転送者 皆川亮二短編集 #推しを3行で推す
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ そういや皆川亮二のマンガはほとんど読んでるが、これは読んでいなかったので読んでみよう思い読んだが収録されているのはどれも良かったな ・特に好きなところは? 諫山創原作の将棋マンガ『the Killing Pawn』かな そういや衝撃で相手を倒そうとするのは「ハチワンダイバー」のかなしいいろやねんVS神戦でもあったな ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 短編集なのでサクッと読めるし、マジなのかギャグなのかわからないのも入っているのでおすすめです
④S.O.L
皆川作品の中でもしかしたら最も一般知名度のあるキャラクターかもしれない最強の母親こと『ARMS』の高槻美沙(主人公の前で無残に殺されると思った次の瞬間拳銃で相手の頭を吹き飛ばしてる画像の人)。
本作のヒーローもその系譜に連なっているのではないでしょうか、そう「おばさん」です。名前も明かされないのでおばさんとしか言いようがないのですが、ママチャリを斑鳩悟のように駆る姿がキマってます。
このおばさんがヤバい案件に巻き込まれた超絶ツイてない冴えない主人公を守り抜くぞ!
高槻ママは美人で優しくて超強いというファンタジー盛々のキャラクターでしたが、本作のおばさんは見た目はただのおばさん、言動もおばさんです。それでも依頼人を守り励ます姿は紛れもなくカッコいい、カッコよさとは何なのかを原液でお出しされたような感覚になります。
名前も不明、一切のバックグラウンドも説明されない、ヤバそうな仕事を引き受けてそれを捌く異常な実力の持ち主だという一本槍だけで勝てるのはやはり皆川節の妙味。皆川節は全てを解決する。
ちなみに皆川先生は長ネギが苦手らしくて、そこから発想して本作が生まれたそうです。もうわからん。