あらすじあなただけを見つめてる。なつかしさという恋と同じ感情が満ちたこの街でたくさんの向日葵の視線が告げた花言葉。日常を非日常に変えていく…恋愛感情ともしも自分の人生が他人のモノだったら?という否定的な問いかけ――。自らの過去を知らない鯨井は“絶対の私”を願う。次々に現れる秘密と深まる謎が明らかになる心地よさ理想的なラヴロマンスを貴方に――。
雑誌派なのですが読んでて訳が分からなくなってきたので、復習の為に既刊の単行本を一気読みしてみました。結論としては謎がより深まりましたね…。絡まっていた糸を直そうとしてよりこんがらがっちゃったような気分です。 でもこれはストーリーに欠点があるんじゃなくて、それだけ謎の明かし方が巧妙だってことだと思うんですよね。少々焦ったい気もしますが眉月先生のフェチが活かされてるシーンがたくさんあるので飽きずに読めるし、むしろ半分くらいはそれが目当てで読んでるからオールオッケーです! ただ工藤さんの態度はどうなんだ?!とは思っちゃいました。常々思っていましたが改めて読んでみると、鯨井さんのことを突き放したかと思えば急に甘えて振り回してひどい男ですよね。自分は本人だからってワガママし放題でいいと思うなよ!(笑)。とはいえ彼も謎多き人物なのでこれが解明されたら見方もガラッと変わるかもしれません。私自身は考察が苦手なんですが工藤さんの鯨井Bさんへの愛情深さを見ると後追いしててもおかしくないな…と思ったりしました。