アマゾンカスタマーレビューの一部を読むと、辛くなりました。萩尾先生は、体調も悪いのに、それでも書いているのに。冷たいことを書く人もなかにはいて。。。竹宮氏が好きだとわかると距離をおくって・・・。『百億の昼と・・・』の原作者さんとか。ああ、もったいない。竹宮氏の思惑なんか無視すればいいのに。発端となった男子校ものは、竹宮氏の専売特許かなあ? あと、男子校ものは、池田理代子さんの『オルフェウスの窓』の第1部に男子のみの音楽学校、一条ゆかりさんの『砂の城』にも少し、男子校が出て来る。ヨーロッパの。木原敏江さんの『摩利と新吾』も男子校っぽかったような? この方たちにも、盗作、偽物、とかおっしゃったのでしょうかね?

『百億の昼と千億の夜』だったと思います。

仰せの通り。

摩利と新吾』の原型になった木原敏江先生の『あーらわが殿!』なんて、旧制高校寄宿舎を舞台に摩利の新吾への恋が描かれるけど、連載は1972〜73年にかけて。『11月のギムナジウム』より後だけど『小鳥の巣』よりは前だし、当然『風と木の詩』よりもずっと前。着想に寄与したのは確か北杜夫の『幽霊』だと仰ってたかと。

小説や映画の題材としちゃ珍しくもなかった少年愛や寄宿学校を、自分がマンガに移植するのはよくて、同居人が同じ題材にインスパイアされるのは盗作認定になるその飛躍がわからない。

当時、というかその数年後、故・橋本治とかのアカデミズム界隈のオッサン連中が、幾人かの少女マンガ家を急に持ち上げ出して(萩尾望都先生は当然その筆頭)。でもその一方で、お眼鏡に敵わなかった"女子供向け"作家は一段も二段も下に見るような風潮が、子供心に鼻持ちならなかったのだけど、まさか、名誉オッサンみたいな女友達の影響(?)で、竹宮先生ご本人までがその手のマインドセットだったとは。

完全なオリジナリティなんてどだい不可能。吉田秋生先生のBANANA FISH(1985年連載開始)なんて、大和和紀先生の埋もれた傑作KILLA(1977-78)の中に驚く程の符合を見出す事ができるけれど、密かなオマージュ?くらいに思ってたけどなぁ。

やっぱり同業同居が諸悪の根源ってことかしら。

仰せの通り。 『摩利と新吾』の原型になった木原敏江先生の『あーらわが殿!』なんて、旧制高校寄宿舎を舞台に摩利の新吾への恋が描かれるけど、連載は1972〜73年にかけて。『11月のギムナジウム』より後だけど『小鳥の巣』よりは前だし、当然『風と木の詩』よりもずっと前。着想に寄与したのは確か北杜夫の『幽霊』だと仰ってたかと。 小説や映画の題材としちゃ珍しくもなかった少年愛や寄宿学校を、自分がマンガに移植するのはよくて、同居人が同じ題材にインスパイアされるのは盗作認定になるその飛躍がわからない。 当時、というかその数年後、故・橋本治とかのアカデミズム界隈のオッサン連中が、幾人かの少女マンガ家を急に持ち上げ出して(萩尾望都先生は当然その筆頭)。でもその一方で、お眼鏡に敵わなかった"女子供向け"作家は一段も二段も下に見るような風潮が、子供心に鼻持ちならなかったのだけど、まさか、名誉オッサンみたいな女友達の影響(?)で、竹宮先生ご本人までがその手のマインドセットだったとは。 完全なオリジナリティなんてどだい不可能。吉田秋生先生のBANANA FISH(1985年連載開始)なんて、大和和紀先生の埋もれた傑作KILLA(1977-78)の中に驚く程の符合を見出す事ができるけれど、密かなオマージュ?くらいに思ってたけどなぁ。 やっぱり同業同居が諸悪の根源ってことかしら。
@名無し

橋本治は「花咲く乙女たちのキンピラゴボウ 」でしたっけ。確か「大島弓子」「萩尾望都」「山岸凉子」「陸奥A子」「倉多江美」あたりがとりあげられていましたね

仰せの通り。 『摩利と新吾』の原型になった木原敏江先生の『あーらわが殿!』なんて、旧制高校寄宿舎を舞台に摩利の新吾への恋が描かれるけど、連載は1972〜73年にかけて。『11月のギムナジウム』より後だけど『小鳥の巣』よりは前だし、当然『風と木の詩』よりもずっと前。着想に寄与したのは確か北杜夫の『幽霊』だと仰ってたかと。 小説や映画の題材としちゃ珍しくもなかった少年愛や寄宿学校を、自分がマンガに移植するのはよくて、同居人が同じ題材にインスパイアされるのは盗作認定になるその飛躍がわからない。 当時、というかその数年後、故・橋本治とかのアカデミズム界隈のオッサン連中が、幾人かの少女マンガ家を急に持ち上げ出して(萩尾望都先生は当然その筆頭)。でもその一方で、お眼鏡に敵わなかった"女子供向け"作家は一段も二段も下に見るような風潮が、子供心に鼻持ちならなかったのだけど、まさか、名誉オッサンみたいな女友達の影響(?)で、竹宮先生ご本人までがその手のマインドセットだったとは。 完全なオリジナリティなんてどだい不可能。吉田秋生先生のBANANA FISH(1985年連載開始)なんて、大和和紀先生の埋もれた傑作KILLA(1977-78)の中に驚く程の符合を見出す事ができるけれど、密かなオマージュ?くらいに思ってたけどなぁ。 やっぱり同業同居が諸悪の根源ってことかしら。
@名無し

橋本治は生物学的には確かにオッサンだけど、いわゆるオッサン的ではない立場だったのと、アカデミズムと全然関わっていない人だからなあ。よくわからない。

萩尾望都の「一度きりの大泉の話」についてにコメントする
※ご自身のコメントに返信しようとしていますが、よろしいですか?最近、自作自演行為に関する報告が増えておりますため、訂正や補足コメントを除き、そのような行為はお控えいただくようお願いしております。
※コミュニティ運営およびシステム負荷の制限のため、1日の投稿数を制限しております。ご理解とご協力をお願いいたします。また、複数の環境からの制限以上の投稿も禁止しており、確認次第ブロック対応を行いますので、ご了承ください。

話題に出たマンガ一覧

3件
砂の城

砂の城

【ナタリーとフランシスの哀しい恋物語】富豪ローム家にうまれたナタリーは、屋敷の前に捨てられていたフランシスと兄妹のように育てられ、結婚を誓い合う。しかし当然反対されたふたりは海に身を投げた。それから数年後。離れ離れの場所で命をとりとめたナタリーはフランシスを発見するが…。せつない純愛物語、第1巻。

オルフェウスの窓

オルフェウスの窓

ドイツ・レーゲンスブルクの音楽学校、聖ゼバスチアンの塔に400年前から伝わる「オルフェウスの窓」―――男性がその窓から地上を見下ろしたとき、一番はじめに眼界に入った女性と宿命的な恋におちるという伝説を持ったその窓で、ユリウスとイザーク、またユリウスとクラウスはそれぞれ出会う。ところが伝説には続きがあり、その恋はオルフェウスとエウリディケの悲恋にならって必ず悲劇に終わるという…

人気のコメント

名無し
1年以上前
完膚なきまでにボコっちゃったせいなのか、 はたまた「二人は仲良し」の幻想を砕かれての錯乱なのか、 「ここまで容赦なく切り捨てるということは、萩尾望都は竹宮惠子側の事情にさほど関心がなかったのか」 「頑なすぎる、人として欠陥のある心性」 「傷つけられたからといってここまでやっていいのか」 的な感想をちょいちょい見かけるけど、正直それよくわかんないんだよね。 竹宮惠子にああまでされたら反撃するでしょ普通、としか思えない。 「大泉企画本(少年の名はジルベール)には協力できません、萩尾望都に関して本には書かないでください、書いたとしても数行で」 と事前に説明してあるにも関わらず、メインの登場人物にされてるわ、 マスコミからの竹宮惠子との対談要求を竹宮サイドは断りもせず萩尾サイドに丸投げしてくるわ。 献本送り返すほどなんだから、迷惑なのわかってる筈なのに、そういうことしてくる訳でしょ。 迷惑なのを説明するため過去を紐解いたら、当時の事情も語ることになる訳で、萩尾望都は真摯に誠実に己が事情を世に出しただけだよね。PTSDで血まみれになりながら。 竹宮惠子は喜ぶべきだと思うよ。 一度きりとはいえ、大泉に関して、萩尾望都から返事がきたのだから。 萩尾望都に公開処刑される経験も滅多にないというか空前絶後だろうし、スペシャルな存在になれたよね。 永久凍土の中とはいえ。