今読んでも1巻の試し読みだけで泣ける
姉ちゃん…姉ちゃん;x; 主人公高嶺竜児、ヒロインは実の姉となる高嶺菊。 拳で語るのみの本作だが、この後に控えた聖闘士星矢が小宇宙を燃やしセブンセンシズに目覚めないと超えられないぐらい生身の人間たちが限界を突破しまくる少年漫画の常識を揺さぶりまくったジャンプ黄金期(初期)の代表作。 黄金期に関しては諸説あると思うので正確には未だそこは違う!とかあるかもですがw ギャラクティカマグナムは当時リアルタイムで読んでた世代ならきっと撃ったことがあるだろう(ごっこ遊びで) 自分の場合はペガサス彗星拳でしたが。 必殺技、というのは本当に少年の心をいつの時代も掴んで離さないもので、そのハシリと言っても過言ではないこの作品では主人公やライバルたちが皆超かっこいい必殺技を持っています。 竜児のブーメランフック、河合さんのジェットアッパー、石松のハリケーンボルト(スパイラルタイフーンってどこからだっけ?)、そして志那虎のローリングサンダー。 私は志那虎が好きだったのですが(かっこいい)イケメンは河合さん。 ※志那虎が若かりし頃に狂気じみたマシーンのせいで大怪我をした後、父親にローリングサンダーを見せるところは狂気じみてて素敵なので必見です。 今見るとどこもツッコミ満載な感じで最後まで突っ走りますが、本当に胸アツな彼らの血まみれなボクシングは日本中の少年を虜にしたと聞いています。 リアルタイム世代じゃないのが少し悔しい作品。 2の方にもレビュー書きましたが、今挙げた4人+剣崎は日本を代表とするボクサーなので、是非今の世代のボクシング好きの人たちは一読していただいて、同じくボクシング好きのおっさんたちに話を振ってみるといいと思います。 画像は志那虎の若かりし頃と問題のマシーン。
世代的には聖闘士星矢の車田先生なのですが、今回、ご縁があってこちらの作品を読みました。
面白か!!
ちょっと明日のジョーを彷彿とさせる「ドヤ街ボクシングもの」テイストで始まるのですが(そういえば中学の入学式当日にアンパンやってた女の子、いつの間にいなくなったのでしょうか・・)、途中から聖闘士星矢っぽい感じに進化していきます!
終盤はほぼボクシング関係なく、必殺ブローで空中に飛ばされ、頭からリングに落下しても特にダウンカウントがとられることも無くなりました。
ただ、それが小気味良いテンポを生み出していて、ものすごくサクサク話が進んで、どんどん引き込まれ、次の巻をとる手が止まりません!!!
そのくせストーリーは心に迫ってくるので、ストーリーの良さとテンポは両立できるのだなと気付かされました。
丁寧に描くというのと冗長に描くというのは違うのですね。