リモート登校は最先端!?
読み始めはまさかのファンタジー風?!と思ったけどリモート登校中が出てきて実は最先端かな。生徒たちが消えた原因を求めて唯一リモート登校していた真緩さんに担任は付き添いをお願いする。みんなが消えた時のポーズをしてみるとなぜか担任の先生が消える。どこへ行ってしまったのかがファンタジー。事件性は…なさそうかな?!
女子だけ使える変な超能力〈無用力〉に振り回される 感情ごちゃまぜの青春タイフーンストーリー。トーチwebでスタートした待望の2年生編、ついに単行本化! 「1年」に登場した生徒はもちろん、新キャラも登場。あのクラスメイトに、また会える!! 「座席表」と「無用力者メモ」も収録!
この作品のあらすじにも書いてありますが、少年マガジンエッジ(講談社)で連載していた『うちのクラスの女子がヤバい』のまさかの続編が4年越しにトーチで復活とは!
2年1組うちのクラスの女子がヤバいの作品詳細ページです。Just another WordPress site
新任教師が教室に入ると、クラスにいっぱいいるはずの生徒はすっからかんで、機械の猫頭の女子高生?だけいて、これは一体!?え、30秒前に全員消えた?という始まり方で、一瞬で心を掴まれます!
猫端末でリモート授業を受ける引きこもり生徒とともに生徒たちを探し出す第1話。
そして何に驚いかというと一話公開時、衿沢世衣子先生の新連載でタイトルは明かされておらず、単純に楽しみだなーワクワク、と思っていたら、これがまさかの続編だったと分かるのです!
元々の作品を知っていた人はテンション上がりますし、前作を知らなくても話として面白いので惹きつけられる内容になっていて、前作を読みたくなります。
思春期の女子にのみ発現するあまり役に立たないささやかなで変な超能力、通称・無用力。
そして、このクラスは無用力の女子が集められたクラスだった、という話です。
ときには迷惑だったり、たまに役立ったりもするこの無用力ですが、前作の印象でいうとこの無用力をメインで話を運びつつも、あくまで生徒個人個人の事情だったり、思春期なりのよくある悩みに寄り添った話になっていて、無用力も少し人と違う個性の一つという感じで描写されていて「多様性」を早くから描いていたように思います。
そのあたりのバランス感覚が非常に好きな作家さんなので、これからの話も楽しみで仕方ありません!