ピリピリとビリビリ

カレーとライブハウス事情と… #1巻応援

ピリピリとビリビリ
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

時はコロナ禍の現在。経営の苦しいライブハウス存続をかけて、女性店長はカレーに詳しい駆け出し女性ミュージシャンにスパイスカレー作りを教わる、という本作。現実的な問題に対してリアルさを失わずに、希望のある解決を見せて楽しい。 舞台は渋谷、ライブハウスとミュージシャンの苦境は報道と同じ。マスク率が高いのも含めてエッセイコミック的な現実感だ。 登場するスパイスカレーのレシピは本格的だが、料理を少しする身としては何となくできそうな気がしてくる。その辺は、スパイス監修として関わっておられる印度カリー子さんの、レシピの考え方が分かりやすいためかもしれない。そして美味しそう……。 コミカルに進む二人のカレー作り。その中で美味しいと言ってもらえる喜び、誰かと共に味わう喜び、相手のためになりたい思いなど、二人の女性の想い合いは強くなる……ので、百合とまでは言わないが、軽いロマンシス物としても時折グッと来る。 音楽も食も、日常を少し彩るスパイス。カレーを通じて食の意味を知るこのマンガも、楽しさと未知への興味と世情の緊張感を織り込んだ複雑なスパイスのような彩りを、脳にもたらしてくれた。

紅匂ふ

大和和紀先生に自伝を漫画化してもらえるってすごい

紅匂ふ
かしこ
かしこ
1年以上前

原作が伝説の芸妓と呼ばれた方の手記なんですが、その方が勝新太郎と交際されていたことがあるらしく(作中に名前は出てこないのですがWikipediaを読んでたら知ってしまった。有名なのかも…?)、読み始めたきっかけは「大和和紀先生の美しい絵で舞妓さんの話が読めるなんて最高じゃん!」だったのですが「なかなか別れてくれない奥さんって…そういうこと?!」など、違うところで夢中になってしまう場面もありました(笑)。 とはいえ舞妓さんや芸妓さんの日常からお座敷でのプロフェッショナルな仕事ぶり、そして彼女たちを支えている裏方の人々のエピソードまで盛りだくさんで、一般人には敷居の高い祇園の世界を知ることが出来て勉強になりました。

創太郎の出張ぼっちめし

フラれた男のささやかな成長物語

創太郎の出張ぼっちめし
野愛
野愛
1年以上前

いつかティファニーで朝食をで麻里ちゃんにフラれた男・創太郎が出張先でご当地グルメを食べるお話。 グルメや景色ももちろんなんですが、創太郎の成長を見守るのが楽しいです。 デリカシーない、だらしない、失敗したら嫌だから出張先でもチェーン店で食事する……そんな創太郎が麻里ちゃんにフラれ、後輩にケツを叩かれ、仕事でも食事でもプライベートでも意欲的になっていくのが微笑ましいです。 麻里ちゃんにフラれたのも麻里ちゃんが好きになったのもわかる。見ていてイラっとするとこもあるけどかわいいとこもあるんですよね。 いつかティファニーで朝食を読んでなくても、旅グルメ漫画として十分楽しめると思います!

すぱいしーでいず!

カレー×小学生のスパイス多種多様 #1巻応援

すぱいしーでいず!
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

舞台は伊豆大島。引っ越してきた小学五年生女子を待っていたのは、カレー屋を始めたい同級生たち……という事ですが、とにかく要素が多い! スパイスカレーのレシピ、伊豆大島、お嬢様、温泉、制服、宝探し、アニメ……こうして並べると一見ガチャガチャ。それぞれ体験しながら仲を深める構図ですが、みんなそれぞれ、少しずつ苦手や引っ込み思案があって、互いに補い合いながらいつの間にか打ち解けているのが良い。 愛らしいキャラクター達がドタバタと、未知の場所を探検し、新しい事に挑戦する……何とも楽しそうです。 これなら、覚えきれないほど沢山の要素も、今後の楽しみにしかならない!どのように掛け合わせるかで新たな味と深みを得る、スパイスのような作品になる予感。末長く応援したいです。

東京クレーターのアカリ

東京が沈んでいるマンガを探していて見つけた

東京クレーターのアカリ
名無し
1年以上前

新海誠の新作映像が公開されて、ふと「東京が沈んでいる作品」に触れたくなり色々探しているなかで見つけたマンガ。今作はシンプルに隕石が落ちてきて東京がクレーターとなり、海面に沈みつつあるという設定で、変種のウイルスもモンスターもアリというザ・ポスト・アポカリプス世界。 作品を通貫するようなストーリーがあるタイプの作品ではないので読みづらいところはあるけど、エアバイと呼ばれる飛行バイクが自然が侵食しつつある東京を舞台に繰り広げられるアクションは見ごたえ抜群。ディティールが細かいというか、こういうビジュアル、やっぱりいいよな〜。 というわけで本作を起点にしばらく「東京沈みマンガ」を探してみようと思います。いいのがあったら教えてくれるとうれしいです。

HUNTER×HUNTER カラー版

親父に会いに

HUNTER×HUNTER カラー版
Nano
Nano
1年以上前

ハンター。貴重で入手困難なアイテムを追いかけることに生涯をかけている人たちの総称。 ゴンはハンターである父親ジンに会うために、ハンターになるための試験へ挑戦していく。 ざっくりこんな内容。 結構前にGI編まで読んだんですが、ほとんど内容を忘れてました。 めっちゃ面白かった記憶はあります。 世代問わず楽しめる作品だと思います。

新ぽっかぽか

優しい気持ちになれます。

新ぽっかぽか
干し芋
干し芋
1年以上前

素直になることは、簡単なのに難しい。 素直になることは、恥ずかしい事じゃない。 素直になることは、きちんと人と向き合うこと。 素直になることは、大好きな人に大好きって言えること。 素直になることは、本当に大切。 読んでいて、心が洗われました。 日々の生活で、ギスギスした気持ちは、考え方ひとつで変えることができる。それを、気づかせてくれた本です。

心が叫びたがってるんだ。

言葉の重み、伝えることの大切さ

心が叫びたがってるんだ。
Pom
Pom
1年以上前

あることがきっかけで声が出せなくなった成瀬さん。 と、その仲間たちの話。 成瀬さんがミュージカルなら声を出せるとのことで、力になる坂上くんたち。 成瀬さんの声が出なくなった原因も、辛い。。 殻に閉じこもってしまうよって思う。 だから尚更、最後のミュージカルのシーンはとても心に響いた。良かった。 言葉って大事だ。

マッドアンドワンダー

少年と宇宙人の奇妙な友情読切

マッドアンドワンダー
名無し
1年以上前

小さい頃にUFOを目撃したことを誰にも信じてもらえず、証明するために何年もUFOを探し求めた結果まわりから人が居なくなってしまった少年ワンダー。夢だったのかと諦めかけたそのとき、ついにUFOとの再会を果たし勢いで乗り込むと、そのまま宇宙へ飛び立ってしまう。そしてUFOを操縦していた宇宙人・マッドとワンダーの奇妙な冒険が始まります。情報が多いけど読みづらくはないし、全部拾わなくても楽しく読めました。全体的にバカバカしさはあるけど、最後まで真剣に読んでしまう熱量が凄かった。

コトブキ荘の食卓

優しくて懐かしい家族のお話

コトブキ荘の食卓
野愛
野愛
1年以上前

訳ありの人たちが暮らす昔ながらのシェアハウス・コトブキ荘。 現代のお話なのにどこか懐かしく、優しい気持ちになる作品です。 お肉屋さんのコロッケにキャベツだけの炒めもの、卵を落としたみそ汁。第一話に登場するご飯に心を掴まれました。 手が込んでるわけではないけど、お家ご飯らしいあたたかさに溢れた献立。なぎささんが思わず泣いちゃう気持ちがわかります。 年齢も性別も境遇も違うけれど、コトブキ荘のみんなは家族なんですね。 干渉し合わないのが美徳とされる世の中になってきましたが、人と人との繋がりが強い関係性も素敵だなあと思いました。

壬生の狼、猫を飼う~新選組と京ことば猫~

天涯孤独の子猫、新選組の斉藤一を父親と勘違いする #1巻応援

壬生の狼、猫を飼う~新選組と京ことば猫~
sogor25
sogor25
1年以上前

舞台は幕末の京都、両親を亡くし天涯孤独になった子猫・ぼうやが彷徨っていると、父親と同じ目をした人間を見つけ、両親の死を理解できていなかったぼうやは父親だと思いこんでしまいます。 しかしその相手とは京都の民に恐れられる組織「新選組」の三番隊隊長・斉藤一だったのです。 このような出会いから、新選組の屯所に棲み着き始めたぼうやと、斉藤一や新選組の面々を描いてゆく作品です ぼうやと斉藤、それぞれの視点で物語が語られるのですが、互いに言葉が通じているわけではありません。そのため、ぼうやは斉藤のことを父親だと思い込み、一方の斉藤もそんなぼうやの世話をすることにまんざらでもない様子。 そんな穏やかな日常を描いていく作品かと思いきや、物語のところどころに「新選組」の史実に沿った残酷な一面も垣間見えます。 ほのぼのとした猫マンガの要素と新選組の中に渦巻く人間ドラマ、その両方がうまく融合した作品です。 1巻まで読了

悪党収集員-西園寺の流儀-

悪党(ゴミ)収集員が街の悪しき汚れを消し去る!

悪党収集員-西園寺の流儀-
名無し
1年以上前

これ最高に面白いんで連載しないと駄目なやつ! 絵もめちゃくちゃうまいし何者なんだと思ったら最近モーニングで読み切り描いてた人かー!!!! 生活ゴミのゴミ汁(ゴミ汁って何だ?)がかかってもニッコリなのに悪党のゴミ汁がかかるとブチ切れるのがいい。

黒子のバスケ モノクロ版

ボクは影だ

黒子のバスケ モノクロ版
Nano
Nano
1年以上前

帝光中学校バスケットボール部。 全中三連覇を誇る超強豪校。 その輝かしき歴史の中で特に最強と呼ばれ無敗を誇った、10年に一人の天才が5人同時にいた世代は「キセキの世代」と呼ばれている。 が、「キセキの世代」には奇妙な噂があった。 誰も知らない試合記録もないにも拘らず、天才5人が一目置いていた選手がもう一人、幻の6人目がいたと。 黒バスアニメ10周年おめでと~~~! あれから10年経ってるのびびりますね。 はじめてまともに触れたスポーツ漫画かもしれん。 初めての人でも読みやすくて熱い漫画だと思います。 キャラクターも一人一人個性があってかっこいいんですよね。 あと名言も多い。 悩むけど「みんなの夢の邪魔をするな」が一番好きかも…。 どの試合もめちゃくちゃに熱くてすんごく面白くて、今からでも遅くないのでぜひ読んでくれ~~~

あの頃の増田こうすけ劇場 ギャグマンガ家めざし日和

読んでみて驚いた

あの頃の増田こうすけ劇場 ギャグマンガ家めざし日和
名無し
1年以上前

まだ1話しか読んでないがめちゃくちゃギャグマンガ日和みたいな感じでマンガ家を目指すことになってるなこのひと…と思ってしまった。というか世界の全てがギャグマンガ日和みたいに見えているのかもしれない。それ以外にこれほどギャグマンガ日和みたいな日常を描出できることってあるか?というレベルの仕上がり。日和好きなら読んだほうがいい。

園田の歌

殺人鬼って?!

園田の歌
干し芋
干し芋
1年以上前

園田夢二と近野知夏は、大学の漫画研究会の一員。 二人のいるところに殺しあり。 そして、この二人、何人も殺しているというのに、未だに野放し状態。 園田夢二は、漫画の取材という理由で怖いもの知らずで興味を持ったものに何にでも首を突っ込む。 近野知夏は、園田と行動を共にする、BL大好きで妄想爆発女子。 この二人のコンビが色々な殺人事件に巻き込まれる。 5巻まで読了。 外道の歌は、読んでないのだが、十分に楽しめる面白い作品。

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