sinkで出来ていたことが出来ていない
漫画家としての作者の実力はここで記述するまでも無い程に圧倒的なのは周知の事実である。しかし、この作品においては、その実力を発揮しきれていない。サスペンスにも関わらずコマ割りが細かくテンポ良く進むため、サスペンスが必要な箇所でなんてこと無い日常の様に進んでいってしまう。ましてや大ゴマにする必要の無い箇所で大ゴマにしてしまっている。絵の造形も不気味な雰囲気が失われギャグのキャラ造形になっている為、ここでもサスペンスが失われる。sinkで出来ていたことが何故出来ていないのだろうか?
高度経済成長期に数を減らした妖怪が令和になってまた数を増やしたという世界。主人公は昔この田舎に住んでいたノリコという女性で妖怪に襲われたところを大熊先生に助けられるという流れ。学生時代親友だったカオリが結婚して若女将をやっているという宿に泊まるけれど、その表情は暗く…。
絵も設定も全然少年マンガで通じるくらいポップでいいなぁ。学生時代の2人の距離感エモいわ〜と思いながら読んでいたら前編のオチでひゃ〜〜〜っ!!となりました。
私がクチコミを書いたということは…そういうことです。
早く後編を読ませてくれ〜〜〜ッ!!!