コロナ禍でマスクが必須になったことを活かした新解釈口裂け女譚という感じで面白いです。あらすじとしては進学をきっかけに生まれ故郷の島を離れた主人公でしたが大怪我をした妹を看病する為に帰ってくることになります。しかしコロナ禍を経た島の様子がおかしくなっていることに気づいていく…というサスペンスホラーです。絵が上手いので化け物の描写が本当に怖いところが好きなんですが、でも人間も怖い系の話でもあると思うので続きが楽しみです。特に1巻のラストが不気味なのでとりあえずダマされたと思ってそこまで読んでみて下さい!

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この世界の片隅に

漫画と映画を久しぶりに見返した!

この世界の片隅に
かしこ
かしこ

2025年のお正月にNHK広島放送で映画「この世界の片隅に」が放送されたのは、今年で原爆投下から80年が経つからだそうです。この機会に私も久しぶりに漫画と映画をどちらも見返してみました。 やはり漫画と映画の一番の違いはリンさんの描き方ですよね。漫画では夫である周作さんとリンさんの関係について触れられていますが、映画ではありません。とくに時限爆弾によって晴美さんと右手を失ったすずさんが初めて周作さんと再会した時に、漫画ではリンさんの安否を気にしますが、映画ではそれがないので、いきなり「広島に帰りたい」という言葉を言い出したような印象になっていました。映画は子供のまま縁もゆかりもない土地にお嫁に来たすずさんが大人になる話に重点を置いているような気がします。それに比べると戦時下無月経症なので子供が出来ないとはっきり描いてある漫画はもっとリアルな女性の話ですよね。だから漫画の方が幼なじみの海兵さんと2人きりにさせた周作さんに対して、あんなに腹を立てたすずさんの気持ちがすんなり理解することが出来ました。個人的には男性達に対してだけではなく、当時の価値観で大事とされていた後継ぎを残せない自分に対しての悔しさもあるのかもしれないと思いました。けれどもあえて女性のリアルな部分を描きすぎない選択をしたのは、原作である漫画を十分に理解してるからこそなのは映画を見れば明らかです。 久しぶりに漫画と映画を見返してどちらも戦争が普通の人の生活も脅かすことを伝えているのはもちろん、すべてを一瞬で無いものにしてしまう核兵器の恐ろしさは動きのある映画だから強く感じた喪失がありました。そして漫画には「間違っていたら教えて下さい 今のうちに」と巻末に記載されていることに初めて気づきました。戦争を知らない私達が80年前の出来事を想像するのは難しいですが、だからこそ「この世界の片隅に」という物語があります。どんなに素晴らしい漫画でもより多くの人に長く読み続けてもらうのは大変なので映像化ほどの後押しはないです。これからも漫画と映画どちらも折に触れて見返したいと思います。

野球で話せ

漫画で話せ

野球で話せ
かしこ
かしこ

何を隠そう私も自分の描いた漫画を第11回青年漫画賞に応募していたのです。とはいえ私は記念受験のようなものなので箸にも棒にもかからないのですが…それでも言わせて下さい、私のライバルって中原とほるだったのかよ!!と。いや〜でもこれは完敗です。だって全編を通して「漫画を描くのが楽しい」って感じだったじゃないですか。働きながら漫画を描くのは大変です。やりたいことがあるのは幸せだけど、休みの日なんかに一人で引きこもってコツコツ描いてると「誰にも求められてないものをこんなに一生懸命やって何になる?」と虚しくなります。それよりも情けないのは描きたいから描くのではなく「漫画家になりたいから描いている」という気持ちのブレが起きてしまうことです。それでは本末転倒なのです。だからこそ作中で叔父さんが言っていた『表現を続けなさい』というセリフに胸を打たれて勇気づけられました。それは連載デビューを経験された後も医師として働きながら投稿を続けられたご自身に対しての言葉なのかもしれませんが、私もこんな風に漫画と向き合いたいと思わされる姿でした。いつか私の漫画を中原さんに読んでもらいたい。漫画で話したいです!

ダイヤモンドの功罪

最新話で綾瀬川が覚醒したぞ!!

ダイヤモンドの功罪
かしこ
かしこ

最新話でついに!綾が覚醒をしましたね!エヴァで言うところの覚醒と同じ意味なので心配ではありますが、これから益々タイトル通りの「功罪」っぷりを発揮してくれることでしょう。 ということで単行本を読み返してみました。運動神経だけではなく、身体能力、そして頭脳と、スポーツをする為の全てに恵まれた小学5年生の綾瀬川。U12の日本代表でもエースに選ばれ、他の代表選手からも「俺の世代にはずっとコイツがいるんだ…」と恐れられる程の逸材っぷり。しかし綾瀬川の本心は只々みんなと楽しく野球がしたいだけ。そう、綾本人も自分の才能に傷ついているのです。でも誰もそれを知らない。いてもイガくらいかな? 私は野球に関して全くの無知なんですがそれでもハマるのは、これが「才能」の話だから。やはり圧倒的な才能は人を翻弄するんですよ!!恐ろしやです。 日本代表の並木監督があのまま綾の面倒を見てくれたらよかったけど、このまま足立フェニックスで限界まで投げ続けたらプロになる前に選手生命が絶たれそうで心配ですね。ストーリーの冒頭で何回か高校球児になった綾が出てくるけど「この試合で壊れてもいい…!」と言ってたのが気になる。それがどういう意味なのか。やけっぱちなんだろうか。今のところ理解者になりそうな人が大和しかいないけど、東京と大阪で距離もあるし、大和もプレイヤーになりたそうだし、どうなっちゃうんだろう…。 将来は大谷さんのようになってくれたらいいのにな〜と思うのも綾にとっては大きなお世話なんだよね。とにかくハッピーエンドであってくれ!!と願いながら読んでます。

ぼくらの夏が裂けていく 1巻
ぼくらの夏が裂けていく 2巻
ぼくらの夏が裂けていく 3巻
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虐殺ハッピーエンド~蒼の章~

虐殺ハッピーエンド~蒼の章~

家族に虐待を繰り返す義父を殺害し、少年院に入所することになった青年、湊蒼(みなと あお)。しかし、守ったはずの妹は苦しみの果てに自殺し、姉の朱音も行方不明であることを知る。とある神社にたどりついた蒼は、残された唯一の希望である姉の無事を願い、そのためなら「なんでもする」と神に誓うが…。大ヒットパニックサスペンス「虐殺ハッピーエンド」。その新章がついに開幕―――。

償い魔法少女カレンザ

償い魔法少女カレンザ

いじめで死んだあの子を「取り戻せ」 年齢を偽りガールズバーで働く女子高生・ヒナ。彼女がお金を必要とする理由、それはいじめで死んだ親友を救えなかった「償い」であった。しかし026と名乗る男と出会った事をきっかけにヒナは「魔法少女」へと変身する。街に蔓延る「異界の徒」を倒す度に、死んでしまったユキの体の一部分が蘇る事を知ったヒナは希望を見いだすものの、同時に自分の体の一部が失われている事に気付き、絶望する―― 『不能犯』『虐殺ハッピーエンド』など数々のセンセーショナルな作品を生み出し続ける宮月新最新作。

懲役一善 ~社会のゴミですけど感謝してくれますか?~

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関東第8刑務所に収容された重犯罪の受刑者15人は、とある実験の対象者となる。現職の刑事でありながら殺人罪に問われた楠も実験成功の報酬として得られる「完全釈放」を手に入れる為、そして殺人が冤罪であることを証明するため、実験に参加するが...「不能犯」「シグナル100」「虐殺ハッピーエンド」の宮月新が贈る、新社会派パニックサスペンス!

救い給え、殺り給え

救い給え、殺り給え

両親に先立たれ、孤独に生きてきた少女、灰谷雫は、ある日謎の男に出会う。その男は「100人の魂を天国に送れば、両親を生き返らせることが出来る」と言うが…?「不能犯」「シグナル100」の宮月新が描く、人間の罪と罰を問う新感覚サスペンス!!

去勢転生

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男は全員クズ野郎、男は全員殺すべき!! 最愛の恋人をレイプ魔によって犯し殺された男・姉崎悟は、復讐の鬼と化し幾人ものレイプ犯の「性器」を切断し殺して殺人罪により死刑となる。しかし、絞首刑で死んだはずの悟は、ある「異世界」に飛ばされて…?「シグナル100」の宮月新が描く問題作、第1巻!

不能犯

不能犯

数々の変死事件現場にあらわれる謎の男・宇相吹正。しかし、誰も彼の犯行を証明することができない。人は彼を、犯罪を実証することができない容疑者「不能犯」と呼ぶ…。憎悪、嫉妬、欲望そして愛……宇相吹は依頼人の歪んだ思いに応え、次々と人を殺めていく…。戦慄のサイコサスペンス開演!!

シグナル100

シグナル100

【実写映画化!!電子限定おまけとして、登場人物の「前日譚」描き下ろし2Pを巻末に掲載!】歩く、食べる、笑う、泣く。そんな、当たり前の「自由」が「死」につながる…100の「自殺暗示催眠」を掛けられた高校生たちの、絶望デスゲームが始まる!!!!

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