懐かしさ漂う城砦が舞台の、日常大人ロマンス
恋は雨上がりのようにの著者の待望過ぎる新連載!! 中国の古びた繁華街を思わせるような、高層コンクリートに囲まれた魔窟“九龍城砦”で暮らし働く大人たちの日常ロマンス。 こういう、周囲から隔絶されて新しいものを受けいれず懐かしさに恋する人々が住む不思議な街、超好みです。ワクドキが止まらない…! 格子で囲まれたベランダにボロいトタン屋根とかたまらん 倒福の紙が貼れられてるとか完全に中国の文化だけど、登場人物は日本人ぽい。 なんとなく著者のフェチが詰まった作品のような気がしないでもないので、もしそうならとことん好きなように描いてほしい。
入り口は、分かりやすかったのに、ドンドン謎が深まり蟻地獄にハマっていく感じ。
一度読みだしたら、抜けられなくなるはず。
誰が本物で、誰がクローンで、みんなが生活している九龍の街の現実は?
『完全』じゃなくて『絶対』って?!
ジェネリックテラって?!
クローンの人生は、誰の人生?!
早く続きが読みたくってしょうがない。