人の数だけ相続があり、相続の数だけ事件がある。今日もまた大御所ミステリ作家の葬儀の場で、遺産をめぐる熾烈な「争族」が始まった。葬儀の場で上映されたビデオ遺言をきっかけに、作家の三人娘VS.秘書の仁義なき戦いのゴングが鳴ったのだ。そんなきな臭い匂いにつられてやってきた一人の探偵、名は灰江七生(ハイエナオ)。相続にまつわるトラブル専門の探偵だという灰江は、ハイエナの如き嗅覚で、作家が遺した「遺言」の秘密を暴き出すーー! 前代未聞の相続ミステリ、ここに開幕!
ドイツ、ベルリン──その目が見つめる先にある平和な街並み人々の営み
【俺の零話読切プロジェクト第14回】レトロな扉の向こうには、奇妙な店主と悩める客と。ーーさあ、美味しい珈琲をお供に小さな謎解きを召し上がれ。(イブニング2020年6号)
自分を見てくれない、母親と二人暮らしをする中村静(なかむらしずか)。 彼は咄嗟に沸いた激情に任せナイフを彼女に突きつけ、狂気に駆られ追い立てる。 しかし静が母親を傷つけようとした瞬間、 どこからともなく現れた青年、日野優太(ひのゆうた)にその手を止められる。 呆然と立ち尽くす静はいつの間にかそのペースにまんまとつられ、 何故か彼の“旅”へと同行することとなり…。 歪な二人の関係、旅の先には何が待っているのか――。
極上ミステリ『相続探偵』幾田羊、漫画アクション初登場(漫画アクション2024年3号)
月で地球で、踊り手が舞う時代――。 ある日、月のダンススタジオで働く“リク”の元へ、快活な地球からの旅行者“皆月ライラ”がお客として訪れる。 “旅するダンサー”と自らを称し、熟達した技量を持つ彼女。ひたむきに練習するその姿に感心するリク。彼は元ダンサーである自身のことを、そして踊らなくなった理由を徐々に思い返すこととなり…。
【第31回イブニング新人賞 準大賞受賞作】
【第29回イブニング新人賞奨励賞受賞作】
「イブニング 2016年22号」に掲載された読み切り作品!※雑誌掲載当時のままの内容です。
【地球外生命体さん、ご来訪。“非日常”な“日常”の始まりです。】人生ストライキ中のたけるは、図らずもハルくんと同居することに。彼は“お茶文化を愛する地球外生命体”です。お見知りおきを。極上ミステリ『相続探偵』の幾田羊が贈るハートフルストーリー!!
最初から最後までこの宇宙人の存在の謎さが残ったままだったけど、総じていい話でした。自分もお茶の中でもほうじ茶がすごく好きなので飲みたくなりました。
相続遺産モメ、からの隠蔽はあるあるだと思いますが探偵が介入すると途端に面白くなりますね。 最初の1話、作家の話が完成度高すぎて映画でもイケると思いました! 想像のうら、さらにその先を見せてくれて驚き。
遺産って聞くと富豪とか数億円の…。とか連想しそうですが、一般家庭の方が実はよくある出来事です。 金持ちはある程度、金を作り出す力や資産を持っているので困らない。金持ち喧嘩せずってやつですね。 逆に一般家庭の方が親族が亡くなった時に、自分達の生活の心配なんかで喧嘩したりするらしいです。 主役のハイエは頼りないように見えるけど、決めるとこは決めてくれる。弱者に寄り添ってくれる。読んだ後ははスカッと気持ちよくなれます!
相続って本当にどろどろ、人間の嫌な部分がすごく目立ちます。 でも読み終わるとすごく爽快な気分に。 お金持ちであればあるほど死んでもややこしい事があるのだなと思いました。まぁ僕には関係なさそうですね・・・・ と思ったあなた!! この漫画によると相続はお金持ちではなく逆に一般家庭の方が問題になりやすいみたいです。 相続の事、何もわからないというあなた。必見です。
えっ、これ連載じゃないの…?とショックを受けるほど面白かった。そもそも設定がツボ。 コミュ障なのに観察力だけは異常に高いキャラ、定番だけど好き……。注目されて石になっちゃうところ可愛かった。
最初から最後までこの宇宙人の存在の謎さが残ったままだったけど、総じていい話でした。自分もお茶の中でもほうじ茶がすごく好きなので飲みたくなりました。