何の接点もないある3人の男女が、同時にトラックに轢かれて死ぬ羽目に。しかし死ぬ間際、大きな拡声器が浮かぶ謎の空間である条件を守れば寿命を60年延ばしてやると言われ、了承するもその条件は「他の2人と毎日握手」することだった。目が覚めるとそこはトラックには轢かれずに無事に生きている世界。
その3人は極度のオカルトアレルギーな会社員・菊田藍(25)と、やけに落ち着いている男子高校生・牧野健太(17)、ネイルサロン店長の緒方睦美(27)。拡声器やら握手やら、まったく信じようとしない藍だったが、睦美の切実な頼みによって一週間だけチャレンジしてみることに。果たして3人の運命は!?という話。
正直、扉絵のやけに明るくポップなイメージとはかけ離れててちょいホラーで怖いです。制限時間が迫るとでかい拡声器が追ってくるとか、見たこともない設定で先が全く読めません。でもなんかめちゃくちゃ面白そうなのも確か。
読み進めるほどはまっていくと思う。
トラックにはねられたと思ったら、拡声器が3人の目の前に。 毎日3人握手すれば、生きられる。簡単そうで初めて会ったばかりの人達。それは難しい。0時間際になると、拡声器が目の前に近付いてくるし、恐ろしや。 しかし控えめに言っても、読み応えあるし面白かった。 人付き合い苦手な子、社交的(に見える?)子、高校生の男の子。現実ではあり得ない出来事なのに読むほど引き込まれる〜どんな結末になるの〜 今のところ毎日握手出来てるけど、ここから話がもっと複雑化してくるとしたら、、人生、山あり谷あり。 どうなっていくのでしょう。