日本で土地神になった吸血鬼ブラドが治める土地に住む人々とブラドの物語。
吸血鬼だけど神様なので、神社にお願いごとに来られたら、大変なことからちょっとしたことまで、多少はお手伝いしてあげるようだ。
ほのぼのストーリーは穏やかな気持ちになれて、いいなぁ。
一話二話を読み直したら、最初は吸血鬼アピールだったのか、吸血シーンが多くて驚いた。
連載の間にさらに丸くなって、連載の裏で吸血するようになったんだろうか。
終盤は土地神になった経緯やら、吸血鬼なのになんで日本にいるのかを語るバトルめいた話が増える。
回想で終わらせず、ほのぼのは横においてバトル。
なんと少年誌らしいことか。
でも、ほのぼのを求めていたんだよ‥と思って読み勧めていたら完結した。
登場するキャラクターに神様が多いせいか、モブたちと違い、とてもあくが強くて個性的でバトルも強いことを付記しておく。
遠く異国より、日本に移り住んで百数年。土地神となった吸血鬼ヴラドは、人間と妖怪の想いを繋ぐべく、様々な願いを叶えていた…。心温まる、感動の和風吸血鬼譚、ここに開幕。