寄席芸人伝

俺の中では落語マンガといえばこれなんだよな...

寄席芸人伝
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

小学生の頃実家にあったのでもう30年くらい繰り返し読んでいると思う。大体一話完結でシンプルな話、シンプルな絵でまったく飽きずに読めるしいい話もあり気分転換に読むのもいいし寝る前に読むのもいい。ごく稀にこのマンガを読んでいる人と話になるが「いいよね」という感想が出てこないのと、「これ実話なの?」という話になる。実話っぽく思えるが全話フィクションだそうです。 ちなみに俺は特に好きな話は全く誰も共感されないけど「開化の改作」三遊亭金朝の回。落語が古臭いということで人気が無くなって人気を戻すためにいろいろ噺を作っていく。当時は面白かったかもしれないが現代では何が面白いかわからないのような噺ばかりだがこの事がなかったら落語が存在するかわからないという流れになるが何回読んでも感動する これを楽しめるのは昭和の感性かなと思ったりすることもあるがまあとりあえず40年後ぐらいにも手軽に読める世の中であってほしいね

手っちゃん

この発想はなかった

手っちゃん
マウナケア
マウナケア
1年以上前

いや~、この発想はないです。主人公は手ですよ、手。解説にはおばけなんて書いてありますが、そんなオバQ的なかわいらしさはまるでなくて、ひたすら不気味。これで酒は飲むはおねしょはするはでシュールという次元も突き抜けてしまっています。元ネタはおそらく「アダムス・ファミリー」か、とは思いますが、後の漫画につながっているかというと…、まさか『寄生獣』!?なんてことはないですよね。日本漫画界において唯一無二の存在なのではないでしょうか。お話はいたってほのぼのしたホームコメディ。なぜか浜辺に埋まっていたところを、潮干狩りにきていたキヨシに掘り出されて、そのまま居候することになった手っちゃん。一見するとペットのようですが、いたずらはする、恋もする、歯も抜け変わるし、エリートサラリーマンにもなって、最後は子供まで…。書いていてもよくわからないんですが、やんちゃな少年の成長記という印象で心が温まります。それにしても手っちゃんに目がある、というくだりは絶句もの。あ、これなら『寄生獣』につながるか?

異刻メモワール

少年が迷い込んだのは奇妙だけど優しい異世界 #1巻応援

異刻メモワール
sogor25
sogor25
1年以上前

この作品は下校中の小学生・トモが不思議な子供・リツと出会い、話をしているうちにリツが住む異世界に迷い込んでしまうことから始まる作品です。 突然異世界に迷い込んでしまい、元の世界への戻り方がわからず困ってしまうトモでしたが、実はトモは日々の暮らしの中で自分の居場所が見つけられずにいて、そのせいで"自らを閉じ込めてしまっている"ことが彼を異世界に留めてしまっているようなのでした。 そんなトモが現実世界への帰り方を探しながら、リツや異世界の住人たちと優しい日々を過ごす、心温まる、でもどこか不思議な異世界日常ファンタジーです。 1巻まで読了

ひともんちゃくなら喜んで!

合言葉は「ブラック企業をホワイトニング!!」 #1巻応援

ひともんちゃくなら喜んで!
sogor25
sogor25
1年以上前

人事コンサルタント派遣会社で働く人見まもるという女性がひょんなことから出会った左京詩織という男性に気に入られ、彼が経営するブラック企業の人事マネジメントを担当することになるという物語です。 人事の仕事に熱量を持っているけどもやりたい仕事をさせてもらえていなかったまもると、仕事には真摯だけど社長として現場での営業ばかりしているために社内管理まで手が回っていなかった詩織が本気で社内を改革しようと頑張るという物語なんですが、作者あとがきによると登場する社員は、"「こんな人いるいる」を煮詰めて滅多にいない感じになった"ようなキャラばかりです。 そんな濃いキャラクターの社員たちに対して、極めて真面目に、でもハイテンションに立ち向かっていき、ブラック企業を「ホワイトニング」していくドタバタコメディです。 1巻まで読了

婚活バトルフィールド37

結婚を追い求める者たちの"戦場"の物語 #1巻応援

婚活バトルフィールド37
sogor25
sogor25
1年以上前

主人公は37歳独身の派遣社員・赤木ユカ。 これまで男を切らしたことのなかった彼女が彼氏と別れたことをきっかけに「婚活」という名の戦場に身を投じる姿を描く作品です。 しかし、婚活なんて余裕だろうと思い上がり露骨な好条件狙いをする彼女の婚活は案の定うまくいきません。 そこに、彼女の同僚で自称「婚活歴8年のベテラン」という明らかにダメそうな女性・青島も登場し、どんどんから回っていくユカの婚活模様が描かれるコメディ作品です。 1巻まで読了

さよなら、またあした

サブカルクソ野郎とドMJKのピュアすぎる恋愛

さよなら、またあした
野愛
野愛
1年以上前

不器用でもどかしくて、思い通りにならないのにやめられない。SだMだと言いますが、恋する人たちは皆ドMかもしれません。 ドMな自分をもてあます女子高生・和輝。彼女が恋したのは熱烈ハルキストの書店員・上田。 和輝も上田も超恋愛初心者すぎて、もどかしさに思わず悶えてしまいます。 距離を縮めようと踏み込みすぎたり、理解できなくて拒否したり、不器用すぎる2人がなんともいじらしい……! 女子高生を家に連れ込んでSMに挑戦するという大アウトな行動も、恋愛初心者かつ不器用ゆえ。 頭抱えたくなるほど甘酸っぱくて危うくて全部がたまらないのです。 上田のサブカルクソ野郎っぷりがめちゃくちゃリアルで良きです。

新・信長公記~ノブナガくんと私~

まとめて読んだらむちゃくちゃ面白い

新・信長公記~ノブナガくんと私~
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

ヤングマガジンで連載中にずっと楽しみにしてよんでいたがWebに移籍してから読んでいなかったが完結巻が出たので今回まとめて読んでみた。戦国時代は好きなので登場人物に関しては全く問題なく理解できてエピソードもあったなという感じで読んでいたが、「旗印戦」が始まったあたりからルールが曖昧でなんとなく流れで読んでしまったが今回まとめて読んだがむちゃくちゃ面白い。戦国武将の出来事や性格などを元にした行動から予想や読み合いや学校側の思惑も含めてよかった。 甲斐谷忍のマンガは「ONE OUTS」と「翠山ポリスギャング」ぐらいしか読んでいなかったが他のも読もうと思う 「殴られソムリエ」の宇喜多が好き

レベル1だけどユニークスキルで最強です

テンポよく読めるのでいい

レベル1だけどユニークスキルで最強です
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

漫画喫茶の人気コーナーにあったので最新巻まで読んでみたがテンポよく読めるのでいい。問題の発生/問題の解決/強くなる/仲間が増えるの繰り返しというシンプルな展開だった。なんとなく思ったけど異世界とチートとハーレムの要素を学校生活と腕力と仲間に置き換えたら本宮ひろ志/高橋ヒロシとかのマンガに近いのかも思ったが気のせいか

ヒメの惰飯

急に大人の女になんかなれるわけないだろ

ヒメの惰飯
野愛
野愛
1年以上前

共感度でいったら今世紀最大なんだけれども、その事実を認めたくない感がある。 でも実際みんなこんなもんでしょ?って思ってる。そう信じてる。 主人公は元オタサーの姫で現アラサーOLのヒメ。 いい歳こいてツインテールだしジャンクフードばっかり食べてるし、大人になりきれない大人なんだけれども正直めちゃくちゃわかる! おしゃれカフェのパスタなんて舐めてんのかくらいの量しかないし、焼き肉屋さんに行ってサラダから食うなんて有り得ないし、でも周りの大人ってそういうの自然にやってる!?っていう居心地の悪さよ。 結婚したりお洒落な大人になっていく友人たちに冷や汗をかきつつ、大人になる気配のないヒメの姿にめちゃくちゃ安心します!!大人なんて!!こんなもんだよな!! 若い女じゃなくなっただけで激ムズになる世の中なんてクソだよな!と思いつつ、大人になりきれず怠惰に生きるヒメに励まされます。クソみたいな毎日でも生きてればいいよね。

アタゴオル外伝II ヨネザアド物語

『霧にむせぶ夜』電子版の画質が…

アタゴオル外伝II ヨネザアド物語
ひさぴよ
ひさぴよ
1年以上前

ますむらひろし先生のデビュー作『霧にむせぶ夜』を収録した短編集。作品の解説はマンバ通信の水曜教授さんの記事を読んでもらうのが良いですが、一つ注意点として書いておきたいのは、電子版の画質があまりよろしくない、という点です。 ヨネザアド・カタツムリ社から刊行されている紙書籍版『ヨネザアド幻想』と比べると、天と地ほどの違いがあります。 http://y-katatsumuri.com/page/product.html 中にはそこまで画質は酷くない短編もありますが『霧にむせぶ夜』に関しては、原稿の問題なのかわかりませんが、極端に読み取りの質が低く、本来ある緻密さが薄れてしまうのは勿体ない限りです。 電子版の強みを活かして、改訂版出すなりしてヨネザアド幻想と同程度の原稿状態を再現してほしい…!と願ってます。 とはいえ、電子版の方が価格の面でも入手しやすいのは間違いないですから、モバイル端末などで読むだけなら電子版で充分かもしれません。

三森さんのやらしいおくち【単行本版/電子限定おまけ付き】

口の中が感じるんですか?

三森さんのやらしいおくち【単行本版/電子限定おまけ付き】
名無し
1年以上前

歯科健診でも感じてしまうくらいにお口の中が敏感な三森。 今までずっと歯医者を避けてきたのに、親知らずが痛み出し通う羽目に。 治療中、口の中をまさぐる先生の手に感じてしまい勃ってしまって!? しかも「抜くの手伝いましょうか?」なんて言われてしまってスラックスを脱がされ…!? 三森さんがどえろい!!!! お口で感じちゃうとかかわいすぎません?? キスでフェラで歯科検診でとろとろになっちゃうのずるすぎますね。 この先生の作品は初めて読んだのですが、感じている顔の描き方がすごく上手で耽美でとにかくえろいです。惹かれてしまう。 ぜひご一読を!

荷風になりたい~不良老人指南~

倉科遼という人物を虜にした永井荷風という文豪の物語

荷風になりたい~不良老人指南~
さいろく
さいろく
1年以上前

本作は一本の連続物語ではなく、これを読んでもわかるのは永井荷風の事ではなくそれに憧れたある漫画原作者の一途な想いである。 「女帝」を始めとした夜のマンガの原作では帝王と言っても過言ではない、倉科遼が、自身の思い出や体験、思い返す瞬間などから自身が憧れ、成りたいと思っていた文豪・永井荷風に重ねて想いを寄せるというどこか走馬灯のような作品。 時代も大きく影響しているし、銀座のクラブ通いも大人過ぎてわからない、という色んな意味で別世界すぎる話なのだが、人間が憧れの人間に陶酔し、自身を重ね、弱さや脆さ、かっこ悪いところも含めて深く掘りながら夢中になっている様はとてもおもしろい。 ましてやそれが倉科遼という夜の帝王(ちょっと語弊があるけど)なので興味深いもので、実際倉科先生という人物も読者から見たら憧れられてもおかしくない存在だな、と本作を読めば更に印象づくのではないかと思います。

霊媒師多比野福助

故・速水翼先生の代表作

霊媒師多比野福助
さいろく
さいろく
1年以上前

バンドブームというのもあり、当時を物語るような背景。 よくいえば流行、悪く言えば少女漫画あるあるな設定だったものの、そこに霊媒師(スピリッツマスター)という要素を足す事で大人気を博した作品。 速水翼先生は離婚されてしまったものの、頭文字Dのしげの秀一先生と夫婦仲であったというのも印象深い。 懐かしいなーという気持ちで今読むと突っ込みどころがいっぱいでホッコリする(内容は魔祓いが中心のダークさに加えミーハーな雰囲気があるので全然ホッコリ要素はないが)

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