おばあちゃんの生きる知恵、人生の教訓などが詰まっていて、時々読み返したくなるマンガ。すでに「佐賀のがばいばあちゃん」が一躍ブームとなった頃から十数年経つけど、今は露出も減って、時代とともに少しずつ忘れ去られているように思えて寂しい。島田洋七さん自身は、現在も講演を続けられているそうだが最近はコロナ禍で色々大変らしい…。

原作や映画、テレビなどで、島田洋七さんの語りを聞いたことがある人は、ある程度内容を知っているだろうけど、マンガ版はまた違った素晴らしさがあるので是非読んでみてほしい。石川サブロウ先生の作風と相性が良いのもあるが、原作の良さを完璧に活かした上で、一つのマンガ作品としての完成度が非常に高い。だいたい1話完結の話なので途中からはどの巻から読んでも良いと思う。Kindle Unlimitedスキマでも読める。

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特装版「女が叫ぶとき~戦争という地獄を見た~」

「ヒロシマのおばちゃん」を読みたくて購入

特装版「女が叫ぶとき~戦争という地獄を見た~」
ひさぴよ
ひさぴよ

https://www.shogakukan-cr.co.jp/book/b110795.html 『漫画が語る戦争 焦土の鎮魂歌』(小学館クリエイティブ)で読んだ曽根富美子の短編「ヒロシマのおばちゃん」が衝撃的だったので、もう一度読みたいと思って電子書籍版を探してたら、この短編集に収録されていた。 「ヒロシマのおばちゃん」以外の短編は、戦争の話というよりちょっと昼ドラっぽい話が多いものの、それでも表題作を読むためだけに買っても損はないと思う。 作品の詳しい時期は分かってないのだが、状況からして1990年代頃の設定と思われる。広島での戦争体験を語り継ぐの”一人のおばちゃん”を通して、戦時中の自身の半生を振り返るところから物語は始まる。巧みな語り口と、曽根先生お得意の、不幸で陰湿な心理描写にグイグイと引き込まれてゆく。そしておばちゃんは不幸のドン底と同時に、原爆の日を迎えるのだが…。 変わり果てた広島の街を、怨念そのものとも言える鬼気迫るタッチで描き出し、一度目にしたら忘れられないような光景がこの漫画にはある。おばちゃんは最後に「あれは地獄だったよ」とだけ語る。と同時に、この出来事が教科書の中のたった数行に収まってほしくない、と願うのだった。 個人的には「はだしのゲン」と同じく、ぜひ読み継がれてほしい戦争漫画の一つだ。

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ゆいっこ

ゆいっこ

「なんだそのへっぴり腰は」東北の小さな町に突然響き渡る怒声に戸惑う町民。そこには草刈りをする女の子が。しかし怒声の主・源さんの様子もどうもおかしく、町民が話を聞いてみると…。 のどかな岩手県花巻市東和町を舞台に「小日向結」の結ぶ物語。

ひょぼくれ文左

ひょぼくれ文左

時は元禄、太平の世に尾張藩(現在の名古屋付近)に朝日文左衛門という者あり。彼は26年に渡って、日々の出来事をつらつらと書き連ねていた。江戸時代、将軍綱吉の御世に生きた侍の生き生きとした姿を描く!※こちらの作品は以前配信しておりました「ひょぼくれ文左」を再編集したものです。重複購入にお気を付けください。

海峡ものがたり

海峡ものがたり

タチバナ自動車の東京本社の総務から、下関へ営業として赴任した原田太郎。来た早々、リストラのための左遷だったことを知ってしまう。しかし、愛する妻のためのに後に引けない彼は慣れない営業で四苦八苦。さらに大の釣り好きの原田はついつい、仕事を忘れて釣り人のお手伝いをしてしまう。果たして彼に明るい明日はあるのか?※こちらの作品は、以前配信しておりました「海峡ものがたり」を再編集したものです。重複購入にお気を付けください。

石川サブロウ作品集

石川サブロウ作品集

石川サブロウが漫画家人生を振り返りつつ、友人との交流の原点を赤裸々に描く! 投稿作品を持ち込んだときのエピソードを、その当時の作品の原稿とともに公開!「編集Y氏との出会い」「竜崎遼児との出会い」「村上もとか氏との出会い」を収録。

神様のカルテ

神様のカルテ

2010年本屋大賞第2位受賞作を漫画化!「24時間365日対応」で地域医療の中核を担う松本市の本庄病院。ここに勤める内科医の栗原一止は、寝る間も休日もなく診察と治療に励んでいる。人には寿命があるのだが、患者のために命がけで働く一止は、数々の奇跡を起こすのだった!現代医療が抱える問題と命をテーマにしながら、決して重苦しくはならない、笑いあり涙ありのエンターテインメント作!

蒼き炎

蒼き炎

主人公の竹蔵と、その彼の絵のライバルである龍太郎を中心に展開する物語。ヨーロッパも舞台となるなど、その時代背景も楽しめる作品となっている。美術・芸術の世界を漫画の表現で見事に描いている。

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ゆきのいろ

ゆきのいろ

人生の目的とは何か、幸せとは何か、生きがいとか何か。永遠にして最も難しいテーマについてヒントを与えてくれる、心暖まる作品。──青木ゆきは風俗嬢。風変わりなおじいさんとの出会いをきっかけに絵を描き始めるが、下手な絵しか描けない。しかも彼女の絵を見て激怒する人さえいた。しかし彼女の才能を見込む人も現れて……。上手い絵とは、下手な絵とは、才能の有無とは、いったい何なのか?悩める人におすすめです。

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