あらすじ『あなたは私の呪いにかかってしまった…死ぬわ』やりたいことも、夢もない大学生の華。ある日、自称“怨霊”の宵子に出逢い、告げられたのは――宵子の呪い。華は呪いを解くために、成仏を手伝うことに! 修復された絵画を目にした華は、宵子の過去の記憶を辿ることに―!? 記憶の中の宵子に、華はより惹かれていく―…。
いったいいつの時代の話かわからなくなる、耽美的な絵柄。 でも宵子さんがいる雰囲気には、この絵柄が合っていると思う。 偶然、自称怨霊の宵子と出会った大学生の華。 未練を果たせば成仏できるかもとのことで、手渡された煤けた絵画のキャンバス。 怨霊とは思えないほど、素敵なお姉さんの宵子さんに、こちらも目を惹かれてしまう。 素敵なお姉さんだけどやはり怨霊のせいか、さらっと、呪いにかかったから死ぬだの、内側から恨みや憎悪が吹き出してくるだの、怖いことを言ってきてくれる。 そこがまた魅力的に思えてしまうんだけれども。 少しずつ明らかになっていく、宵子さんに起きたこともまた興味深い。 焼夷弾ということは、彼女は戦中を生きた人でいいんだろうか。 怨霊でもおしゃれな宵子さん。 宵子さんを失うのが怖い華。 これから、どういう展開になるんだろう。