とにかく、山場となるシーンに迸るパッションがこの作品の焦点。 感情が瞬間的にヒートアップし、エクスプロージョンへと達するその瞬間の深甚なるエクスタシーとカタルシス。荒削りな部分も作品に寄り添わせれば魅力へと転じる好例です。 この作品に関しては能書きはいいのです、読めば理解(ワカ)ります。 柴田ヨクサル作品やとよ田みのる作品のような特濃の熱量を放つラブを好む方には強くお薦めです。

アルトゥルと行く!不思議の国・ジャパン

Twitterでよく見る日本贔屓の金髪碧眼ラトビア人アルトゥル君

アルトゥルと行く!不思議の国・ジャパン
さいろく
さいろく
1年以上前

昔からTwitterでフォローして見ていた自分としては感慨深い。 マンガ化されたことはバンザイなのだが、Twitterで感じる彼のツイートの深さはまた別のベクトルで素晴らしいので最初にそっちをバーっと見てあげてほしい。 マジでかわいいので。 タイトルの通り、外国人からすると不思議な日本の習慣が紹介されている微笑ましいエピソードばっかり。 つけ麺のスープをかけちゃうのとか想像すると思わずニッコリしちゃうような話がいっぱいあるのだが、やっぱりTwitterで本人の顔を見ておくと想像できてとてもよい。 https://twitter.com/ArturGalata/status/1464874419248111620 推しのツイッタラーである。

理想の家族のつくり方

求める家族の形。にしてもドロドロ!

理想の家族のつくり方
Pom
Pom
1年以上前

表紙明るく見えたのに、いざ読んでみたら意外にドロドロしていました。 しかも、姉妹ドロドロ。 ウメとサクラ姉妹も、家族も近過ぎる存在が故に、辛くなるってやつで。。 でも、妹ウメの旦那の大ちゃんが一番やだな嫌いと思った自分でした。笑 明るい理想の家族作るぞ!って話ではなかったです!

あんなとまりあの紅茶時間

貴女との日々は一杯の紅茶から #1巻応援

あんなとまりあの紅茶時間
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

大きな洋館に一人住んでいる美しい英国女性・マリアと、その洋館に下宿している日本人の学生・杏奈。二人が日々、ティータイムを共にしながら暮らす物語は情報量が多いのに、とこかホッとする。 そんな気分になれるのは、二人が完璧ではないからかも。マリアは落ち着いているけれども破壊的に不器用。それを助ける杏奈はしっかり者だが、頑張りすぎる性質。しかしマリアのサポートと美味しい紅茶で、気持ちを軌道修正する。 偶然出会った二人は、これ以上無い程のパートナーシップを築く。マリアに因縁のある男性は登場するが、この二人は揺らがないと確信が持てる。 紅茶について、多くの知識や英国人の思いが程良い密度で伝えられるのも楽しい。大切な人に対して"You’re precious my cup of tea."と伝えられる時、目の前の一杯の紅茶も、相手の存在も掌中で慈しむ感覚が伝わってくる。

阪急タイムマシン

阪急電車がつなぐ過去と現在と未来

阪急タイムマシン
ANAGUMA
ANAGUMA
1年以上前

みなさま宝塚ときいて頭に浮かぶのはやはり歌劇団でしょうか。兵庫県に宝塚市という町があって、宝塚歌劇団はそこが本拠地です。関西圏以外の方には意外に知られていなかったりしますね。 本作の舞台はその宝塚。の周辺とそこを走るローカル線阪急電車。そしてどうでもいい話ですが私の出身も宝塚。地元がとんでもない解像度で描かれているの、う、嬉しい…!と思いながらずっと読んでました。 主人公の野仲さんは手芸が好きで雑貨屋さんで働いています。が引っ込み思案の性格でお友達がいないのが悩み…。彼女が偶然阪急電車のなかで小学校のころの親友サトウさんと再会したことから物語が動き始めます。 阪急ユーザー、生活圏と移動パターンが重なってくるのでこういうこと起きがちな印象。私の祖母も電車乗ったらしょっちゅう誰かと鉢合わせていました。 長く乗っている路線の風景って心に深く刻まれているものだと思います。たまたま私は阪急に縁があったのでより強く感じましたが、電車や駅と合わせて呼び起こされる記憶は多くの方がお持ちではないでしょうか。そしてその思い出は必ずしもいいものばかりではなかったり。 本作でも阪急電車という「タイムマシン」を通して徐々に二人の過去と思いが明らかになっていきます。 手芸という共通の話題をキッカケに関係が再開したことを喜ぶ野仲さんですが、サトウさんの方はどうもぎこちなくて「親友と再会!また一緒に楽しもー!」と無邪気な物語にはなりません。 なぜならふたりはもうこどもではなく、おとなになっているから。 二人のすれ違いの原因も幼い日の阪急電車にありました。ふたりのあいだに深い溝をつくった子どもゆえの残酷な出来事です。 野仲さんの視点で記憶をたどる時、思わず胸がキュッと痛んでしまうかも…。それほど生々しい質感があります。 とはいえタイムマシンは過去だけではなく、未来にも繋がっています。過去の友情を見つめ直したふたりを阪急が今度はどこに運んでいくのか、最後まで読み終えたあとには願わくばもう一度読み返してほしいです。 ふたりがあのとき何を考えていたのか、まさに電車に乗りながら思い返すような心地がして、じんわりと気持ちが染みてくるので…。

チンするナイショご飯

お嬢様とメイドが冷凍食品を食べるやさしい世界

チンするナイショご飯
野愛
野愛
1年以上前

食べ盛りの英国お嬢様と冷凍食品を知り尽くすメイドがこっそり夜食を食べる平和なお話。 あらすじを読むだけでにっこりしちゃうやつです。 日本に越してきたばかりの女子高生・ニナ。 そんな彼女の悩みは言語や文化の違いではなく、旺盛すぎる食欲。 ご飯はきっちり食べたけれどお腹が空いちゃう、でも間食はママに禁止されているのです。 そんなこんなで冷食マニアのメイド・碓氷さんと夜食を食べる秘密の関係に! 庶民の文化に触れるお嬢様+日本の文化に触れるお嬢様+メイドと仲良しのお嬢様……全部いい。とてもいいです。 コロッケそば、お好み焼き、オムライスなど登場する料理はド定番なのですが、碓氷さんのこだわりポイントが素晴らしく、グルメ漫画としても面白いです。 何よりもママにこっそり夜食を食べるニナの可愛さが最高です。なんやかんやママも可愛いです。

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