相続トラブル専門の探偵が主人公の極上ミステリ
※ネタバレを含むクチコミです。
人の数だけ相続があり、相続の数だけ事件がある。今日もまた大御所ミステリ作家の葬儀の場で、遺産をめぐる熾烈な「争族」が始まった。葬儀の場で上映されたビデオ遺言をきっかけに、作家の三人娘VS.秘書の仁義なき戦いのゴングが鳴ったのだ。そんなきな臭い匂いにつられてやってきた一人の探偵、名は灰江七生(ハイエナオ)。相続にまつわるトラブル専門の探偵だという灰江は、ハイエナの如き嗅覚で、作家が遺した「遺言」の秘密を暴き出すーー! 前代未聞の相続ミステリ、ここに開幕!
遺産って聞くと富豪とか数億円の…。とか連想しそうですが、一般家庭の方が実はよくある出来事です。
金持ちはある程度、金を作り出す力や資産を持っているので困らない。金持ち喧嘩せずってやつですね。
逆に一般家庭の方が親族が亡くなった時に、自分達の生活の心配なんかで喧嘩したりするらしいです。
主役のハイエは頼りないように見えるけど、決めるとこは決めてくれる。弱者に寄り添ってくれる。読んだ後ははスカッと気持ちよくなれます!