終末のノスフェラトゥ

「不死者」を巡る中世バトルファンタジー

終末のノスフェラトゥ
mampuku
mampuku
1年以上前

「Fate/Zero」「タブー・タトゥー」の真じろう先生、圧巻のダーク&グロ&ファンタジー。相変わらず絵がめちゃめちゃかっこいいです。 「ノスフェラトゥ」といえば一般的には吸血鬼のことを指しますが、本作に出てくる不死者はまさかの○血鬼!?という意外過ぎる設定で、1話目からどんでん返しで楽しませてくれます。 さて表紙の主人公。赤髪で、少女性をギリギリ残した感じのバトルヒロイン、激しくツボです。「終末のイゼッタ」「Re:CREATORS」「天元突破グレンラガン」少し大人ですが「戯言シリーズ」の哀川潤もいいですね。

月曜日の友達

amazarashi×阿部共実

月曜日の友達
にわか
にわか
1年以上前

今更ですがなかったので! コラボ楽曲「月曜日の友達」のリンクです。 https://www.youtube.com/watch?v=fodRoRdDSug これ阿部共実がamazarashiが好きで過去楽曲使用をオファーしたら、amazarashiから「いい話なんで、書き下ろしますよ」って逆オファーされて、できた曲みたいですね。そう考えるとなんか面白い。 作品タイトルが楽曲名というと「ソラニン」を思い出しますね~

月と太陽の17歳

『月と太陽の17歳』米代恭 モーニング・ツー9号(2017)

月と太陽の17歳
名無し
1年以上前

『あげくの果てのカノン』の米代恭の読み切り。 先生と付き合っている女の子の話。タブーに踏み込みつつ良い感じの話にまとまるかと思いきや、全てひっくり返してくる展開はさすがという感じだった。 後ろめたさのようなモノを殆ど感じさせずに、恋の純粋で綺麗なトコロと、汚れをうまく拾い上げているところが好き。

なんてことないふつうの夜に

ふつうの延長線にある、ちょっと不思議な話

なんてことないふつうの夜に
にわか
にわか
1年以上前

普通の日常の延長線上に、こんな不思議な世界もあるんじゃないかと思わせる良作短編集。 中でも2.5次元胃袋が記憶によく残っている。閉店間際の中華料理店に一人のOLがやってきて、10人前くらいの料理をオーダーをして……という話。タイトルで察せるかもしれないが、かなり奇天烈でメタ的なオチとなるが、なんだか不思議と違和感がない。ああ、そういう話なんだなとするっと入ってくる。オススメ。

ドミノキック 並べられたドミノをキックしたらどうなるのかしら?

やっちゃいけないことほどやりたくなる

ドミノキック 並べられたドミノをキックしたらどうなるのかしら?
にわか
にわか
1年以上前

めちゃくちゃアホ。そこが楽しい。「やっちゃいけないことほどやりたくなる」を本当にやっちゃう変態お嬢様とそれをフォローする執事の話。 昔、自分もお葬式のときに遊戯王カードを弄っていて、死者蘇生とか浅すぎた墓穴とかのカードを持ってきて、親に読ませようとしていたらしい。覚えてないからわざとじゃないとは思うけど……。それを自分で大声で読み上げちゃうのが、このお嬢様! 全二巻とダレないうちに終わったのも高評価!楽しいよ!!

別式

コメディックだが、本格的な「別式」漫画

別式
にわか
にわか
1年以上前

変態ゼミナールの作者TAGROによる女性剣士「別式」の漫画。 別式とは諸藩の奥向き(幕府でいう大奥)で活動した女性指南役を指す言葉で、江戸時代には実在していたもの。そんな、これまで見向きもされてこなかった題材をキャッチーな絵柄で上手く話に落とし込んだ作品。 変ゼミに見られる凄まじい変態感は絶妙な具合に抑えられていて、作中に上手く溶け込んでいる。また、時代が時代なだけあり、紹介などではコメディが強く押し出されているが、内容はかなりシリアス。全体としてみると重たい話となっている。また、重たいだけでなく、物語の筋がしっかりと面白いから引き込まれること間違いない。期待の作品

鮫島、最後の十五日

命を燃やして書かれた相撲道

鮫島、最後の十五日
にわか
にわか
5ヶ月前

バチバチで積み重ねてきた主人公の相撲を最期で書き切ろうとする意志の籠もった作品。気持ちのいいところを書くだけでなく、相撲というものの過酷さや苦痛を真摯に描いて、バチバチという漫画を完全燃焼させようとした所がハッキリと見える。読んでいて辛くもなるが、その誠意には感服するしかない。 途中までしか読めていない状態で、作者が亡くなったことにより、どのような結末となるかはわからないが、最後まで命を懸けて描かれた一人の男の姿をしっかりと見届けたい。

ワンパンマン

昔ジム仲間が言っていたことは本当だったな

ワンパンマン
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

昔トレーニングにハマって体を鍛えるのが趣味で、ジム通いをしていた。 最初は順調で記録もどんどん伸びて楽しかったんだが、ある時伸びなくなってジムにいた超強いトレーニング仲間に「どうやったら記録が伸びるんですかね?」と聞いた時に発言が「トレーニングをハゲるまでやれ。強い奴はみんなハゲてるだろ」という解答を受けたのを読んで思い出したよ。

私家版鳥類図譜

鳥をモチーフに描かれる異界

私家版鳥類図譜
にわか
にわか
1年以上前

鳥から連想されるイメージが諸星大二郎の描く世界と化学反応を起こすと、こんなにも不思議な世界が出来上がるのかと驚く。 個人的には、屋上に巨大なカラスを見かけ、探す話が印象深い。カラスから想起される「死」や「恐怖」のイメージと少年たちの大きな鳥に対する「未知」への好奇心が、とある結末へと向かっていくというもの。いい意味で予想から外れた展開となった。やはり特殊な空間を書く能力を諸星大二郎は持っている。

未来日記

日記でデスゲーム

未来日記
にわか
にわか
12ヶ月前

一巻発売時にたまたま手にとって、ワクワクしながら読んでいた作品。 そんなに昔のことじゃないのに、主人公の未来日記がガラケーなのに時代を感じてしまう.... 異能力デスゲームものの中でも強烈な個性のキャラが立っていた。伏線も色々と張っていて、展開を予想するのが楽しかった。いま考えても日記を題材にして、デスゲームをやるという発想はスゴイ。繊細な作品とは言えないかもしれないが、発想と新規性をのある漫画だったと思う。

夢の温度

南Q太の隠れた名作「夢の温度」

夢の温度
かしこ
かしこ
1年以上前

中学生の妹・はる、高校生の兄・あき、それぞれの恋愛を描いた物語です。この漫画の主要人物は全員美男美女だし、もちろん恋愛の話なのですが、あまり胸がキュンキュンするような感じではありません。でもすごく希望があるんです。こんな人っていてくれるんだ、こんな夢みたいなこと起こるんだ…って思わせてくれます。

うさぎのまんが

このマンガの口コミを書ける幸せ

うさぎのまんが
かしこ
かしこ
1年以上前

吉本ばななさんの小説のカバーなどを描かれている方のエッセイマンガです。 旅の話、病気のネコを拾った話、お兄さんが失踪した話…。決してハッピーな話ばかりじゃないけど、MARUUさんは生きることに対してのタフさがあるから大丈夫読んで!吉本さんが巻末エッセイを寄せていらっしゃるのですが「セクシー」とはその力強さのことを言うのかもしれないと私は思いました。 マンガもイラストも、文章もとにかく素晴らしい方なので↓も見ていただきたいです。 http://maruu.illust.jp/

ワカダンナ

広く読まれてほしい江戸の人情モノ

ワカダンナ
かしこ
かしこ
1年以上前

リイド社といえばゴリゴリの時代劇マンガのイメージがあったのですが、こちらは映画でいえば「雨あがる」とか「たそがれ清兵衛」のような作品になります(武士は出てきませんが…)。 表紙はほんわかしているけど、キャラクターは浮世絵のような美男美女ばかりだし、ストーリーはどれも秀逸。なんせコマ割りが完璧!本当にゾッとしたし、グッとくる。名手が描く「市井の人々の暮らし」は、このうえなく素晴らしい。

ib -インスタントバレット-

少年少女、みながおかしい

ib -インスタントバレット-
にわか
にわか
1年以上前

世界を滅ぼすほどの「悪意」の魔法-ib-を持つ少年少女の物語。それぞれがそれぞれの理由で世界を滅ぼそうとする、そんな能力者同士の駆け引きと、徐々に判明していく人々の裏の顔が面白い。 個人的に、厨二病設定全開であるが、物語がしっかりしているため読んでいて引っかかりを覚えない。良い漫画

FLIP-FLAP

魔性の『ピンボール×ラブコメ』漫画

FLIP-FLAP
にわか
にわか
1年以上前

最近では「金剛寺さんは面倒臭い」の単行本化もした、とよ田みのる先生の短編。ピンボール×ラブコメというニッチな題材であるが、非常に面白く、上手にまとめている。 あこがれの山田さんと付き合うために「ピンボールのハイスコア」更新を目指して、ピンボールを始めるところから、その魅力にハマるまでの描かれ方がキャッチー。それまで行ったことのなかったゲーセンという未知の場所で色々な人との縁を繋いでいくのも見どころだ。 私は読み終えたとき、あまりにもピンボールをやりたくなって、高田馬場にあるゲーセン「ミカド」へ走った。山田さんはいなかった。 にしても全一巻でこれほどの物語を仕上げるのは流石だなぁ。。。

罠ガール

山知識満載 山賊ダイアリーと合わせて読みたい

罠ガール
mampuku
mampuku
1年以上前

 女子高生が罠を仕掛けてイノシシをつかまえたりする漫画です。ゆるキャン△のようなレジャーものと違って自分でやってみようという気は起らないところがキャッチーではないですが、雑学的な感じで楽しめます。  1巻の最後でつかまえた鹿を自分たちで解体して食べるくだりはとてもいい話でしたね。銀の匙もそうですがこれも食育ですね。  ところでニュース番組でみたことあるカゴの罠ってめっちゃ高いんですね…

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