NEETING LIFE ニーティング・ライフ

隠者としての生活

NEETING LIFE ニーティング・ライフ
さいろく
さいろく
1年以上前

エッセイかと思ったら全然違った。ただ、これは面白い。 疲弊しきってしまった営業マンが、脱サラどころか脱社会を試みる。 その方法たるや、現代的かつ合理的(に見える)で、やろうと思ったら出来るかもしれない。 途中、ゲームをするシーンがあるが、「Fallout76」をそのまま使ってるような感じで、好きな人はちょっとニッコリ出来る。 絵も上手くて見やすいし、上巻を読んだ時点でのストーリーもしっかりしていて、細かな設定の解説もしっかりある。 だからこその恐怖がある。 正直、どうなっていくのか見当もつかない。

火の鳥

「生命編」の感想です!!!

火の鳥
酒チャビン
酒チャビン
1年以上前

時系列順に読んできましたが、いよいよ舞台は未来に。過去を舞台にした編は、歴史上の出来事が下敷きになっているのですが、未来は基本的には手塚先生の想像の物語で、希代のストーリーテラーとしての実力が遺憾なく発揮されています!!! 生命編のテーマはクローン!!舞台は2155年!立体テレビなどが出てきますが、すでにVRで近いところは実現できてますね。 脳髄以外はロボットになってしまっているおばあちゃんは人間として扱われる一方で、クローン人間は立体テレビの番組で殺されるために生産される・・ 何が人間たらしめる要素なんだろうと考え込んでしまいました。150p弱と短く、結末は切ないですが、ズシっと心に残る名作だと思います。 ちなみにペルーのクローン研究所の所員として猿田さんという猿田彦の血縁の方が出演されてますが、いかにも脇役扱いですぐに亡くなってしまいます。。

サムライダー

降り注ぐ血の雨

サムライダー
ナベテツ
ナベテツ
1年以上前

すぎむらしんいち先生の作品をきちんと読んだのはディアスポリスが最初だったのですが、このタイトルは初めて読んでまあ圧倒されました。 すぎむら先生の初めての連載タイトルと同名ですが、その内容は余りに異なりますし、キャリアを重ねるうちに花開いた作家性とも言える気もします。 ハリウッド映画に例えるのは些か陳腐な気もしますが、この作品に溢れている暴力とエロティクスの魅力を簡潔に述べるなら、それすら賛辞になるのではないかと思います。 残酷描写は多いですし、読み手を選ぶタイトルではあります。ただ、読む人間を惹き付けて止まない圧倒的な「何か」がこの作品にはあると、個人的には感じています。 ダークヒーローに惹かれる方は是非一読を。

火の鳥

「太陽編」の感想です!!!

火の鳥
酒チャビン
酒チャビン
1年以上前

火の鳥シリーズの中でいちばァァァァん好きな物語です!! 舞台は壬申の乱の頃(7世紀後半)と21世紀を行ったり来たりします!7世紀後半ということは、この過去パートはヤマト編と鳳凰編の間ということになります! 最初は過去パートの合間に1ページくらい未来パートが挿入される形なのですが、徐々に挟まれる未来パートのページ数も、その頻度も増えていき、最終的には未来パートで完結を迎えます。 最初読んだ時にはその技法によるドラマチックさに鳥肌が立ちました!ぜひ多くの方にこの読書館を楽しんでほしいです! 話は基本的には仏教の伝来前後の宗教戦争がテーマで色々と考えさせられるのですが、男女の恋愛あり、家族愛あり、宗教への忠誠心とそれらの愛との間で翻弄される人間たちが切ないです・・!!! 過去パートには他の編と関連しそうな人物は登場しませんが、未来パートに猿田彦と血縁関係がありそうな鼻の人物が登場します。名前は出てなかったような気がしますが、未来パートの主人公が所属するチームのリーダーをされています。 過去パートは壬申の乱が舞台なのですが、天智天皇の娘であり、天武天皇の妃であり、天武天皇の次代の天皇である持統天皇が登場しません。一番悩める描きがいのあるポジションのような気がしますが。。。持統天皇に異常に興味を持ち始めたのですが、里中満智子先生の作品に「天上の虹 -持統天皇物語-」というものがあるようなので、そちらを熟読してみたいと思います!

挑戦者(チャレンジャー)

熱血漫画家の「挑戦」

挑戦者(チャレンジャー)
ナベテツ
ナベテツ
1年以上前

ボクシングマンガの名作は数多ありますし、その中で敢えてこの作品を挙げるのは恐らく島本先生のファンだけだろうとも、思います。 ただ、この作品は本当に数少ない、島本作品の中における「ギャグ」のない漫画であり、貴重な作品としてファンの脳裏に深く刻まれている作品です。 この時期の島本先生の作風は、デビュー当時の少年漫画のテイストから変わっており、今見ると懐かしい、劇画調の絵柄でした。そしてその絵柄が、この作品の「熱さ」と非常にマッチしていたなあと今更ながらに思います(丁度自分が島本作品を読み始めた時期でもあり、懐かしさもあります)。 島本先生の作品には、数多の傑作が数多ありますが、笑いを排した作品は本当に少ないです(それは先生本人の照れであったりファンへのサービスなど要因は幾つか挙げられると思います)。 同時期の傑作、「バトル・フィールド」と併せ、是非読んでみて欲しい作品です。

サル!マネー!!

サル!マネー!!の感想

サル!マネー!!
ひさぴよ
ひさぴよ
1年以上前

主人公の表の顔は弱そうな教職員、そして裏の顔は莫大な裏金を稼ぎだす隠れヤクザ「草」という設定が面白い荒稼ぎ系マンガ。 二面性があってサイコパスみ溢れるキャラに、やたらと脱がされるJKヒロインがいて、金に女に欲望まみれの刺激的な一冊となっている。 意外とサービスシーンが多いし、西条真二先生のファンならまずまず楽しめると思う。1巻で未完。 #推しを3行で推す

きみが透明になる前に

忘れたくない瞬間がある人生は美しい

きみが透明になる前に
野愛
野愛
1年以上前

不慮の事故に遭い、夫は透明人間になってしまった。 透明人間になってしまったけれど、今まで通り食事もするし風呂にも入る。もともと在宅仕事が多く外出もあまりしないから、そんなに生活は変わらない。 変わらないけれど、やっぱり変わるものもある。 そこにいるけど見えないものを変わらずに愛することができるのか。忘れずにいられるのか。 今見えているものだって、正しく見えているのかはわからない。見えていても見えなくても忘れてしまうのかもしれない。 透明になってしまう以外に何がおこるわけでもない。救いがないわけでも、あるわけでもない。 ただ、忘れたくないという想いは美しいなと感じた。

お嬢様の僕

タイトルに惹かれてしまった

お嬢様の僕
Nano
Nano
1年以上前

「お嬢様のぼく!?僕っ子お嬢様が主人公か、それとも女装ものか!?」と思ったらしもべでした。なんだ~と思いきや、近衛くんは可愛いししごできだし一家に一台欲しいし、翼様は黒髪ショートで可愛い顔してるけど口調思ったよりしっかりしててでも何にもできなくてでもそこが愛しいというか。 他のヒロインたちもキャラが立っててみんなそれぞれ良さが合って近衛くんがちょっと羨ましくなる。 私は委員長がタイプです。いやみのりちゃんも良いな…絶対推しが見つかるはず。

賭けからはじまるサヨナラの恋

「なろう系」の恋愛マンガ

賭けからはじまるサヨナラの恋
六文銭
六文銭
1年以上前

広告で何度もみたので思わず読んでしまいました。 「小説家になろう」を原作にしたマンガやライトノベル、通称「なろう系」というものが、基本的に異世界やファンタジージャンルばかりだと思っていましたが、本作のように現実の恋愛もあるのかと目からウロコでした。 会社内で「氷鉄の女」と評判な主人公。 ある日、上司たちが、主人公と同期の里村(イケメン)を使って、 「『氷鉄の女』に告白してOKするかどうか」 という賭けをする。 たけど、主人公も実は里村にずっと片思いをしていてたので、この賭けに便乗して彼に急ぎ告白させようと仕向ける。 告白させる→秒でOKする。ここまで2話。 このはやい展開が、個人的にヤキモキする暇がなくて助かります。 主人公も、里村が上司の命令というだけで、自分のことを本当は好きじゃないだろうという感じで付き合うのですが、 この「私全部わかってます」的な、物わかりの良い感じが、微妙に「なろう」系の主人公っぽくて好きだったりします。(やれやれ感的な態度) 里村も徐々に好意のような感情が湧いてきて、二人の関係にいよいよ進展があるのか、進展するとしてもどうやるのか気になって読み進めてしまいました。 テンポよく絵柄もキレイだし、上述のように少し変わった主人公の恋愛マンガなので、自分みたいなおっさんは胃もたれしなくてすみました。 男性にもぜひおすすめしたいです。

小僧の寿し

私もこの物語の登場人物になりたい

小僧の寿し
かしこ
かしこ
1年以上前

勝田文先生の作品に詳しい方にオススメして頂いた短編集です!お寿司屋さんやおでん屋さん、スイカを売り歩いたり、鴨鍋を食べたり…どれもシュチュエーションは激シブなのに、勝田先生の人物のタッチや小物のセンスが可愛らしいので、どのお話もドラマチックに感じられて「私もこの物語の登場人物になりたい!」と思わせられます。 最後に収録されているのが「クリスマスキャロル」のお話です。「Daddy Long Legs」を読んだ時にもそう思ったのですが、勝田先生は小説を漫画化するのがとても上手い!!名作文学の奥深さを損なわないことはもちろんのこと、勝田先生のキュートなセンスが加わることによって更に魅力的なお話になってるんです。これは電子化されてない「プリーズ、ジーヴス」もコミックスを集めて読まねばなるまい!と覚悟を決めました(笑)

ギャルの背後に霊がいる

レイコは、身近に存在する♬

ギャルの背後に霊がいる
干し芋
干し芋
1年以上前

ゆいなが神社でひとりぼっちだった幽霊を連れ帰って、一緒に生活するようになる。 幽霊だからって理由で『レイコ』と命名される。 家族なのかで、父親だけレイコが見えない。 が、家族の手前見えているふりをしている。 その葛藤が結構ツボ!! レイコを見える人は、結構いる。 そして、レイコはゆいなと学校にも通っている。 親友のひかりも最初は、驚きを隠せなかったが、可愛らしいレイコに心を許し、3人は親友になっていく。 レイコは、おしゃべりはできないけど、文字や絵を描くことはできる。 何よりも魅力的なのは、多彩な表情や気持ちの表し方。 とても素直なゆいなとの名コンビも癒される。

みことはこ

ドキドキ!祓い屋交番夜勤〜惚れてまうやろ〜

みことはこ
天沢聖司
天沢聖司
1年以上前

「ツッコミの男の子(関西弁)とウザ絡みしてくるおっぱいデカい女の先輩ねぇ…」と、序盤はあまりノリが合わずふーんって感じで読み進めていたのですが、歌舞伎役者と援交のくだりで笑ってしまい、最後の最後のあのシーンでやられてしまいました。先輩めっかわ〜〜〜!!!

全力疾漕

ゴリゴリに少年スポーツ漫画

全力疾漕
名無し
1年以上前

画風もストーリーも、本当にゴリゴリに少年漫画してる作品でした。個人的にスポーツ漫画を描くなら迫力ある絵が描けないとダメだと思っているのですが、迫力という面では満点じゃないでしょうか。 なぜだか読んでてワンピースを思い出しました。 悪役の先輩の畜生ぶりとヒロインの泣き顔のコマの見せ方がそれっぽい。

終園地

人の本性を暴く遊園地パニックホラー

終園地
ゴラスペ読み
1年以上前

最初の1〜2話目を読んだ段階では、どこにでもありそうなパニックホラー漫画だな〜と思ってました。が、3話目以降やたらと面白くなってきます。首切断ジェットコースター、激アツ硫酸コーヒーカップといった狂気のアトラクションの数々。そしてMr.バニーと名乗るウサギの支配人がとにかくヤバい。人間の本性を暴くような仕掛けを次々と繰り出し、極限状態の中、秘密を暴露させられる客たち。残酷でエグい描写ばかりなのに、ちょっと笑えてしまう滑稽さがあります。今後の倫理観のブレーキが壊れてからの加速力に期待です。

RWBY 氷雪帝国 THE COMIC

アメリカ発の逆輸入アニメ「RWBY 氷雪帝国」のコミカライズ作品! #1巻応援

RWBY 氷雪帝国 THE COMIC
sogor25
sogor25
1年以上前

人類を脅かす「グリム」という怪物が存在し、「ハンター」と呼ばれる人々の活躍により平和が保たれている世界。 ハンターに憧れる15歳の少女ルビー・ローズは、ある事件に巻き込まれたことをきっかけに、 ハンターを養成する学校・ビーコンアカデミーに飛び級で進学することとなります。 この作品はそんな彼女がアカデミーで出会った仲間たちと共に活躍する様子を描く作品です。 この作品は2013年にアメリカで制作された3DCGアニメ『RWBY』が原作で、そのストーリーは『天元突破グレンラガン』などの影響を受けているとのこと。 そんなアメリカ発の作品を日本で2Dアニメとしてリメイクした作品が現在放送中で、そのアニメをコミカライズしたのがこの作品です。 原作アニメの魅力である派手なアクションや外連味のあるやり取りなどが、マンガという表現を最大限に生かして描かれていて、原作を知らない人でも楽しめる作品です。 また、逆に原作ファンだという方にとっては、この作品オリジナルの展開が示唆されている場面があり、原作とはまた違ったストーリーが楽しめる作品になっています。 1巻まで読了

われわれは地球人だ!

見ず知らずの女子高生3人がショッピングモール丸ごと宇宙へ… #1巻応援

われわれは地球人だ!
sogor25
sogor25
1年以上前

物語の始まりは巨大ショッピングモール“パンゲア”の開店前夜。 地元の女子高生 飛野 火乃子・奈々鉢 弓・春畑 未々美の3人はそれぞれ全然違う理由で 開店前のパンゲアに忍び込みます。 すると突然、パンゲアは建物ごと地面を離れ、そのまま宇宙空間へと飛び出してしまったのです。 この作品は思わぬ形で宇宙を旅することになった3人を描くSFドタバタコメディです。 パンゲアで出会うまで全くの見ず知らずだった3人なので、宇宙へと飛び立った直後は置かれた状況の特殊さも重なって衝突ばかりだったのですが、徐々に環境にも慣れてきて、また、宇宙を旅する中で新たな出会いもあり、3人は少しずつ打ち解けていきます。 今後物語が進むにつれて、3人の行く先にどんな冒険が待っているのか、どのように友情を育んでいくのか、そしてそもそも地球に戻ることができるのか、いろいろなことが楽しみな作品です! 1巻まで読了

月出づる街の人々

モンスターたちの日常に癒される作品 #1巻応援

月出づる街の人々
sogor25
sogor25
1年以上前

この作品は透明人間や狼男、メデューサやフランケンシュタインなどさまざまなモンスターが人間と同じように生活している世界を舞台に、少年少女の日常を描いていくオムニバス作品です 一口にモンスターと言ってもその特徴は本当に千差万別で、登場人物たちは自分とは違う種族と過ごす日常の中で、他人との違いから生まれる悩みに直面しながらも、相手のこと、そして自分のことを理解し成長していく、そんな姿が描かれていきます。 この作品の中には普通の人間は全然登場しないんですが、どこか現実と地続きのような、とても身近な世界のことのように感じられる作品です。 1巻まで読了

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