二瓶作品で一番好きだな
シドニアの騎士ほど分かりやすくないけど、BLAME!よりもわかりやすいっていう二瓶成分がちょうどいいのがバイオメガだと思う。
西暦3005年、7世紀ぶりに火星への有人飛行を成し遂げた人類。すでに廃墟と化し、水も酸素もないかつての入植地で、探査船乗組員は1人の女と出会う。その後、帰還中に探査船は地球周回軌道上で大破。発見された乗組員の遺体は未知のウイルス【N5Sウイルス】に冒されたまま、軌道上を漂い地上に胞子を撒き散らしていた…。半年後、地球。東亜重工のエージェント、合成人間庚造一は、DRFの管理下にある人工島【9JO】に潜入。そこはすでにN5Sウイルス感染者(ドローン)で満たされていた…!!ウイルスの地表全域拡散まで残り約15時間。造一はN5Sウイルス適応者を探し出し、保護することはできるのか!?弐瓶勉が描いた伝説的SF作品「バイオメガ」が描き下ろしカバーで、強力復活!!巻末には東亜重工エージェント“丁伍宇”の任務を描いた外伝的読切「バイオメガ―interlink―」を収録!!
BLAMEが
「徒歩、目的わからない、やたら広い、ひとりぼっち」
だったのに対してBIOMEGAは
「バイク、目的いきなりゲット、やたら長い、パートナーや仲間いる」
と言うとことん逆にした作品だと思う。それでも説明は少なめの硬派SFだし、絵の密度も高くBLAME後半の雰囲気を正当継承した作品。
個人的にはエンタメ要素もあり、絵も黒い、一番読みやすく好きな作品だけど、アニメ化もされてないし、いまいちだったのかな・・・?