でも、少なくとも和真を攫ったのは晋太郎ではないよね。和真は犯人に誘き寄せられて重松の死体遺棄現場に姿を現したわけだけど、晋太郎は山内が「やっぱりもう一度和真に会いに行く」と言わなければ地元には帰れなかったわけだし、地元に着いてからうまいこと一人で(山内がいない状況で)和真と会える保証もない。晋太郎を攫ったのは、もっと完全に自由のきく状況にいる誰かでないといけない。

和真のときだけ遥人の母親が気絶させて運んだと考える理由は?(なぜ他の4人を殺した犯人が自分でやらなかったの考える?)

自分は山内の別人格が真犯人だと思ってる。根拠はあるが決めつけに近い。そしてあの時は一緒に晋太郎もいたし、状況的に母親だと思った。どうせ監禁もしてもらうんだし拉致から任せる方が自然かなって。それと晋太郎は自分的には完全に容疑者から外れてるというのもあるか

なるほどー。自分も晋太郎は違うかなと思う。というか、とにかく殺しかたが残忍すぎて、普通の精神状態の人ではないとは思う。グランドジャンプ4号の表紙(仮面の人と山内が左右対照に切り取られている構図)も、山内犯人説の可能性を感じさせるところがあるね。

山内の二重人格性が顕れていた瞬間があるとすれば、生徒の川端さんが呼びに来たときに「自習だと言ってるだろ!」と怒鳴りつけたときかね。とはいえ、二重人格というのは、あんな突然に出てきて、すぐに引っ込むものではなさそうだけど。

あとは、どこでその人格が誕生したか…。中学生の頃にいじめを止めようとしていたことの記憶がないのは二重人格性を感じさせるものではあるけど、あの人格と現在の人格は同じに見えるから、あの記憶がないのは変な感じはするんだよなぁ。

あの時、作者がXで「スマホが一つの顔として認識した。マスクの正体がばれてる?」というようなことを書いたんだよね。読者を騙すフェイクかもしれないし、山内がマスクと対面することを見越すからこその敢えてネタバレしたとも考えられるので、山内二重人格説の根拠としては微妙なんだけども

他の根拠としては
・ちょいちょい記憶無くしてる(ここでも何人か挙げてる)
・姉に見られないようフード被って顔隠した時、服の色といい仮面の時と相対的な描写っぽい
・9話の扉絵は殺人鬼の顔みたいに怖い(自分が前もここに書いた)
と本当に決めつけみたいなものなので、絶対にこうだ!なんて言えないんだけどね

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ザシス

ザシスの意味とは

ザシス 森田まさのり
六文銭
六文銭

「ろくでなしBLUES」から「べしゃり暮らし」まで、一通り読んでいる作家さんだけに本作も当然手に取りました。 1話読んで、サスペンスであること、その世界観にひきこまれ これは完結してからイッキに読もう と思い、完結を楽しみにしてましたが(変な話ではありますが)まさか3巻でおわってしまうとは。 一気読みした最初の感想としては、ギャク色の強い作風の作家さんなのに、この手のストーリーもイケるのかと唸った。 誰が犯人なのかはもちろん、主要な登場人物の誰もが、実は後ろ暗い過去をもっているびっくり展開は、良い意味で緊張感があって、最後どう転ぶのか気になり読んでてあっという間だった。 ミステリでありがちな、くどい説明とかもなく、絵だけで魅せてくるのも読みやすかったし、不気味なタイトルが結局何なのか気になりながら最後につながるのも良かった。 総じて、面白かったという月並の感想なんだけど、3巻でキレイにまとまっている作品だと思います。 この手の作品で、個人的に重要だと思っている、読者に結論を委ねる部分もしっかりあって、そういう意味でも読後感は良かったてす。 3巻完結なので、イッキに読んでザシスの意味を噛み締めて欲しい。

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