■12巻まで読了
ルイを“分かち合った”レゴシ。読みながらぶっ飛びすぎててなにやってんの感があったが、のちの大人たちの困惑ぶりとルイの吹っ切れっぷりを見比べて、あぁ青春ってこんなにも視野が狭くて危なっかしくて、大人になると忘れてしまうものなのかと
アニメも大好き
草食動物と肉食動物が住まう世界。 仲良くしながらも、目に見えない亀裂がある中、草食動物が食べられるという大事件が起こる学校を舞台に日常や恋愛を描きながら、犯人探しへと展開していくのが面白い!! アニメも全て見たけど面白い⭕️
■12巻まで読了
ルイを“分かち合った”レゴシ。読みながらぶっ飛びすぎててなにやってんの感があったが、のちの大人たちの困惑ぶりとルイの吹っ切れっぷりを見比べて、あぁ青春ってこんなにも視野が狭くて危なっかしくて、大人になると忘れてしまうものなのかと
■全巻読了
社会の在り方に関心がある人ほど、『BEASTARS』という作品世界観と現実の人間社会にアナロジーを見出したくなるかもしれない。草食動物のか弱さを現実のジェンダーギャップに、肉食獣の立場の弱さを現実の人種差別に置き換えて読めばなにかのヒントが得られそうな気がしてくる。しかし結局、『BEASTARS』のあまりに独特でイカれた世界は、ジェンダー、人種、宗教、世代、文明などあらゆる現実の問題とも似ていないために、無理矢理アナロジーに当てはめようとすれば作品が持つ複雑で深淵でどうしようもなく残酷な魅力が狭まり損なわれてしまう。
科学や歴史を信奉し、貨幣に飼いならされているところは我々人間とそっくりだが、最も異なるのは『BEASTARS』の獣たちが理性の存在をそれほど信じていないところかもしれない。
作品のクライマックスでルイは語る。肉食獣は肉を欲するが、その本能は否定されるべきではない。それでも肉食獣と草食動物は共存できるはずだと。ルソーの言葉を借りれば、肉食、草食どちらの特殊意志も保持したまま、獣全体の一般意志を追求できるはずだということだ。ずいぶんと理想主義的だが、少年漫画としては百点満点の締め方といえなくもないか。
肉食獣と草食獣が共存する世界。そこには、希望も恋も不安もいっぱいあるんだ。チェリートン学園の演劇部員レゴシは、狼なのにとっても繊細。そんな彼が多くの動物たちと青春していく動物群像劇が始まる!!
肉食獣と草食獣が共存する世界。そこには、希望も恋も不安もいっぱいあるんだ。チェリートン学園の演劇部員レゴシは、狼なのにとっても繊細。そんな彼が多くの動物たちと青春していく動物群像劇が始まる!!