萩尾望都先生の著書でも岡田史子さんの話はありましたが、そこでも孤高の天才として書かれていたのでどんな方だったのか想像できずにいました。村岡栄一さんはデビュー前から付き合いがあり、岡田さんの作品がCOMに掲載されたのも村岡さんとの縁によるものだったんですね。「去年の雪」では村岡さんの目線による、作家ではない1人の人間としての岡田史子さんが描かれていますが、それでもすごく感性の鋭い方だったということが分かりました。とても貴重なエピソードを形にして頂いて感謝です。もっと家族や師匠である永島慎二先生のことを描くつもりだったけど病気によりそれが叶わなくなってしまったそう。単行本の最後にあった村岡さん直筆の「最後まで読んでくれてありがとう」というメッセージに心打たれました。

読みたい
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
麻雀無頼派

麻雀無頼派

新宿を根城にして麻雀で生きている無頼の男、柏木謙二。しかし彼には秘密があった。勝負の世界に身を置き何物にもとらわれずすさんだ街を愛する姿とは裏腹に、彼自身は国会議員の息子として生まれ何不自由することなく育った身であった。ただ一つ“生きる”ということをのぞいて。ギリギリの生の実感、生の意味を追い求めて謙二は今日も麻雀を打ち続ける、いつの日か父を追い越すために。表題作「麻雀無頼派」を含む全5作収録。

風牌伝

風牌伝

戦後ビルマの地で東山大尉ら4人の軍人が冤罪で処刑された。自分たちの子供が成人した時、一堂に会して麻雀を打つことを望みながら。その遺志を果たすために部下であった成宮は東山大尉の息子、東山敬一に会い残る3人を探し出して供養麻雀を打つことを依頼する。成宮老人の願いを受け日本中を旅する敬一。果たして無事に3人を見つけ出すことができるか? 供養麻雀の勝負の行方はいかに? 表題作「風牌伝」を含む全7作収録。

風来の錠 麻雀旅

風来の錠 麻雀旅

日本全国を旅して勝負の世界で生きる流しの麻雀打ち、風間錠。今日は倉敷明日は京都そして浜松大阪と、気の向くまま足の向くまま日本中でその土地の強豪雀士相手に勝負を挑む。新たな相手、新たなルールを求めて錠は旅を続ける。麻雀界のレジェンド灘麻太郎原作。灘本人の経験に裏打ちされた旅打ち麻雀マンガの傑作!

やさぐれ雀鬼

やさぐれ雀鬼

関東一円を取り仕切る神竜組の末娘、神竜夕子。女子高生ながら彼女の背中に入った昇り竜の入れ墨は鉄火場で生まれ育った証。ヤクザな世界の身の上ながら曲がったことは大嫌い。少女たちを食い物にする悪を叩き潰すために麻雀勝負に挑む! 神竜夕子シリーズをはじめとして、若さゆえの暴走、出世と女を賭けた麻雀など人の心の隙と歪みをえぐりだす麻雀勝負の数々!

新宿麻雀物語

新宿麻雀物語

新宿を舞台に繰り広げられる様々なギャンブル勝負、人間模様を描く。大勝したためにヤクザに指を折られた男が、たまたま通りすがった女性に介抱され、彼女の助けを借りて復讐に挑む「一盃口の唄」。地上げにあい、教会の立ち退きを賭けてヤクザとポーカー勝負を挑む「ポーカー神父」。バクチにはまった呉服屋の若旦那が更生に苦しむ「若旦那の話」など全8話収録。賭け事に魅せられた男たちに待つのは救いか、破滅か!?

岡田史子さんの話にコメントする
※ご自身のコメントに返信しようとしていますが、よろしいですか?最近、自作自演行為に関する報告が増えておりますため、訂正や補足コメントを除き、そのような行為はお控えいただくようお願いしております。
※コミュニティ運営およびシステム負荷の制限のため、1日の投稿数を制限しております。ご理解とご協力をお願いいたします。また、複数の環境からの制限以上の投稿も禁止しており、確認次第ブロック対応を行いますので、ご了承ください。