全部、それらしく説明するのかと思いきや。
2話目で披露した仮説は見当違いだった。
逆に清々しくて、説教じみてなくて、阿加埜さんのめちゃくちゃっぷりが伝わってきて良い。

1人生物学部部員(顧問無し)の阿加埜さん。
教師・久慈に顧問になってもらいたがっている。
ミスコンに選ばれたり、モデルをしていたり、めちゃくちゃ美人なのに、どこか変わっている。

どうして男らしさが必要なのか。
どうして仲良いあの子は私をグルチャで貶すのか。
阿加埜さんは、久慈の悩みについて孔雀やペンギンを例にした類似例を紹介、そして対処案を提示する。

先生が好きだからって、彼女に振られた(むしろお前が浮気だとまで言われた)先生を職からも追い出すんじゃないよ!!

淡々とした表情で、生物学的な長文説明を行い、先生を狙う。
きれいな顔に生まれた悩みを解消しようとして、こじれてしまったんだろうか。

久慈先生もなかなか濃いキャラクターだと思ったけど、ヒロインの阿加埜さんもさらに濃いキャラクターだった。

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