面白い…!昨日まで3巻無料だったので読んでみました。深谷先生の作品を読むのは初めてだったので最初はタッチに慣れなかったのですが、あっという間に引き込まれました。
舞台は、京と異なる文化やルーツを持つ各地の人々が様々な名を付けられ蔑まれている平安の世。
理不尽で非合理な貧富の差と差別・暴力の蔓延る世界で、「童」と呼ばれる者たちが戦のない世を目指して進んでいく物語。
・安倍晴明と滝夜叉姫の逢瀬
・安和の変による2人の決別
・民を慮る郡司と西洋人の妻の子・桜暁丸(おうぎまる)
・足柄山に住む土着の民として生まれ京人となった坂田金時
・京人を憎み義賊・花天狗となった桜暁丸と、貴族出身の先達・袴垂の出会い
桜暁丸の実の父も後に出会う兄者も立派な人物で、別れを繰り返しながら桜暁丸が自問自答し成長していくのが熱い。
歴史上の人物と伝説が混ざり方が絶妙でワクワクしますね。
滝夜叉姫こと皐月様がマジで強い女(物理)でかっこいい…!
物語の担い手が子・孫世代に引き継がれていくのもいい。
個人的に、重房が実の息子である桜暁丸を吉祥天のようと言うとこメッチャ好きです。
舞台は平安時代…。虐げられた者たちの戦いを描く、雄渾な大活劇!! 皆既日食の日に生まれた桜暁丸は、朝廷にまつろわぬ「童」と呼ばれる民とともに、自由と尊厳のために立ち上がる…。安倍晴明、源頼光、坂田金時、そして酒呑童子……史実と伝説を巧みに織り込んだ、歴史時代小説の新星による直木賞候補作を名手がコミック化。(原作:角川春樹事務所刊) 1、2巻同時発売!!
舞台は平安時代…。虐げられた者たちの戦いを描く、雄渾な大活劇!! 皆既日食の日に生まれた桜暁丸は、朝廷にまつろわぬ「童」と呼ばれる民とともに、自由と尊厳のために立ち上がる…。安倍晴明、源頼光、坂田金時、そして酒呑童子……史実と伝説を巧みに織り込んだ、歴史時代小説の新星による直木賞候補作を名手がコミック化。(原作:角川春樹事務所刊) 1、2巻同時発売!!