あらすじ第11巻 「男女戦争勃発ばい!」男の子の様な転校生「真田純」馴れ馴れしく接してくる純に、戸惑う昭広。そんなある日、学校のクラスメートの前で、昭広と結婚の約束をしたと宣言する純だった。二人が原因でクラスの男子女子が対立し、さらに担任の青田先生、保健の立花先生を巻き込んでいく。「10年後のオレ」10年後の自分を作文にしろと、先生に言われた昭広。ばあちゃんと離れ離れになる自分を想像した昭広は、ばあちゃんの気持ちを探ろうとするのだが…。
おばあちゃんの生きる知恵、人生の教訓などが詰まっていて、時々読み返したくなるマンガ。すでに「佐賀のがばいばあちゃん」が一躍ブームとなった頃から十数年経つけど、今は露出も減って、時代とともに少しずつ忘れ去られているように思えて寂しい。島田洋七さん自身は、現在も講演を続けられているそうだが最近はコロナ禍で色々大変らしい…。 原作や映画、テレビなどで、島田洋七さんの語りを聞いたことがある人は、ある程度内容を知っているだろうけど、マンガ版はまた違った素晴らしさがあるので是非読んでみてほしい。石川サブロウ先生の作風と相性が良いのもあるが、原作の良さを完璧に活かした上で、一つのマンガ作品としての完成度が非常に高い。だいたい1話完結の話なので途中からはどの巻から読んでも良いと思う。Kindle Unlimitedやスキマでも読める。