あらすじ第6巻 お正月を迎えた昭広。お賽銭をねだるが、ばあちゃんの教えは金持ちそうな人のそばに行って、その人がお賽銭を投げた時に一緒に拝むことであった。初詣から帰って来た昭広だったが、服に引っかかっていたお賽銭の50円を発見する。神様からの心遣いだからもらっとけと言うばあちゃん。果たして、ばあちゃんの真意は? 浮かれる昭広は南里君を連れ、使い道を探すが貧乏が染みついてなかなか決まらない昭広だった。
おばあちゃんの生きる知恵、人生の教訓などが詰まっていて、時々読み返したくなるマンガ。すでに「佐賀のがばいばあちゃん」が一躍ブームとなった頃から十数年経つけど、今は露出も減って、時代とともに少しずつ忘れ去られているように思えて寂しい。島田洋七さん自身は、現在も講演を続けられているそうだが最近はコロナ禍で色々大変らしい…。 原作や映画、テレビなどで、島田洋七さんの語りを聞いたことがある人は、ある程度内容を知っているだろうけど、マンガ版はまた違った素晴らしさがあるので是非読んでみてほしい。石川サブロウ先生の作風と相性が良いのもあるが、原作の良さを完璧に活かした上で、一つのマンガ作品としての完成度が非常に高い。だいたい1話完結の話なので途中からはどの巻から読んでも良いと思う。Kindle Unlimitedやスキマでも読める。