2-3巻、ウクライナ編の感想
ロシア-ウクライナの戦争が長期化する中。これを読めてよかった。無論作品当時からは状況変わっているのであろうが、歴史的に何があったのか、日本とのシンパシー、それらのひとつの視点を得られた。八田百合のチセイはここでも縦横無尽に発揮される。作者に感謝。
イギリスに本社がある企業に地政学リスクコンサルタントとして勤める八田百合。彼女の仕事は、地政学に基づいた知性と、ちょっとの荒技で世界中の事件を解決すること。そんな彼女に依頼を出してきたのは、ミャンマーにある日本の企業だった…。
序盤を読んだだけですが、「八田のチセイにおまかせを」がとっても気に入りました。
知性と地政をかけてるのでしょう。(主人公の八田百合は地政学リスクコンサルタント)
紛争の背景は、人間心理的な部分や経済的なこと、文化的な差異、さまざまあるんだなと、勉強になります。やや難しい設定もありますが、多少すっ飛ばしても、彼女の快活なキャラクターと心身両面の強さのおかげで痛快に読めます。国際情勢、経済、社会、あたりに関心ある方にはすごくおすすめです。