あらあらあら~~!!
私が初めてBL本と出会った時と雪さんの反応がほぼ同じでニコニコしちゃいました。わかる。あらあら…ふぅん…いいわね…もっと読んじゃおうかな…みたいな。(当時小学生) 最初はBLにハマっていく雪さんに対してあらあら~ってなったけど、だんだんうららちゃんと仲良くなっていくところにあらあらあら~!!!ってなっちゃって楽しい。百合を感じられてHAPPY。二人とも好きなもののお話できる人と出会えてよかったねえ…。J庭思いっきりそのまま書いてあってうお~とテンション上がった。リアルイベントはいいぞ。
最終巻で市野井さんが自分が好きなBL作家さんに伝えた言葉を読んだ瞬間に目が開けられなくなりました…。我々読者が漫画家さんに言えることは「漫画を描いてくださってどうもありがとう」まさにこの一言だけです!!ギュッと目を閉じたまま涙が溢れてきて次のページもめくれないくらい泣いてしまいました。割りとすぐウルウルしてしまうタイプなので漫画を読んで泣くことはよくあるのですが、こんな泣き方をしたのは生まれて初めてでした。これが心に刺さるということなんでしょうか。
市野井さんとうららちゃんが年齢を超えてお友達になったきっかけが漫画なのがいいですよね。基本的に漫画って一人で考えて描いて一人で読むものだけど、だからこそ自分以外の誰かと好きを共有できた時の嬉しさが倍増する気がします。漫画は描くのも読むのも語り合うのも楽しいですね。連載当初からどんな最終回を迎えるのか不安だったのですが、タイトルの「メタモルフォーゼの縁側」にふさわしい素敵なラストでした。