「鳳凰編」の感想です!!
ギャル×オタクと思いきやギャルもオタクだった件
クラスのカースト上位にいる伊地知と天音。 それぞれ、タイプが違うが、いわゆるギャル。 伊地知は黒ギャル。軽くて明るい。 天音は白ギャル。モデルのようなスタイルのクールビューティー。 それに、女児向けアニメ「キラモン」が好きな主人公という構図。 しかし、このアニメが、クールな天音も実は好きで(超好きで)、 「妹が好きなだけ」 ということで隠している設定。 ただ、随所でダダモレしているのが、ポイント。 全力で否定しつつも、気になって抗えない様が、ガチ勢のそれでかわいい。 クールじゃなくなる感じもグッド。 ギャルがオタクのオタク趣味に優しい話かと思ったら、ギャルも実はオタクだったってのが斬新で面白い。 天音の話ばかりしたが、伊地知もオタク趣味に理解があって優しくて距離が近くてコミュ力高いのがポイント。 何気に勉強もできる。 総じて何が言いたいかっていうと、眼福マンガってことです。 コミカルに誰も傷つかない優しい世界に、読んでて癒やされます。 ギャル系マンガが好きな人にはぜひおすすめしたい。
夢・覚悟・運命
3部・4部とイケイケのキャラが主人公でしたが、5部の主人公は冷静というか丁寧というか、そういうキャラだったのが新鮮で、それでいて心にアツい部分も持つキャラがすごく魅力的で、序盤はぐいぐい引き込まれました! これまでの部でも仲間はいましたが、今回はさらに仲間が重要になっていて、どちらかというとチームで目的を達成するような描かれ方になっており、チームとしての勝利に向け、各々がチームプレイに徹するさまも見ていて感動を誘います。 ただ、3部や4部では、戦い方にバラエティがあったのに対し、5部は基本的にはアクションのバトルがほとんどで、後半少しくどく感じた部分はありました。 終わり方はものすごく示唆的でそこは良かったので、途中もし飽きてきても最後まで読むことをお勧めします!!!
人生最大の失敗とは?
とあるサイトで紹介され、作家さんも、もともと自分がよく読んでいた作家さんだっただけに、興味がてら読みました。 特に、夫婦関係の機微というか、絶妙な空気感が読んでいて共感しかないので好きな作家さんの1人なんですよね。 全く読んだことなかった時は、表紙とかパッと見「ん?大丈夫か?」となりますが、ストーリーとか会話が不思議と入ってくるので、エッセイのような内容にピッタリの絵なんだと思う。 さて、本作は、エッセイ系によくある夫婦関係のいざこざで、ある日夫が浮気相手との電話で 「人生最大の失敗は、結婚だよ」 と言っている姿を目撃した主人公の話。 SNS上に溢れんばかりにこの手の話があるので、皆誰しも一度は思うことなんでしょう。 本作の主人公は、そんな夫に対して見切りをつけて、自分で生きていくことを決める。 子供が成長してからの離婚、まぁ熟年離婚ですね。 その後の生活のハードさや、その年で一人になった時の寂しさ、周囲との関係(主に同情めいたもの)が、とにかくリアル。 夫の文句を言いながらも、なんだかんだ自立の難しさや子供を言い訳に別れることができない友人の存在も良い対比になってます。 自分も我慢して結婚生活を続けたほうが良かったか?などの葛藤がよぎるが、どっちが良かったかなんて一概に言えない中で、彼女の決断や行動は色々学ぶことが多かったです。 どっちの決断だって頑張っていれば格好いいんだと思わされます。 内容が内容だけに湿った感情がうずまくのですが、不思議と読後感は悪くなくて(ここも、この作家さんのすごいところだと思う)、むしろ、1冊で色んな人間の価値観に触れられて刺激になりました。 この夫婦にとって、本当の意味での「人生最大の失敗」はなんだったのか? それはぜひ本作を読んで感じて欲しいです。
かなり刺さる…
30代、仕事もしてきて周りも家庭をもち、もう夢だのなんだの言ってられない年齢。 そこから計画性無くばくち打ちの様な選択をすることは馬鹿にされるようなことなのか…! 刺さります、30という歳、同年代には刺さります! でも馬鹿にされてもやりたいことってやってみないとわかんないですからね〜。 黙ってやるしかないんですよ!
「仲間殺し」とは。
※ネタバレを含むクチコミです。
凍牌 コールドガールの話がしたい
※ネタバレを含むクチコミです。
2巻から本格的に面白くなる
小田原ドラゴン先生による車中泊ドキュメント。キャンプ趣味系のマンガではないので注意。行き詰まりを感じた中年のリアルな人生そのものが漫画になっていて、最近のどの漫画よりもロックな作品だなと思う。 歳取った中年男性にとって共感する部分が非常に多く、過去の人生の振り返り方が寂しくもユーモラスである。明るい漫画が好きな人にはちょっと向かないかも。 あと、1巻で面白さを判断しない方がよくて、最初の巻は助走というか、旅の準備段階。2巻から本格的に車中泊が始まって俄然面白くなってくる。何なら2巻から読み始めても良い。 #推しを3行で推す
覚醒型ボーカル
ガチガチ緊張型内気ボーカルが覚醒していきなりマイク握るのかっこいいですね… 彼が覚醒して歌うのに合わせる周りのバンド仲間のテンション上った表情も良い 表情の書き方が自分的に好みでした!
エロい
ただエロいファンタジーエロ! もう魔物すら討伐してませんw
大好きだったケロケロちゃいむ
大好きで何回も一巻を読み直した覚えがありますケロケロちゃいむ! 今読んでも可愛らしい。 主人公の髪型もフワッとして可愛いいんですが、カエルが特に可愛い。 他に出てくるサブのキャラクターもイキイキしてます。 大人になって読むとまた違いますね
淡々と読める闘病記
前作の連載を休止するツイートはリアルタイムで見ていた。ちょうど単行本も出たばかりでノリに乗っている作家さんだと認識していたので、そのツイートにすごく驚いた記憶がある。その時の心情も作品に描かれていたけどセリフがひとつもなくて、それが本当は叫び出したいのに声が出ないような感覚をリアルに感じられてすごかった。ご自分や病気のことを俯瞰して観察されているので読みやすい。3年前のガン発覚から始まっているが今現在は漫画制作が出来るほど快復されたということだろうか。これからはサンデーうぇぶりの連載も追っていきたい。
元ヤンJK、身バレせずに高校生活を送れるか! #1巻応援 #推しを3行で推す
元ヤンの蜂須賀すずめは高校入学を機に足抜けを図ったものの同級生の源元蛍に軽率に過去バレしてしまいます。このふたりが友好を深めていくのが尊すぎ。 蜂須賀ちゃんが元ヤンバレを防ぐための努力はけなげでポンコツでかわいいです(でもヤンキースタイルも素敵!)
「樫村一家の夜明け」感想
恥ずかしながらお2人が夫婦だってこと、この本で初めて知った。夫婦合作面白い! 個人的には「ミッシングコード」が好き。登場人物それぞれが抱える罪の意識について考えさせられた。
レは◯◯◯のレ(困惑) わけわからなくて好き
※ネタバレを含むクチコミです。
自分がこの世界に行きたならどう生きるかな
すごく独特な雰囲気がありました。 人に植物が必ず生えている世界。 人の感情=植物。感じた心そのままに体に植物が咲く。 漫画の中で白黒ではなく植物に色がついているのも珍しい。 だけど自分の感情そのままに花が咲くって私は嫌かなぁ。。 気持ちが皆に分かってしまうし、主人公のハナみたいに咲かなくて悩むのも辛い。 この漫画、正直言葉で表すのが難しいけれど、自分の中では読んだことない内容で興味深く読めました。
メイクアップアーティストとモデルかっこいい
モデルの話はよくある気がしますがメイクさんの話はあまり読んでないので興味深いです。 コンプレックスを持った女の子とモデルだけどメイクがしたい男の子。 そばかすをを生かしたメイクをする、とかメイクの時に表情が本気になるところとかかっこいい! 自信なさげな女の子がステージの上では化けるってのはやっぱりドキドキするし映えます。
4年前大ヒットしたおっさんBLの漫画版
もう4年経っていることに衝撃を受けている…。 当時ドラマめちゃくちゃ好きで何度も見返しては笑ったり泣いたりしました。 はるたんの馬鹿だけど一生懸命なところとか、牧くんのイケメンで仕事できて愛があるところとか、部長の一途で可愛いところが本当に大好きでした。漫画版もドラマに忠実ですごく丁寧に描かれています。 好きになるのに男も女も関係ない、って鉄板だけど本当にそうだと思う。好きになっちゃったもんはしょーがない。はるたんや牧や部長以外にもいろんな恋愛が絡んでくるけど、どれも大切で尊くて泣けてくる。 また一から見返そうかな。
「ヘッショナル」になる前に
漫画家マンガというジャンルが広く描かれて久しいのですが、その描き方は十人十色であり、人柄やクリエイティブというものが色濃く反映されているところに、ファンは強く惹かれると思います。 湘南爆走族で鮮烈な連載デビューを飾った𠮷田聡先生が描いた本作では、まだ何者でもない青年のもがき苦しむ様がリアルに描かれています。 デビュー作が大ヒットし、様々な漫画家さんに影響を与え、映像化までしたという事実でもって、読者は順風満帆な漫画家生活なのだろうと思い込んでしまいがちなのですが、この作品で描かれているのは、明日の自分への不安を抱え、必死に「ヘッショナル」を目指す等身大の物語でした。 主人公の時田青年が𠮷田先生をどれだけ投影しているのかは、読者には正直分かりません。ただ、そこには「真実」というものもあるのだろうなと、中年の読者は過ぎ去った青春というものに思いを馳せます。 𠮷田先生のファンを公言している藤田和日郎先生が、本作を読んで涙を流したというツイートを以前みかけ、さにあらん、という感想を抱きました。夏の終わりに、過ぎ行く季節を感じる作品なのではないかなあと思います。
「九十九の神さま」感想
こういう和風ファンタジーな話、好きだな。 付喪神たちが賑やかで愛らしくて思わずホッコリ。(特に掛け軸は可愛かった!) 伊織と墨晶も良きコンビだわ。続編出ないかな~。
新たな格闘漫画の金字塔
戦略的格闘漫画。 作者の木多康昭先生の事は昔ジャンプでやってたギャグマンガの印象が強かったけどこんなにも面白い戦略的な漫画を描く人だったとは驚いた。 主人公の十兵衛は特別にフィジカルに恵まれていると言うわけではなく(作中キャラの中だと) 、勝つ為に頭脳、ある種卑怯とも言えるような場内外戦略で対戦相手を倒す姿は実に見事だと興奮させてくれる。 陰陽トーナメントの参加者達の壮絶な過去を描き、試合中の非凡な演出力もあいまって誰が勝ち残るのか全く予想できない手腕には脱帽もの。 ただただ続きが読みたい漫画。
三十路、夢抱える男女のお話。
30代の男女が集まるシェアハウス。 皆、夢抱えている。 どの人の話も、共感する所はあれど、その中でもお笑い芸人として売れたいこぎりの話が1番グッときた。🫡特に2巻と4巻好きだったな。 諦めること、舐めるなって元相方の言葉には涙が出たな。 夢叶う人もいれば叶わない人もいて、現実って残酷な時が多くてどちらも受け入れた時が、またスタートだよなぁ。と考えたり。 読み応えたっぷり、また読みたくなる漫画です。
「バクネヤング」読んでみた
自伝小説の「邪宗まんが道」を読んで執筆中に色々あったことを知った上で読んだので「あ、ちゃんと完結してる…」と安堵しました。でも、やっぱり大阪城に篭城している辺りの描き込み具合がすごくて一番印象に残るのはそこですね。このままの勢いで最後まで描くことが出来てたら、みんな「ワールドイズマイン」じゃなくて「バクネヤング」を読んでいたんじゃなかろうか。「邪宗まんが道」を読んで「こんなにブチギレてる人を今まで見たことない」と思ったんだけど、作者本人と主人公の馬久根昭一は何だか似てますね。バクネの最期と「邪宗まんが道」のラストもダブって見えました。
心からスッキリしたいときに
最強おばあちゃんがかっこよすぎる。 育児、隣人、職場、親子など胸糞展開になりそうなトラブルをグランマが一刀両断。さらに孫の亜子ちゃんがやって来て、無邪気に人間の本質を穿つ。 問題解決でスッキリ悪いヤツやっつけてスッキリではなく、お天道様に恥じないように生きなければ!と背筋を正したくなるスッキリが味わえる。 反抗期の子も生意気な芸能人もチンピラも自殺志願者もグランマの前では素直なひとりの人間に戻ってしまうから凄い。 そんなうまいこといくかなあと思うけど、グランマには敵わないと納得させられる。 ソファで横になりながらスマホで漫画読んでる私の姿まで見透かされているような気がする。喝入れられそう。 性格の悪いスカッと系漫画もいいものですが、心からスッキリしたい人にはこちらをおすすめします。
舞台は、時代的にひとつ前にあたる「ヤマト編」から400年後の奈良時代(奈良の大仏の開眼式(752年)が描かれているので8世紀中頃)。火の鳥と共にシリーズを通して登場する猿田彦一族の我王ががっつり主人公です。 ちなみにヤマト編でクマソのタケルがせっせと書いていた歴史書がちょぴっと登場するのですが、「蛮族の長が書き残した記録で、大化の改新の際お上で焼かれたものの一部」とされ、歴史上破れ去った側から見た歴史は葬り去られています。 一番印象に残ったシーンは、主人公の我王が、一緒に住んでいた女子を切ったシーンです。ネタバレはしませんが感動しました。ヤマト編で感動したシーンと同じく、ここでもサイケデリックな絵柄が使われており、私はシーンに感動しているのでしょうか、それともサイケな柄に感動しているのでしょうか。 不幸な生い立ちもあり、手のつけられない悪党だった我王がこの件をきっかけに少しずつ(というか途中イッキに)人間的に素晴らしくなっていき、逆に善良な人間だった人がそうではなくなっていってしまう対比が考えされられました。 残りの人生、まじめに生きてみたいと思います。