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名無し
6ヶ月前
誰も作者の意図を分かっていない。この作品にホラーやオカルトの要素は全くない。 Amazonのレビューやこの漫画のスレッドを拝見しましたが、誰も作者の考えを理解せずにこの作品のラストを批判しているように感じました。(以下ネタバレを含みます) ・ホラーやオカルトのような意見が多い気がしましたが、そもそもハルトは死んでいません。 (母親の1ヶ月後に掘り起こしたという話は嘘。おそらく二人で相談して死んでいると思わせるためにそのように話している。母親の異常な愛情やGPSなどから考えて、おそらく埋められた後すぐに発見し一命を取り留めた) ・全ての犯行はハルトと母親の二人で行われた可能性が高い。 (スマホで誰かが撮影していた。女の力では無理。のような話はこれを示唆しています。) ・ハルトは自分の意志で母親を射った。 (海を助けるためという意見が多かったが、個人的はハルトは母親の異常なまでの愛情に複雑な感情を持っていたように感じる。GPSや歯、爪を全て集めている描写はそれを示している気がする。母親を射った後、涙を流していることから生きているのは確実だし、母親に対する複雑な思いが滲んでいると思われる) ・晋太郎を襲わせたのは、もちろんハルト。 (ハルトは生きていたので、自分で部屋を抜け出し、最後犬に晋太郎を襲わせた) 確かにハルトが部屋からいなくなったことをスルーしているのは違和感があるが、読者に考える余地を与えるためにはそのような描写をする必要があったのではないか。 以上のことから、この作品「ザシス」は一貫して意味の通ったミステリーであり、ホラーやオカルトの要素は全く感じない。 意味が分からない、このラストにガッカリしたと言っている方は自身の理解力のなさを自覚するべきだ。 森田先生、素晴らしい作品をありがとうございました!!

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ザシス

ザシスの意味とは

ザシス 森田まさのり
六文銭
六文銭

「ろくでなしBLUES」から「べしゃり暮らし」まで、一通り読んでいる作家さんだけに本作も当然手に取りました。 1話読んで、サスペンスであること、その世界観にひきこまれ これは完結してからイッキに読もう と思い、完結を楽しみにしてましたが(変な話ではありますが)まさか3巻でおわってしまうとは。 一気読みした最初の感想としては、ギャク色の強い作風の作家さんなのに、この手のストーリーもイケるのかと唸った。 誰が犯人なのかはもちろん、主要な登場人物の誰もが、実は後ろ暗い過去をもっているびっくり展開は、良い意味で緊張感があって、最後どう転ぶのか気になり読んでてあっという間だった。 ミステリでありがちな、くどい説明とかもなく、絵だけで魅せてくるのも読みやすかったし、不気味なタイトルが結局何なのか気になりながら最後につながるのも良かった。 総じて、面白かったという月並の感想なんだけど、3巻でキレイにまとまっている作品だと思います。 この手の作品で、個人的に重要だと思っている、読者に結論を委ねる部分もしっかりあって、そういう意味でも読後感は良かったてす。 3巻完結なので、イッキに読んでザシスの意味を噛み締めて欲しい。

ザシス 1巻
ザシス 2巻
ザシス 3巻
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