擬態人A

難民エイリアンの地球潜伏記

擬態人A
名無し
9ヶ月前

ちょっと寄生獣のミギーを思い出した。感情のないエイリアンが地球人の生活に馴染むことなんてできないだろうと思ってたら、ご飯の美味しさに感動してたり意外と可愛いとこあるじゃんと和んだ。虐待されてた子供を助けたり実はすごくいい奴なのかも。子供の親は殺しちゃったけど…。まだ地球に馴染んでないエイリアンが子育てもしていくのかな?続きが楽しみ。

星野くん、したがって!

理不尽な美少女に翻弄されたい人へ #1巻応援 #完結応援

星野くん、したがって!
兎来栄寿
兎来栄寿
10ヶ月前

『富士山さんは思春期』『猫のお寺の知恩さん』『君は放課後インソムニア』などでお馴染みのオジロマコトさんがマンガを担当し、原作は男女のお笑いコンビであるパーパーのほしのディスコさんが担当している異色のコラボ作品です。 世の中には、理不尽な要求をしてくる異性がいます。側から見ていると、その理不尽さがエスカレートしていくと嫌悪感を抱いてしまったり引いてしまったりしてしまうのですが、しかしそうした要求に振り回されることを是とする人もいます。 本作はそんな「ヤバい女に振り回されることに快感を覚える人」向けのマンガと言って良いでしょう。 野球部の雑用である星野くんと、不思議な転校生の山田さん。もう、山田杏奈にも負けてないキャラの強い山田さんです。私は基本的に黒髪ロングストレートヒロインは推したい性質なのですが、山田さんはちょっと突き抜けすぎていてそういう対象ではありません。 「おもしれー女」を超えて、モラル的にどうかという域まで達しており、最初の数話を読んだときには山田さんを好意的に思える人は限られた嗜好の持ち主のみではないかと思います。 それでも、中盤のとあるエピソードで提示される鞭鞭鞭からの飴。これは、劇毒ですよ。特に彼女を作れたこともない野球部男子や、中高一貫でほとんど女子に触れ合ってこなかった東大理Ⅲの男子などにこういうことをしたら、間違いなく確殺です。国際法で禁止された大量破壊兵器であり、発売前から禁止カードです。捻じ曲がりますよ、生涯いろんなものが。最終話の星野くんが1ページまるまる使って呟く7文字に見る拗らせようたるや。 この辺りのシーンでは、オジロマコトさんの絵の魅力がものすごく効いています。 個人でははみ出がちな凸と凹が、ふたり合わさることで生まれる化学反応。まさに、漫才やコントのような面白さがマンガで再現されています。 ただ、後半の展開に通常のからかい系ラブコメ的な何かや、すべてを覆すエクスキューズを求めてしまうとカテゴリーエラーなのかなと。 アクの強さが故に広くお薦めとは言えませんが、理不尽さに屈服することに快感を覚えられるには推したいです。 1話試し読みだけだと作品の真価が伝わらないですし、1巻完結なのでとりあえず買ってカバー下まで読むことをお薦めします。

炊くんの生きのびごはん

ごく普通だからいい

炊くんの生きのびごはん
野愛
野愛
10ヶ月前

SEほど激務じゃないけど仕事終わったあとに凝った料理なんか作れない。気を抜くとコンビニとか外食とか続いちゃう。でも野菜とかお米とかちゃんとしたもの食べたいし作りたい。 みたいな、ごく普通の人にちょうどいいレシピを教えてくれる作品。 激務と暴食で体壊したSEの炊くんが、簡単で時短でバランスのいい食事をできるだけ作るお話。 オタリーマンでおなじみのよしたにさんの作品なので、主人公はほぼよしたにさんな気がする。 いいやつではあるがちょっとめんどくさかったり卑屈だったり、人から頼られるのはまんざらでもないけどめちゃくちゃ頑張るのも嫌だし……っていう、よくいるタイプの人。 こういう普通の人(文句も言うしオーバーリアクションでもないそこそこいい人)が普通のご飯食べてるのがいちばんいいんだ。いちばん生活を感じるんだ……。 目新しいレシピではないけど、これくらいならやってみるか〜みたいな気持ちになれるのがいい!

はらぺこさんぽ

はらぺこさんぽシリーズ化

はらぺこさんぽ
名無し
10ヶ月前

前作の読み切り「東京はらぺこさんぽ」の続編がシリーズ化。 タイトルから東京が取れたということは…さっそく作者の地元・福岡で出会ったカフェでの出来事が描かれます。 こんなドラマみたいな、夢みたいな、そんなことが一日に一気に(しかも誕生日に!)起こるなんて、この人のことは死ぬまで忘れないだろうなーと思います。後編も楽しみ。

キミよ轟け新聞部

可もなく不可もなく

キミよ轟け新聞部
名無し
10ヶ月前

キャラと話はありきたりで、新聞部長の髪のお団子が野暮ったく、言葉遣いも少し痛く感じた。 世の中にはお団子ヘアやそういう言葉遣いの魅力的な男キャラ達も存在するが、それらの属性がぴったりとハマる魅力的なキャラを描くことはけっこう難易度が高いのかもしれない。 この作品は特に面白くもないけれど、特におかしなところや分かりにくいところもなかった。 そのレベルのものが描けるところまで来れない人もとても多いので、やめたら絶対勿体ないから、これからも描き続けてほしいと思った。 この話がもし面白くなるとしたら2話以降だと思う。

女甲冑騎士さんとぼく

オタク、女甲冑騎士と出会う「最新話の感想」

女甲冑騎士さんとぼく
名無し
10ヶ月前

ひょんなことからオタクが女甲冑騎士さんと同居することになるマンガ。ガシャガシャと鎧を鳴らしながらアパートの部屋に上がり込む女甲冑騎士さんのプレゼンスがデカい。ややこじらせ気味のオタクと真っ直ぐすぎる騎士さんのコントラストが映えますね。 https://comic-ogyaaa.com/episode/4855956445048963659

珍獣のお医者さん

犬猫意外の動物ってどれくらいいるのだろう。

珍獣のお医者さん
Pom
Pom
10ヶ月前

犬猫以外の動物をエキゾチックアニマルということを知った。そこで働く獣医師をエキゾ獣医と呼ぶ。 亀の甲羅が割れてしまった所にサランラップを使用したり、家庭にある物が意外に沢山使われているのも驚きでした。 私は、蜘蛛は絵だけでもちょっと苦手意識があったのでそこだけは申し訳ないと思いつつあまり詳しく読めずだったのですが、、 ミニ豚のあげ太郎くんのお話は、私達が安全に安心して食事をとることが出来ることは当たり前ではない、全て繋がっているんだな尊い命なんだ。と考えさせられました。 言葉が喋れない動物達の治療に対してどれだけの知識、想像力が必要となるのだろうか。。

ガーリッシュハードパンチ

ガーリッシュハードパンチ #推しを3行で推す #読切応援

ガーリッシュハードパンチ
名無し
10ヶ月前

・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ …トゥルーエンドかー… ・特に好きなところは? ①主人公「吉田薫」の繊細さ ②キーパーソンの名言(直接ご自身の目で確認してください=お察しください) ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 本作(前編/後編)がトゥルーエンドに終わってしまって「惜しい」と思いました…前編/後編をエピソード0にするなどして時間がかかってもいいから連載化してほしいです!!

冥土の黒子さん

ホラー感は無かった

冥土の黒子さん
名無し
10ヶ月前

ホラーコメディと書いてあったけど、ホラーを意識して描かれているところは特に無かった気がする。あのインパクトしかない黒子さんの見た目からどんなドタバタ展開があるのかと思いきや、いざ取り憑かれても二人の間でこれといったコミュニケーションも無く(黒子だから?)、今ひとつ盛り上がりに欠けているかな…そういう意味ではこの先どういう話になっていくのかは気になる。

100年の経

小説家がいなくなった未来で #1巻応援

100年の経
兎来栄寿
兎来栄寿
6ヶ月前

AI関連の議論を見ない日はないというほど、世間にAIが浸透している時代がやってきました。地続きの現実を生きていると実感が薄いですが、今や小学生でもAIを使って作文やデータ解析ができる時代です。自分の子供のころを思うと、『ドラえもん』で夢見たような未来の一端が実現されていると言えるでしょう。 ただ、テクノロジーの進歩が輝かしく照らす道の端には、その陰で失われていくものもあります。多くの職業がAIによって代替され消えていくのは必然で、人類の歴史上でも繰り返されてきた出来事です。 この物語は、余命1年を宣告された売れない小説家・菅井櫓を描く物語です。コールドスリープをした100年後の未来では、彼の作品が21世紀のベスト10に選ばれており国中が彼の新作を心待ちにしているという状態でした。 生成AIを利用して小説を書く「呪言師(ソーサラー)」の台頭により小説家を含む物書きがいなくなってしまってしまった世界を舞台に、創作の意義や様態にまつわる問いかけがなされていきます。 また、この物語を牽引するのはヒロインの更科結衣の存在です。自分の作品を処女作からすべて読んで愛し、生きる糧にしてくれていた女の子。櫓は、他の誰のためでもなく彼女のために小説を紡ごうとします。コールドスリープして100年経った世界には普通に考えれば結衣がいるはずはないのですが、直筆の手紙が届いたことで存命の可能性があると解り、彼女にまつわる謎と彼女との関係性という部分も本作のポイントとなっています。 小説がテーマになっている作品らしく、「経」と書いて「たていと」と読ませるタイトルから、作中で櫓が発するさまざまな言の葉まで文学的な表現に溢れているのも特徴的です。 「一流の文学者なんてのはもっと残酷な人種であるはずだ。彼らは、青春期の若者たちに一生彼らの心臓を掴んで離さない鮮烈なトラウマを、いかにして植え付けようかと苦慮するような人種であるはずだ。文学の持つ毒を、持てる限りの文才で、いかにも12月の針葉樹のように美しく飾り立てて…」 「インクの木になった果実でお腹を満たしたい」 といった表現は好きです。私も、電子の海に漂って生きながらも槙島聖護のように紙の本を愛し続けていくことでしょう。 ミケランジェロの言葉や『ソクラテスの弁明』を引用して、創作における芸術家の役割は実は本質的には変わっていないのではないか、と考える節など芸術の根幹に触れる部分は特に興味深く、AIが隆盛を極めていく時代にあって今一度向き合っていきたいテーマに歴史を俯瞰しながら正面からぶつかっています。その上で、AIには成し得ない、AIを超える創作をしようとする姿が堪りません。 純粋な小説家との仕事をする機会が失われた編集者ニールセン・叶エが、ノウハウもまったくない状態で初めての作家とのやり取りに苦慮するのも面白いです。AIによって現代よりも圧倒的に大量の物語が作られるようになった時代であるなら、その良し悪しもまた人間ではなくAIが判断するようになっているはずです。編集者という仕事は名前は同じでも仕事内容は大きく変わっていそうで、他の編集者がどのようなことを行っているのか気になります。 自動運転車は当然実用化されているとして、SF好きとしては端々に登場するであろう未来ガジェットの数々にも興味津々です。 小説の、創作の、創作者の未来に肉迫しようとする意欲作。物語を愛するひとりの人間として、目が離せない作品です。

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