根拠があるわけではなく肌感覚だけどこういうヤバい人が増えたように思う。ついでに肌感覚どころかめちゃくちゃ主観だけどこういうヤバい人のところまではこの作品は届かないし刺さらないんだろうなとも思う。

環境が悪いからといってみんなこうはならんよね〜やってることは最低だから同情はできないよね〜という正論だけ述べて思考停止するのは楽だけど、それじゃ解決にならんよねと思う。だからといって何ができるわけではなく、こういう人に会わないように自衛しよ…という意識だけが高まっていく。
そして世界は分断されていくんだなあ……。

ラストも含めてどう受け止めていいかわからない。後戻りのできないモンスターになってしまった方が生きやすいような気もする。

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野愛さんの意見に激しく賛同します。
「後戻りのできないモンスター」とは無敵の人のことでしょうか…?

言ってしまえばそうです。
この主人公もSNSを通してみればめちゃくちゃヤバい人だけど、普通の人としては生きることができていて(ぶつかりおじさんだけど)善悪の区別も理性もあるから苦悩するんだろうなあと思ってしまいました。
最後にまさに無敵の人が出てくるけれど、案外みんなちょっとの差のところで生きているのかも…と。

アンチマン

ほんとうに、この方向性でいいんだろうか、という不安。

アンチマン 岡田索雲
名無し

いや、すぐれた漫画だと思う。とても。 いろんな人がいろんな感想を書いている。どれも納得できる(できないのもある) 連作『ようきなやつら』の延長線上に成り立ったこの境地を深めていくことをきっと多くの漫画読みが期待するだろう。自分だって読んでみたい。 その一方で、アンチマンを読んだ後に『鬼死ね』や『マザリアン』等の過去作を読んでいたら・・・ある種の寂しさと不安を覚えもした。 つまりは岡田先生のこれまでの漫画に常にあった得体の知れない『広さ』というのが、ふと弱くなっている気がしたんだな。 岡田先生の持っていた語り得ないものが既知の図式というか、言説に回収されて行く感じ。そこを、政治的正しさと切って捨てられないぐらいのうまさや解釈の幅がまだまだある分(たとえば主人公がぶつかり男的行為に及んでいたのは単なる妄想かもしれない等)、なにかモヤモヤが残ってしまう。 この、『面白さが既存の図式や言説に回収されていってしまう感覚』は、本作に留まらず、いろんな漫画に最近感じる。 時代の流れなのか、自分がアップデートできていないだけなのか。 どうなんでしょう?

アンチマン
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ようきなやつら

ようきなやつら

【むかし、どこかに半分置き忘れてきたお化けの魂。ここにあったのか。 京極夏彦】WEB上で話題騒然の岡田索雲妖怪読切シリーズ、待望の単行本化!! 描き下ろしの表題作『ようきなやつら』40P収録!!怪異なのは、この物語か。それとも、我々が生きるこの世界か。

メイコの遊び場

メイコの遊び場

学校に通ったことがないメイコはいろんなことをよく知りません。だけど最近は昼間にいろんな遊びを教えてもらっています。夜はお父ちゃんに頼まれて、知らないおじさんを壊す仕事をします。左目の眼帯を外して……。1973年の大阪を舞台に、眼帯少女が男を壊して壊しまくる残虐エンタテインメント!!

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