FOREST 内水融傑作選

傑作が2本も!

FOREST 内水融傑作選
ひさぴよ
ひさぴよ
1年以上前

表題作のFORESTは、歴代のジャンプ読切の中でも屈指の傑作であり、これからも細々と語り継がれるであろう作品なので読んで損はないです。 FORESTとアスクレピオス以外は傑作クラスの短編ではないけど、4本のうち2本は傑作と考えれば凄い。 サエイズムの内水融先生しか知らない人にも是非読んでほしい。 #推しを3行で推す

ギャラリーフェイク

ギャラリーフェイクの新章を語ろう

ギャラリーフェイク
名無し
1年以上前

ギャラリーフェイクの新章がビッグコミック増刊号でスタート。読み切りではなく連載のよう。 カラバッジョの作品を、レストランチェーンの社長に売る話。カラバッジョの生い立ちや作品解釈の話も面白かったけど、それを絡めながらレストランチェーンの社長の境遇などを絡めたストーリーで面白かった。

岡崎に捧ぐ

友達を大切にしたくなるマンガ

岡崎に捧ぐ
酒チャビン
酒チャビン
1年以上前

作品の紹介文に「新しい世代の『ちびまる子ちゃん』だと評する人も」とのことですが、確かに主人公の幼馴染の岡崎さんはぐるぐるメガネでたまちゃんを思わせるし、絵柄などもなんとなく近しい雰囲気も感じさせるのですが、こちらはもう少し現実の厳しさも描かれています。 ちびまる子ちゃんは毒はありながらも、何処か一線は超えないというか、やはり子供向けってのがあるんだと思いますが、こちらは結構切実なエピソードもあるという違いがあるように感じました。 ちびまる子ちゃんが好きな小さいお友達がこの本を手に取ったら多分泣くと思います。 が、私は大人なのですごく楽しめました!!!うまくいくだけではない青春時代のほろ苦さなどもあり、綺麗事一辺倒では全然ないのですが、そんな時、時に支え合い、時に励まし合い、時に衝突してしまう友達! 自分を振り返ってみても、そんなにたくさんはいないよなと思いつつも、何人か心に浮かんだ私の友達。これからもよろしくという思いを込めて、このレビューをそれら我が友に捧げます。

ジョジョの奇妙な冒険 クレイジー・Dの悪霊的失恋

ジョジョのスピンオフ!!

ジョジョの奇妙な冒険 クレイジー・Dの悪霊的失恋
酒チャビン
酒チャビン
1年以上前

NHKラジオ講座の本を買いに行った本屋で発見し、最近ジョジョにハマってる私としてはすぐ電子書籍で購入しました。 スピンオフという単語とタイトル(「悪霊的」ってトネガワっぽいし、「失恋」もラブコメを思わせるじゃないですか・・)で、完全にトネガワとかハンチョウとかのパロディコメディ作品かと思って購入したのですが、半分くらい読んでも笑える場面は一向に出てこず。。絵もそこまで荒木先生に寄せてないし。。。ちょっと思ってたのと違かったかな・・・(汗)と少しがっかりしてたのですが、これはこれで新たな作品なのだと思い直してあらためて読むとこれはこれで結構面白い!!! 次巻以降も続く骨太な作品になりそうなので続きに期待してます!!

スパンクのWAOWAO探偵団

大好きなスパンクのはみだし編!!!

スパンクのWAOWAO探偵団
酒チャビン
酒チャビン
1年以上前

なんかスパンクが好きすぎるのですが、「『おはよう!スパンク』はみだし編」ということで、探偵ものですね。飼い主の愛ちゃんがパリに行っている間に事件に巻き込まれます!(なかよしの昭和55年9月号のふろくだったようです) 冒頭からスパンクの愛くるしさ爆発で、1巻の2/3ほどの長さしかありませんが、スパンクの物語をまた楽しめてすごく充実した三連休となりました。 「だいたい 運動神経は わるいしさ、たべものには いやしいし、すぐ わるのりするし、おまけに 臆病でさ」とボロクソにこき下ろされてしまいますが、スパンクだってスパンクなりにいっしょうけんめいやってくれてるんです。 最後は犬同士の友情&犬と猫との友情&犬と人間との友情でなんとか事件解決!かなり危険な事件でしたが、スパンクが心やさしく、いいやつだからこそ皆が力を合わせてくれるのですね。わたしもかくありたいと思います。 あと併録の「1月なかば春の色」は、スパンクよりもうちょい甘酸っぱめな恋物語のテイスト感が強めですが、若者の成長も描かれてたり、命の大切さを感じられたりで、けっこう楽しめました!スパンクっぽい犬もちょろっと出てます!

火の鳥

「異形編」の感想です!

火の鳥
酒チャビン
酒チャビン
1年以上前

舞台は応仁の乱の時代で15世紀後半です。物語はシンプルなSFタイムループものですが、最近はこういうのよくあるのかもしれませんが、最初私が読んだ当時はとてもワクワクして読みました。 シンプルとはいっても、因果応報や命の平等さ、男装女子なども織り込まれていて、短いながらも内容はすごく濃くてさすがです。 他の編との繋がりですが、主人公の八百比丘尼さんが太陽編でも登場(しかもシーンも被っていて初めて読んだときはテンション上がりました!)するのと、あと主人公の父親の鼻が病気で猿田彦のものになるのですが、血縁関係などあるのでしょうか??名前は八儀家正さんなので、どうなんでしょう?? また異形編ではタイムループものらしく、冒頭の物語部分がラストで繰り返されるという表現がなされていますが、この表現は、乱世編や鳳凰編(こちらは昔を思い出してる感じ)でも使われていてすごく大河性を感じて好きです!そもそも火の鳥全体がタイムループものともいえるつくりで、その中でループしたりはたまた時代を交錯しながら話が進んだりと、すごく凝った作りになっていて、本当にすごいと思います!

月のパルス

くらもちふさこの隠れた(?)良作

月のパルス
かしこ
かしこ
1年以上前

少女漫画の王道テーマ「運命の出会い」の話ですが、ちょっとオカルトっぽい要素もあったりするので甘々になり過ぎずさっぱりと読めます。 主人公の宇太郎は最近ヘンなものが視えるようになって困っていました。実体のない影のようなものですが、いわゆる霊現象のように体調不良なども起こっていました。しかしある女の子のイメージ浮かぶとそれらは消えるのです。それが運命の相手である月子ですが、実際に2人が出会えるのは物語の終盤。そこに至るまでは宇太郎に片想いする紀(きの)ちゃんが中心になって話が進みます。しかし紀ちゃんは月子の友達でもあるのです…。 王道ロマンチックな運命の出会いにもドキドキするし、実の両親が亡くなっている月子がようやく幸せになれるという展開に感動もしますが、大人になると紀ちゃんの気持ちも無視できなくなりますね。他の脇役キャラもいい味を出してました。 実は初めて読んだくらもちふさこ作品がこの「月のパルス」です。当時は子供すぎて内容をよく理解できてなかったのですが、今改めて読んでみるとすごく好みな話だったので分からないなりに選んでたんだな〜と自分の成長を感じました。

火の鳥

「羽衣編」の感想です!

火の鳥
酒チャビン
酒チャビン
1年以上前

舞台は平将門の乱の時代ということで930年頃です。乱世編の感想で鳳凰編(8世紀)の次が乱世編(12世紀)と書いてしまいましたが、間に羽衣編が入ります。。 話は天の羽衣の話をしたじきにしたシンプルなタイムスリップもので、長さも短いです(40pちょっと)。火の鳥も絵では描かれず、主人公の台詞でちょこっと出てくるだけなので、なんでこれが火の鳥の一編なんだろうと思いましたが、元々雑誌掲載時には、発表順で次の作品にあたる「望郷編」のプロローグのような位置付けだったようです。 雑誌掲載版では、主人公(おとき)は戦争から逃れるため、2500年未来からタイムスリップしてきて、羽衣編で生まれてくる子供は、未来の戦争における「毒の光」の影響で奇形児として生まれており、この方が次の「望郷編」の主人公となる予定でした(旧・望郷編におときは時子として登場してます。子供の方は「コム」という名前で、今読める方の望郷編に出てくる「コム」と同じ見た目をしています)。 ところが「毒の光」の影響で奇形児が産まれてしまうという表現がよくなかったのと、「望郷編」も2話目まで掲載された時点で、掲載誌が廃刊になったことで、「羽衣編」から毒の光の描写はなくなり、その影響で「望郷編」も全く違う物語として1話目から別雑誌で連載されたようです。 旧・望郷編は、今だと手に入りやすいものでは角川文庫版の火の鳥14巻(別巻)に収録されていますが、電子化はされてないようですね。旧・望郷編も2話目までしか存在しませんが、信じられないくらいワクワク感がある導入なので、最後まで読んでみたかったです。

楽屋のトナくん

動物たちの楽屋裏事情は、想像以上にシビアだった。

楽屋のトナくん
名無し
1年以上前

舞台は動物園の楽屋。毎日動物たちがお客さんのまえで芸をしているらしく、その楽屋裏でのやりとりはまさに人間のお笑い芸人そのものという感じ。励ましに傷ついたり、厳しい一言に感銘を受けたり。主人公のトナくんは、とにかくウケないらしい。一体どんな芸風なのか…。

パスタの流儀

『本日のバーガー』コンビが次に描くのはパスタ🍝🇮🇹

パスタの流儀
名無し
1年以上前

T市こと高崎が舞台になるのかと思いきやさっそく本場イタリアでの修行編がスタート。このテンポの良さはベテランって感じですね。正直まだ全然話が見えてきてませんが期待しています! 【1話のあらすじ】 全国有数のパスタの街・T市。6年前、閉店してしまった父の店でふてくされていた主人公・泰司は、今やナポリの郊外で有望な若手パスタ職人として修行している。店の新しい支店がオープンするため、誰が新シェフとなるのか皆が注目するなか、泰司はボスから「期限1週間であらゆる客を喜ばせるパスタを作ってみろ」と課題を出される。

今日も飯がうまい! 食べる幸せあるある

唐揚げ美味しい以上の真理なんてない

今日も飯がうまい! 食べる幸せあるある
野愛
野愛
3ヶ月前

美味しい店やオリジナルレシピを紹介するタイプのグルメ漫画ではなく、ただひたすらに料理への愛を語るタイプのグルメ漫画です。 唐揚げとかカレーとか餃子とかポテサラとかみんな好きなものをただ褒めるって逆に新鮮。当たり前のことをあえて言うっていいですね。 庶民的な食べ物でも美味しい美味しいと褒めてくれるので、この作者さんと一緒にいたら自己肯定感上がりそうな気がします。唐揚げとともに褒めてくれそう。 日常の隙間を狙ったあるあるではなく、みんなが好きなものを美味しいというど真ん中のあるあるが気持ちいいです。こんなふうに素直に生きたい。

ももえサイズ リサイズ全部入り

毎回 新連載&最終回!

ももえサイズ リサイズ全部入り
サミアド
サミアド
1年以上前

560ページ近くあります。ブ厚っ! スピンオフやアンソロジーで有名な結城心一さんのオリジナル作品でエロ漫画雑誌→電撃大王で連載されました。 単行本は無印2巻・新装完全版2巻・電撃版1巻が発売、そこから更に「まんが4コマぱれっと」に掲載された4コマなどを追加して強引に3冊→1冊にまとめたのが「リサイズ全部入り」です。旧単行本カバー下の漫画や読者プレゼント漫画、表紙イラストなども収録されていて満足度は高いです。でも厚くて読みにくいです。 内容は主人公が鎌で切ったモノの存在を肩代わりしていく…コメディ…?ギャグ……? とにかく変な漫画です! 存在が追加されるたびに名前が長くなっていき漫画も毎回最終回&新しい名前で新連載になります。 シュールで微妙なネタとパロディが詰め込まれていて独特な空気感。 ターンAガンダム 似の担任の英語の先生(担英先生)とか「小っちゃ柔らか社」が開発したゲーム機「×箱(バツ箱)」とか出てきます。 エロ漫画誌を2つ切り裂いて消滅(休刊)させ存在を肩代わりしましたが電撃大王は生き残りました。さすが電撃だぜ。

BEASTARS

刃牙(バキ)の影響を受けてるなと思うシーンある?

BEASTARS
名無し
5ヶ月前

板垣恵介・板垣巴留の二人が父娘だと判ってから、あらためてBEASTARSを読むと、父親の影響だったり共通点を感じるところがあった。 例えば戦闘シーンなどにおいて、バキのような縦の見開きを使ったシーンとか。 BEASTARSと刃牙どちらも読んでる人いたら、両作品に共通する描き方や、思想・哲学を感じたところを教えてほしい。

GOLDEN★AGE

GOLDEN★AGEの感想 #推しを3行で推す

GOLDEN★AGE
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 連載中にちょっと読んでいて楽しみにはしていたがこの時期にサンデーを読むのをやめていたので続きが気になってたので読んだが凄い良い少年漫画だった。 ・特に好きなところは? 浦田の白川とナリアと違い精神的に脆い部分を気づくとところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 可愛い絵柄だが内容は良い少年漫画だった。仲間を集めるところや自分のことだけではなくチームとして最適化していくのがいいしチームの雰囲気を変えていくかなどサッカーの個人技以外のところにも含めておもしろい。 次は「最後は?ストレート!!」を読むかな

加治隆介の議

何がってわけではないが、、とにかく面白い!!

加治隆介の議
酒チャビン
酒チャビン
1年以上前

黄昏流星群やハロー張りネズミでお馴染みの弘兼憲史先生による政治マンガ。政治マンガは珍しいと思うのですが、めちゃくちゃこの作品面白いです! 「どこが面白いの?」と聞かれても俄には返答しづらいのですが、とにかく読むのがやめられず、話がめちゃくちゃ面白いです!先生は、他にも島耕作シリーズも描かれてますが、島耕作シリーズも似たような読書感かもしれませんね。とにかく面白かった!! 印象に残ったシーンは、大学時代の友人と3人(政治家・官僚・新聞記者)で白魚の踊り食いを食べて、女将にタックルするシーン(主人公たちはラグビー部出身)です!新聞沙汰になりたくないぞと心配する官僚に対して新聞記者が「そんな記事は俺が押さえてやる」ともみ消しを公言するところが良かったです。

トクサツガガガ

自分らしく生きよう!

トクサツガガガ
酒チャビン
酒チャビン
1年以上前

私はそこまで何かに「オタク」というわけではないのですが、興味があり手に取りました!まだ途中までですが感想を書きます! 主人公は初め自分の趣味(20代女子で特撮オタク)を隠して生活しているのですが、分かり合える友達を見つけてすごくイキイキとしてきて、とても良いな!自分もやりたいことを見つけてイキイキ生きていこう!と思えました! 「周りと違う」とか、「変」とか、そんなの関係ない!自分の思った通りで良いんだ!という勇気をもらえるマンガでした!

火の鳥

「乱世編」の感想です!

火の鳥
酒チャビン
酒チャビン
1年以上前

かなり運命のやるせなさを感じる作品です。歴史に翻弄され、もつれる人間関係。諸行無常に因果応報。。。 舞台は源平合戦の頃の12世紀後半。「乞食の神様」と呼ばれている鞍馬山のテングとして、時代的にひとつ前にあたる鳳凰編の主人公「我王」が登場します。(てんとう虫を踏まないシーンはグッときます。) 権力闘争に巻き込まれ、本当に心が通い合っている人同士が敵味方に分かれ、味方に大切な人をアッサリと殺される。。私の周りではそういったことは他人事のようにも思えますが、現代でも戦争は実際に起こってたりもしますので、色々と考えてしまいます。。。

黒執事

あくまで執事

黒執事
Nano
Nano
1年以上前

連載16周年というのを見て歴史長!とびっくりした。けど確かに考えてみればアニメも漫画も小学生の時から見てた…今も続いてるの凄い。 当時読んだ感想としては「なんだこの絵が超絶綺麗な漫画は!?」だった気がする。小学生時代はちゃおっ子でそういう可愛い絵柄の漫画しか知らなかったので、話の内容も結構衝撃的だったな。 あと同世代の人は分かってくれると思うけど、黒執事で絶対性癖が歪められたと思う。10歳そこらで触れた作品って大人になってもずっと引きずるというか、少なからず影響を受けるんじゃないかな。 今読んでもめちゃくちゃ面白いし、やっぱり絵が凄く綺麗。みんな顔がいい。今まで読んだことない人もぜひ読んで性癖を歪められてほしい。

火の鳥

「鳳凰編」の感想です!!

火の鳥
酒チャビン
酒チャビン
1年以上前

舞台は、時代的にひとつ前にあたる「ヤマト編」から400年後の奈良時代(奈良の大仏の開眼式(752年)が描かれているので8世紀中頃)。火の鳥と共にシリーズを通して登場する猿田彦一族の我王ががっつり主人公です。 ちなみにヤマト編でクマソのタケルがせっせと書いていた歴史書がちょぴっと登場するのですが、「蛮族の長が書き残した記録で、大化の改新の際お上で焼かれたものの一部」とされ、歴史上破れ去った側から見た歴史は葬り去られています。 一番印象に残ったシーンは、主人公の我王が、一緒に住んでいた女子を切ったシーンです。ネタバレはしませんが感動しました。ヤマト編で感動したシーンと同じく、ここでもサイケデリックな絵柄が使われており、私はシーンに感動しているのでしょうか、それともサイケな柄に感動しているのでしょうか。 不幸な生い立ちもあり、手のつけられない悪党だった我王がこの件をきっかけに少しずつ(というか途中イッキに)人間的に素晴らしくなっていき、逆に善良な人間だった人がそうではなくなっていってしまう対比が考えされられました。 残りの人生、まじめに生きてみたいと思います。

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