あらすじ第10巻 「生活調査員がやってきた」昭広とばあちゃんの家に、市民生活調査員の鈴木さんがやってきた。いろんな家の食事内容を調べる調査らしい。最初は二人の質素な食卓を淡々を見守る鈴木だったが…。 「カッパ君物語」昭広の家の川に現れた少年。見た目はまるでカッパのようだった。魚取りに、その少年から化け物が出ると言うふかみ沼に誘われる昭広たち。だが、少年は現れなかった。次の日曜、昭広は一人で少年を探しにいくが…。
おばあちゃんの生きる知恵、人生の教訓などが詰まっていて、時々読み返したくなるマンガ。すでに「佐賀のがばいばあちゃん」が一躍ブームとなった頃から十数年経つけど、今は露出も減って、時代とともに少しずつ忘れ去られているように思えて寂しい。島田洋七さん自身は、現在も講演を続けられているそうだが最近はコロナ禍で色々大変らしい…。 原作や映画、テレビなどで、島田洋七さんの語りを聞いたことがある人は、ある程度内容を知っているだろうけど、マンガ版はまた違った素晴らしさがあるので是非読んでみてほしい。石川サブロウ先生の作風と相性が良いのもあるが、原作の良さを完璧に活かした上で、一つのマンガ作品としての完成度が非常に高い。だいたい1話完結の話なので途中からはどの巻から読んでも良いと思う。Kindle Unlimitedやスキマでも読める。