こういう問いというかテーマはマンガでもありがちと思いますが、この作品に出てくる主人公（病気で恋人に先立たれてしまう男）が出した答えは、他の漫画とは一線を画すものではないかなと思いました。
その答えというものは基本的には一貫しているものの、生前の彼女との会話のなか、いざ彼女が死んでロボットと対面してから、さらにそれから時間が経ったあとなど、その間の複雑に揺れ動く感情の描写がとても繊細で、すごいと感じました。
いま最も今後に期待したい作家さんです。