フラジャイル

大病院漫画

フラジャイル
ゆゆゆ
ゆゆゆ
1年以上前

「病理の診断を待ってから〜」 なんて台詞を見たのはどの漫画だろう。 「腸よ鼻よ」かなぁ。 その病理医が主役の漫画です。 病理というお仕事詳細、知らなかった。 もっと知らなかったのは、「正しい診断書は救命6割、その他は8割」。 そして救命で働く先生が3日寝てないとさらっと言う。 もしかして、寝たら割合が変わるんじゃ…と、ふと思ってしまった。 閑話休題。 話数がすべて「岸先生、」という呼びかけなのがおもしろい。 そんな呼びかけをしても、先生が全うに聞いてくれてなさそうなのがイメージできて、またおもしろい。 ドラマ化してタイトルは聞いたことあったのだけど、実際に読んでみたら興味深く読めた。

世界はボクのもの

普通のドルオタになりたいボクシングの天才!!

世界はボクのもの
かしこ
かしこ
12ヶ月前

実家が名門ボクシングジムを経営していて子供の頃から英才教育を受けていたので、本当は相手が誰だろうとボコボコに出来るくらい強いけど「普通のドルオタになりたい」主人公。しかし何も知らないオタ友が推しのアイドルが通っているボクシングジムを特定したので誘惑に負けて行ってしまうのだった…! 家族経営してるボウリングジムのボスが破天荒なおばあちゃんだったり、カリスマオタのジョーカーさんがオタ友だったり、脇役も全員キャラ立ちしていて面白かった!!躊躇なく人を殴れる才能があるっていう設定は「僕 BOKU」を彷彿とさせますが、やっぱり主人公が強いって爽快ですね。 4巻はもうすでに完結が決まっていたのかまとめの話が多いです。今頃そんなこと言っても遅いんだけど、もっと読みかった〜〜〜と後悔するくらい面白かった。

銀の三角

萩尾SFの最高傑作

銀の三角
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

1980年から1982年にかけて『SFマガジン』にて連載された本作は、萩尾望都SF作品の中でも特に好きであるという声がよく上がる作品です。漫画家でも、よしながふみさんや吟鳥子さんなどがこの作品の素晴らしさを折にふれて称賛しています。 萩尾望都さんは1969年にデビューし、1972年の『ポーの一族』や1974年の『トーマの心臓』で大人気を博し、多くの名作を通して少女マンガというジャンルの可能性を大きく拡張しました。そして、1975年には初のSF長編作である珠玉の名作『11人いる!』を発表。その後もSFジャンルでも『ブラッドベリSF傑作選』や『百億の昼と千億の夜』など原作付きのものや『スター・レッド』など続々と名作を描き続け、作家として円熟味が出てきたころに描かれたのがこの『銀の三角』です。 二億五千万年の周期で一巡するのを一宇宙年とする遠大な世界観の下、1000年以上を生きられる人が存在するようになった宇宙を舞台に繰り広げられる壮大な叙事詩です。読んでいる間は現実から浮遊し、最後のページを読み終えた後も暫し余韻に浸り魂が充足を得ます。 時空間を行き来するストーリーで、登場人物もクローンが登場することで話としてはかなり複雑で難解になっておりSF初心者には少々薦めにくいです。それでも表面をなぞるだけでも楽しむことはできて、しっかりと噛み砕いて味わおうとすればその分の深みを提供してくれる絶妙なバランスを保った作品です。 2000年前後からヴィジュアルノベルのジャンルで隆盛し、その10年後くらいにコンシューマーやアニメなどの世界でも遅れてブームとなったとある構成も、このころから巧みに用いていたことに読み直すと気付かされ改めて敬服します。 登場するガジェットも、今見ると現代にあるタブレットのようなものが使われているなど時代を先取ったものもありつつ、逆にそんな未来にあっても普遍的に残る音楽という文化で人の心が動く部分に感じ入るものがあります。 ラグトーリンの凛とした眼差しの美しさ。 ミューパントーの歌う見開きの神話的な荘厳さ。 表紙や扉絵のカラーイラストの美麗さも含めて、萩尾望都さんの紡ぐ絵の魅力が特に溢れている作品でもあります。 これだけの物語が、たった1冊の中で繰り広げられるという恐るべき密度に戦慄します。 流石に古びている部分もありますが、それでも今読んでもなお美しい言の葉と画力に、そしてその茫漠たる世界観に心酔します。紛れもなく、人類の至宝のひとつです。

手紙

届かない手紙を書くこと

手紙
nyae
nyae
1年以上前

今月のゲッサンの読切は全部いいな〜。 クルクルした髪の毛で、ちょっとまわりから浮いてるボーイッシュな女の子と、その子の好き嫌いの激しいところが大好きな女の子の話。 2人の、ただの仲良し女子ではない、微妙な関係性の描写力がすごい。 好き嫌いが激しいのに、私のことは好きとも嫌いとも言ってくれなかった、とある。届くことがない手紙の存在は、悲しいけど、書くことによって昇華されることがある。

シェパードハウス・ホテル

愛を感じた作品。

シェパードハウス・ホテル
Pom
Pom
2ヶ月前

好きな作品でした。 現世に、やり残したこと悔いのない事がない人なんて居るのだろうか。 成仏すること=チェックアウト。 1話1話とても丁寧に作り込まれていて、この作品の絵の美しさもあるのだと思う、一人一人の人生が静かに心に沁みていく感じがした。 心情を絵で伝える力も素晴らしいと思う。 そして何よりもホンダさん、モアちゃんのこの先も気になる。

スキップとローファー

可愛くて面白いって最高じゃないか

スキップとローファー
Nano
Nano
1年以上前

タイトルだけ前から知ってて、今初めて読んでみてるんですがもうめっちゃ可愛くて面白い!!なにこれ最高…なんで今まで読んでなかったんだ!! 村重さんがめちゃくちゃ好きです。美人さんだし優しいし、さらっと呼び捨てにしちゃうところがたまらん。木之本さんも3話冒頭で好き…となった。もちろんみつみちゃんも素直で面白くて好き。魅力的な主人公。 本当に会話って大事だし、ちゃんと向き合って話してみないと分かんないよなぁ~と改めて人間関係においての重要なことを学べた気がします。てか久留米ちゃんも4話読んだらもう好きになっちゃったんだけど…!!このマンガ好きな子しかおらん…他の読者もそうなる?なるよね?みんな好きになっちゃうよね!?正直江頭さんもどんどん好きになってるんだけど…!?とりあえず1巻読了。締め方もすんごく好きで心が暖かくなった…。

リトルローズハウスへようこそ

人生の休暇

リトルローズハウスへようこそ
るる
るる
3ヶ月前

素敵! 日本出る前のリューイチはギスギスしてたけど、ノアとの出会いで気持ちに余裕が出て穏やかになった。 1年経って周りから頼られるのはその余裕が雰囲気に漏れて懐かれたんだろうな。 こんな生活してみたいけど移住したらしたで別の問題あって穏やかにはいかないからなぁ。 憧れの未来、ということで。 マシューはもしかしてリューイチに惹かれちゃった? (エマ先生はどうした😆)

ここはグリーン・ウッド

キャラが魅力的

ここはグリーン・ウッド
名無し
1年以上前

光流と忍の、それぞれに違った種類の「食えない感じ」が魅力的。この作者さんは、食えない感じ(しかし魅力的)な男キャラを書くのがとても上手いと思う。 髪の長い瞬が可愛い。 自分はすみれちゃんが可愛く思えず、すみれちゃんのことが大好きな蓮川に感情移入できないのがつくづく残念だった。 この作品を読んで、寮生活というものに憧れた人は多かったのでは…。 とても好きな作品。

言葉の獣

面白い

言葉の獣
名無し
1年以上前

「頑張れ」という言葉の獣も一種類ではない。 確かに、同じ言葉でも人によって違う意味を持っていたりもするな、と思った。 世間的には良いニュアンスの言葉であっても、自分にとってはあまり良くない意味を持つ言葉、という単語やフレーズはある。 女の子がTwitterで自分に向けられたリプを読んで「質問系や自分語りや宣言やポエミーな呟きなどがごちゃ混ぜで気分悪くなった」的なことを言っていて、「これは作者の実体験かな?」と思った。 作者さんに感想の手紙を送りたいと思っていたけど、自分の手紙で気分を悪くさせたら申し訳ないのでやめた。 でも、他人からの言葉で気分が悪くなるのはわかる気がする。何らかの言葉を投げかけられると、「そうじゃない」という苛立ちを感じたり、自分語りの道具として利用されたような気がしたり、要求(質問に答えろ等)を押し付けられた感じがしたり、自分がベタベタ触られたような感じがしたりすることはある。

ゴミ屋敷とトイプードルと私【単行本】

見栄っ張り

ゴミ屋敷とトイプードルと私【単行本】
motomi
motomi
4ヶ月前

SNSは凄く便利で、使い方によっては生活を楽しくしてくれるツールだけど、誰かと自分の生活を比べてしまう人にとっては怖いツールだと思いました。いつまでも輝く女性って、ハイブランド品を沢山持ってたり、贅沢な生活をしてる人にばかりつく名称じゃないはず! プライドが高くなっちゃうとどんどん狂っていくところも怖かったです。

ブスが7億円もらったら~最下層のクズ~

見た目も性悪もブス

ブスが7億円もらったら~最下層のクズ~
motomi
motomi
1年以上前

見た目も性格もブスで、初っ端から騙されます。 性格の悪さにイライラもしますが、、、 よくある復讐のお話かと思い読んでいましたが主人公がどんどん成長していく姿が楽しみになります。 サクサク読みすすめられるので面白いし、主人公の最初の印象と変わるので楽しめました!!

住みにごり

怖すぎる。

住みにごり
motomi
motomi
9ヶ月前

たんたんと描かれてるけど、普段なら見たくないものは見なくて済むけど、見たくない人を見せられ続ける。こんな人にならないように、キチンとしよう。と思うしかないくらい、読後感が気持ち悪いです。 読んでいくうちに少し気持ちも分かってくるような……。 どうなっていくのか少しばかり気になるが、毎回精神的ストレスとダメージを食らいます。 いつ爆発するか解らないものをずっと抱え続けるストレスを表現した新しい手法だと思います。

重版出来!

編集部の仕事も勉強になる

重版出来!
motomi
motomi
1年以上前

ドラマをみましたが漫画は、表紙だけ見てほのぼのブログものだと勝手に勘違いしていました。 こんなに胸に刺さる漫画だったとは! 心に刺さる、勉強になる、また明日から頑張ろうと思える漫画です。 あとすごいのは、登場人物の感情に対して共感できるところ。仕事を頑張っている人には特に読んでほしいです!! 読んで登場人物の熱意が伝染して、また頑張ろうと思ってほしい!! とても素敵な作品です。

ピンクとハバネロ

少女漫画好きにおすすめ

ピンクとハバネロ
motomi
motomi
1年以上前

少女漫画なので話の流れはイメージできちゃいますが、それでもワクワクするし楽しいです。 しかもコメディっぽさもあって面白いです! 麦ちゃん真っ直ぐないい子だし、彗くんはイケメンで何だかんだ優しくて推せます!! 絵もキレイで好きで、見やすいです! タイトルのハバネロの意味はいつか分かる日がくるのかな期待です。

ヒメゴト~十九歳の制服~

読みだしたら止まらない

ヒメゴト~十九歳の制服~
motomi
motomi
1年以上前

面白いし絵がきれです。話の中に吸い込まれて行って、一度読み始めたら止まらなくなりました! 非行に走る未成年の原因が親・家庭環境であること、自分のアイデンティティが周りと違うせいで殻ができ、ありのままの自分を殺してしまうこと、思春期のたわいない言葉や接し方がまるで本当のその人のような、偽物の人格形成をしてしまうこと、19歳という、大人になる手前に現れる問題に触れ、かつ殻を破れるきっかけや存在は一体どんなものなのかを教えてくれる漫画でした。

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