
死ねないなら生きるしかほか無い
「逃げ」に究極が「自殺」じゃあその自殺という選択肢が奪われたら? 本の名前が病み過ぎな名前と真逆で自殺をする物語ではなく 今まで自殺を繰り返してきた人間が無人島で本気で「生きる」ということが描かれた漫画。 失ってから気づく食料の有難み。 安全の有難み。 秩序の重要性。 仲間と畑を造り、狩りをして、 眼の前で死んでいく人のリアルのそれを感じて 「生きる」をテーマにした物語。 主人公 セイ 愛犬 イキル 彼女 リヴ 名前の由来も「生きる」からきている。 生きることの大切さを失った人にはぜひ読んでほしい。
刺激的なタイトルで残酷描写もありますが、
テーマは『生きること』と前向きで
見事に描き切ったと思います。
生きることから逃げていた若者達が協力し合い、
ぶつかりながら、成長し、生き抜く。
作者らしいサバイバルのウンチクもあり、飽きませんでした。
好きなキャラはスギですね。
グループの知恵袋で大人。
悪夢に悩むケンを釣りに誘い、諭す所はグッと来ました。
後、ボウシは最初『永沢君ボイス』で脳内再生されるくらい
嫌な奴だったのに、武器製造で覚醒するのには
驚きました。
ぶっちゃけ、主人公のセイより凄いのでは?と思いました。
不満点はトモの問題がスルーされたことと、
リョウの死ですね。
トモの性同一性障害というのはデリケートな話過ぎて
巧い落とし所が無かったのか、救出後は目立たなくされましたね。
セイから親友と言われるぐらいだったのに。
リョウは生きていて欲しかったです。
ミキが可哀相だし。
島が解放されたら、彼は一度、島を出て恋人を失った
交差点に行くだろうけど、気持ちの整理を付け、
島に戻ったと思う。
そして、ミキの気持ちに応えたんじゃないかな。
そうあって欲しかった。