そして、つづく日々

あの時と変わらない #読切応援

そして、つづく日々
Nano
Nano
8ヶ月前

真昼間から読んでしまって顔が終わった…泣いちゃうよこんなの…うおお…。 絵がとっても綺麗で読みやすくて(特に表情が好き)、超長いページ数があるわけでもないのに徳さんとはちの関係性の強さや気持ちがすっごく伝わってきて「よかったなぁ、おめでとう」のシーンでもう涙腺決壊しました…。長生きしてください、ほんとに。 作者のりんごさん先生調べてみたら「おじさんたちの男子会」の方だった…!この先生の描くおじさん好きすぎる…。

私たちは性欲モンスター

こんなタイトルなのにピュア

私たちは性欲モンスター
野愛
野愛
8ヶ月前

タイトル通り性欲が強すぎる男女のピュアなラブストーリー。セックス先行型なのにうぶな恋愛が成立しています。するんだなあ。 主人公は「性欲が強すぎる」という理由で彼氏にフラれたOL・美也加。 失恋の傷を癒すために誘われた合コンで泥酔し、介抱してくれた阿部とめちゃくちゃセックスします。 めちゃくちゃセックスしておきながら2人ともピュアなので付き合うとか次の約束とかはしないんですね……と思ったら阿部は美也加の会社の産業医で再会しちゃうんですね……なんて素晴らしい展開。 今度はすぐセックスすることもなく告白することもなく本気のピュアな恋愛がゆっくり始まっていきます。こんなことあったら最高だなあと思いながら読んでいます。 こんな経験あるひといませんかね?個人的に話聞きたいですね。 なかなかないと思うので続きを読みます。うらやましい。

千明初美作品集「ちひろのお城」

文句なし★5!

千明初美作品集「ちひろのお城」
タキシードは明日に舞う
タキシードは明日に舞う
8ヶ月前

誰にでもあった幼少期や思春期の心の機微を描く短編集。素直になれず意地を張ってしまう子供たちがふとしたことで大切なものに気づく様が描かれていて大変愛おしい。雪や雨の情景描写も妙。気づいたら俺にも子供が出来たら…みたいなキモい目線で読んでしまっていた。「お二階は診察室」が特に好き。

ぼくらの夏が裂けていく

コロナ禍を設定に活かしつつしっかり怖くて◎

ぼくらの夏が裂けていく
かしこ
かしこ
8ヶ月前

コロナ禍でマスクが必須になったことを活かした新解釈口裂け女譚という感じで面白いです。あらすじとしては進学をきっかけに生まれ故郷の島を離れた主人公でしたが大怪我をした妹を看病する為に帰ってくることになります。しかしコロナ禍を経た島の様子がおかしくなっていることに気づいていく…というサスペンスホラーです。絵が上手いので化け物の描写が本当に怖いところが好きなんですが、でも人間も怖い系の話でもあると思うので続きが楽しみです。特に1巻のラストが不気味なのでとりあえずダマされたと思ってそこまで読んでみて下さい!

戦場ロマン・シリーズ

戦場ロマン・シリーズの感想 #推しを3行で推す

戦場ロマン・シリーズ
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
8ヶ月前

・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ もう何回も読んでいるが何回読んでもいいな。初期は松本零士の「戦場まんがシリーズ」の感じもするが途中からちょっとづつ雰囲気が変わっていくものいい ・特に好きなところは? 「出戻り安兵衛」「復讐の急降下」「イカロスの飛ぶ日」「ガラスの牙」「白い葬送曲」あたりだな。どれも終わり方がいいね ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 過去の単行本版と愛蔵版がありますが新谷かおるファンだったら単行本版を買うべきです。たしか愛蔵版には収録されていない「バーボン・ベア」と「大元帥になった男」があるし、エリア88とファントム無頼のキャラクターたちが登場する『暴走ホリック(つっぱり中毒)』が読めるのでおすすめです

13月のゆうれい

13月のゆうれい

13月のゆうれい
寸々
寸々
8ヶ月前

キャラクターそれぞれが絡み合って、それぞれの過去と自意識を精算していく様が気持ち良い。 ネリも周防くんも過去の経験から口走ってしまう「男の子はみんな」「女の子はみんな」というデカい主語、「元カレ・元カノの敗者復活戦じゃない」とちゃんとお互いに言い返せている構図になっているのが良い。 あとポエム大好き!!

うみべのストーブ 大白小蟹短編集

「うみべのストーブ 大白小蟹短編集」感想

うみべのストーブ 大白小蟹短編集
ニーナ
ニーナ
8ヶ月前

この読後感を何と表現したらいいのだろう…。言語化がとても難しい作品だ。感動的なハッピーエンドや驚愕のバッドエンドはいっさい無いし、なんなら結末もハッキリ描かれていない話がほとんどだ。しかしそれが心地よい余韻としていつまでも胸に残る。 ほんのり優しくて寂しくて温かくて…苦い。 いや、この繊細な物語を言葉で伝えようとすること自体、野暮なのかもしれないな(笑)

どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます

ヤンデレというか、こじらせた小学生男子というか

どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます
ゆゆゆ
ゆゆゆ
8ヶ月前

「ぜったい、こいつ好きだよ。こんなこと言ってるけどさー!」と友達と話したくなるような、王太子の言動。 振り回されるアニエスがかわいそう。 家に国に振り回しに振り回され、おまけに王太子も揺さぶってくる。アニエス、かわいそう。 どうせ最後だからと父親と相談の上?で、アニエスが王太子を襲ったことにも驚いた。 政治的な判断の結果のように書かれていて、貴族こわいと震えてしまう。 侯爵令嬢なのに、やたら胸元を強調したセクシーな衣装と思ったら、がんがんセクシーなセクシー展開。 18禁だからセーフなのか?! その後も驚きを隠せず…。 いや、ソレ系だとそういう展開はなくはないけど、あわわ。 セクシーなセクシーは横に置いておいても、こじれた関係がどうほどけていくのかが見もの。 ここまでこじれると、大変よね…

嘘とか恋とか

編集者はなぜ希望部署に行けないのか #1巻応援

嘘とか恋とか
兎来栄寿
兎来栄寿
8ヶ月前

女性向けファッション誌の編集部で日々激務をこなす緒野ひよりが主人公の本作。 いきなり枝葉の話なんですが、主人公が読んでいて非常にかわいそうなんですよ。メインの恋愛面ではなく、サイドの仕事面において。 ひよりは文芸志望で出版社に入ったもののまったく畑違いのファッション誌に配属されて、 「こんなところにいたって誰かの心を動かす仕事なんて出来るはずもない」 と思いながら仕事をしているんです。こんな悲しいことがあるでしょうか。 私が受け持っている連載の「となりのマンガ編集部」の取材やそれ以外でも、「本当はマンガ志望ではなかった」あるいは「本当はマンガ編集になりたかった」「マンガ編集にはなれたけど希望する雑誌ではなかった」という方に数多くお会いしてきました。結果的に上手くいっているパターンも多いですし、たとえば伝説の編集者である壁村氏なども元々マンガなど一切読まなかったといいます。ただ、それらは生存バイアスでしかないとも言えるかもしれません。 何十年も昔からずっとこのシステムが続いているのは、個人的にはすごく不思議です。どう考えても自分の好き・得意を活かせる部署に行ってもらった方が三方よしではないでしょうか。 作中で、編集長が主人公に ″文芸も女性誌も全くの別物ってわけじゃあないの 目の前の読者のために作るのは同じ 一度本気でやってみたらきっと面白さもわかるわ″ と諭す良いシーンがあり、また思い人にも ″きっかけ次第で変わることってあるよね″ と重ねて言われます。 しかし、しかしですよ。仮に本には年間で数十万円課金しているけどその分服飾代に年平均1万円もかけず「チュニックって何? シュミゼットって何?」というレベルの人間がファッション誌に行ったとして、まるで興味を持てない対象に対してどんな仕事ができるのかと。 逆も然りで、文芸やマンガにまったく思い入れがない方がその編集部に配属されて作家やアシスタントや関係者と揉めて大きな問題に発展してしまうケースも少なくない気がします。 どんな仕事も本気で取り組めば見えてくるものは確かに多いとは思いますし、さまざまな知見は別の場所でも生きるのは解りますが、それでも文芸に詳しい人には文芸を、マンガに詳しい人にはマンガを担当してもらった方が読者のためにもなるのではと。 同じマンガ編集部であっても、例えば『アフタヌーン』と『なかよし』ではまったく違いますしね。そういう点では、白泉社などは新人は必ず行きたい部署に行けるシステムがあるそうですごく良いなと思います。 ものすごく脱線しましたが、冒頭からスタイリストさんに朝まで詰められる主人公が本当に不憫でならないのです。 本筋は歳の差ゆえに破れた片思いが記憶喪失という事件を通して蘇り、ひとつの嘘をついて危ういバランスを保ちながら進んでいくハラハラ感と恋のドキドキの二重奏の引きが強いです。 また加瀬アオさんの絵がとても良くて、全体的にすっきりと読みやすくありながら女子はかわいく男子は格好よく、適度なデフォルメ部分も愛らしいです。文字が詰まっていても気にならないほどネームも読みやすくて、今後ますます人気を博していかれるでしょう。 シンプルにエンターテインメント性が高い恋愛ストーリーで、仕事面でも恋愛面でもこの先が気になります。

日常クライマックス

駆け落ちして15年

日常クライマックス
るる
るる
5ヶ月前

学生時代に親から反対されて駆け落ちをしてから15年。 ずっと仲良く続いていた、んだけどそこにはずっと相手を気遣う小さな嘘が存在していて、それが少しずつ表に出てきた。 御厨くん狙いの会社の後輩からネチネチした牽制されたりしても、御厨くん本人が気づかない。 全ては小さなことでも溜まればいつかは溢れる。 日下くんは養父の気持ちには気づいていた。 もし彼の生前にこの辺が明らかになつていたら、もう少し早く養父と日下は愛せていたのかな?

悪党一家の愛娘、転生先も乙女ゲームの極道令嬢でした。~最上級ランクの悪役さま、その溺愛は不要です!~@COMIC

登場するイケメンイケメンイケメン。

悪党一家の愛娘、転生先も乙女ゲームの極道令嬢でした。~最上級ランクの悪役さま、その溺愛は不要です!~@COMIC
ゆゆゆ
ゆゆゆ
8ヶ月前

あぁ、そうだった。乙女ゲーム(ソシャゲ)の世界への転生だった。 しかし悪役とはいえ、レオナルドはイケメン。そして強い。 実は攻略対象ではと、作中の前世で言われていてもおかしくない。 普通を望む主人公の肝が座っていて、彼女もまた心根はイケメン。見た目はイケジョ。 だって乙女ゲームの世界のヒロインだから。 でもヒロインが持たなかった裏社会で生きる術を持っていて、もとのストーリーから離脱しつつも結末は同じにしようとしているので、なんだかいろいろ前世で知っている展開と異なることが起きている模様。 守られるだけじゃない、強い女の子は好きですか? ゲームの世界へ転生も大丈夫でしたら、ばっちりお好みの作品だと思います。

かえで子ども食堂

子ども食堂が必要とされないくらいになればいいのに

かえで子ども食堂
野愛
野愛
8ヶ月前

こんなお店が増えてほしいけど、こんなお店を必要としない子どもたちが増えてほしいとも思う。 離婚して職を失って、疎遠だった父親のもとに帰った主人公・楓。 無愛想で家庭を省みることのない人だったのに、いつのまにか子ども食堂を営んでいた。 子どもたちと触れ合うことで元気を取り戻しながら、それぞれの家庭の問題や父親との関係と向き合っていくお話。 明るくてほのぼのしている作品だけど、偏食にモンスターペアレンツ、ひとり親世帯やヤングケアラーなど、今まさに起こっている問題も描かれている。 子ども食堂があるからまるっと解決なんてことは現実には起こり得ないだろうけど、大人も子どもも寄りかかる場所やひと休みする場所があるだけでも救いになるんだろうな…と思う。 この作品のように、泣いたり怒ったり悩んだりしても優しい自分に戻れる世界であってほしい。

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