甲化人間ハヤシロウ読切3件のクチコミ「お前も学校出たら甲化するんだぞ」──脳を機械の器に移し替え、第二の人生を謳歌する“甲化”。周りがどんどん甲化していく一方、女子高生のマコトはどうしてもその状況を受け入れられずにいた。作品を読む
煩悩放浪記四谷啓太郎読切2件のクチコミ色んな設定の女の子と遊べるお店がひしめく、 男の夢が詰まったこの街に、硬派で寂しい男が二人。 好奇心に誘われ、己が欲に弄ばれながら、 それでも男は進み続ける。 そこにある漢のロマンを求めてーー!!作品を読む
まち子の恋吉田楠央読切1件のクチコミとてつもない美少年が橋から飛び降りようとしていた―――。まち子は、死のうとしていた少年の涙に一目惚れ。「綺麗な顔してるんだからアイドルになりなよ!」と助言をする。そこから、まち子の生活は一変する……作品を読む
いや、すぐれた漫画だと思う。とても。 いろんな人がいろんな感想を書いている。どれも納得できる(できないのもある) 連作『ようきなやつら』の延長線上に成り立ったこの境地を深めていくことをきっと多くの漫画読みが期待するだろう。自分だって読んでみたい。 その一方で、アンチマンを読んだ後に『鬼死ね』や『マザリアン』等の過去作を読んでいたら・・・ある種の寂しさと不安を覚えもした。 つまりは岡田先生のこれまでの漫画に常にあった得体の知れない『広さ』というのが、ふと弱くなっている気がしたんだな。 岡田先生の持っていた語り得ないものが既知の図式というか、言説に回収されて行く感じ。そこを、政治的正しさと切って捨てられないぐらいのうまさや解釈の幅がまだまだある分(たとえば主人公がぶつかり男的行為に及んでいたのは単なる妄想かもしれない等)、なにかモヤモヤが残ってしまう。 この、『面白さが既存の図式や言説に回収されていってしまう感覚』は、本作に留まらず、いろんな漫画に最近感じる。 時代の流れなのか、自分がアップデートできていないだけなのか。 どうなんでしょう?