ネタバレ

人型のAIが当たり前に存在する世界。この作品はおそらく今よりも未来の話で、人型AIを大量生産したものの現在は多くの廃棄が進められている状況。そんななか今も人と一緒に働くAIと彼らと上手く共存している人間たちの姿が描かれます。
元々監視カメラ用として作られたAI・和音の目線から、生命が発するきらめきを見る描写はおもしろい。

時代が変わってもAIの彼らにしかできないこと、人間にしかできないことがあり、うまく役割分担すればさらに快適な暮らしになるはず。いつか人型のAIが普及する未来がきても、そこのバランスが崩れるようなことにならないといいですね。個人的にはどの家庭にもというより、必要な人のところに適切に使われればそれでいいと思います。

池辺先生の画風だと普通の人間も少しロボットっぽいところがあるので、読んでる感じでは人間とロボットの差があまりないなと思いました。

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