4.0
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いったいいつの時代の話かわからなくなる、耽美的な絵柄。
でも宵子さんがいる雰囲気には、この絵柄が合っていると思う。
偶然、自称怨霊の宵子と出会った大学生の華。
未練を果たせば成仏できるかもとのことで、手渡された煤けた絵画のキャンバス。
怨霊とは思えないほど、素敵なお姉さんの宵子さんに、こちらも目を惹かれてしまう。
素敵なお姉さんだけどやはり怨霊のせいか、さらっと、呪いにかかったから死ぬだの、内側から恨みや憎悪が吹き出してくるだの、怖いことを言ってきてくれる。
そこがまた魅力的に思えてしまうんだけれども。
少しずつ明らかになっていく、宵子さんに起きたこともまた興味深い。
焼夷弾ということは、彼女は戦中を生きた人でいいんだろうか。
怨霊でもおしゃれな宵子さん。
宵子さんを失うのが怖い華。
これから、どういう展開になるんだろう。