幼い頃に母親が亡くなってから元警察官の父とたった二人で慎ましくも仲良く暮らしてきた心麦(こむぎ)。しかしあるクリスマスイブの夜、家が火事になり父親は亡くなってしまう。その後父親を殺した犯人として捕まった青年は、過去に父が担当した一家殺害事件の犯人の息子だった。
心麦は父とよく通った屋台のラーメン屋に赴くと、生前に父が店主に預けた封筒を受け取る。その中には300万円と人の名前が書かれたリスト、父から「自分を殺した犯人として以下の人が逮捕されたらその人は冤罪」という旨のメッセージがあった。そしてそのリストに、まさに先日逮捕された青年の名前が書かれていたのだった。
父のメッセージが本当であれば、真犯人は他にいる?1話からのめり込んで読んでしまった衝撃のサスペンス!!超期待!!!
誰も信じられない。。。
サスペンスにありがちな言葉ですが、本当に誰も信じられません。主人公のお父さんですら信じられません。前情報ゼロで読み始めましたが、引き込まれます。時々挟まるギャグ要素が緊張を和らげてくれます。普段サスペンスはあまり読まないですが、冤罪がテーマということもあり考えさせられること多く、ハラハラに加えて社会性もあって面白いです。おすすめです。