あらすじ第8巻 「かあちゃんとの12分」佐賀と広島で別々に暮らしている、昭広と母ちゃん。久々に母ちゃんが会いに来ることになったが、佐賀に寄れるのはわずか12分間だけだった。それを知ったクラスメートは…。 「涙の新巻鮭」突然送られてきた新巻鮭。荷札がちぎれ送り主が分からず、他人様の物かもしれないと食べあぐねている昭広とばあちゃん。最初は見るだけ。長持ちさせるために軒下に吊るすが、食うか食わざるか二人の葛藤は募っていくのだった。
おばあちゃんの生きる知恵、人生の教訓などが詰まっていて、時々読み返したくなるマンガ。すでに「佐賀のがばいばあちゃん」が一躍ブームとなった頃から十数年経つけど、今は露出も減って、時代とともに少しずつ忘れ去られているように思えて寂しい。島田洋七さん自身は、現在も講演を続けられているそうだが最近はコロナ禍で色々大変らしい…。 原作や映画、テレビなどで、島田洋七さんの語りを聞いたことがある人は、ある程度内容を知っているだろうけど、マンガ版はまた違った素晴らしさがあるので是非読んでみてほしい。石川サブロウ先生の作風と相性が良いのもあるが、原作の良さを完璧に活かした上で、一つのマンガ作品としての完成度が非常に高い。だいたい1話完結の話なので途中からはどの巻から読んでも良いと思う。Kindle Unlimitedやスキマでも読める。