広大な宇宙―…。発達したテクノロジー、多様な生態系、見果てぬ星への終わらぬ旅路…。このドキドキワクワクが一度に摂取できちゃうのがスペースオペラというジャンルの魅力ですよね。

『スターウォーズ』や『銀英伝』を筆頭にスペースオペラ、戦争とか起きがちですが本作はどたばた宇宙旅行マンガ。
基本オムニバスなので読みやすいながらも、毎話SF的な趣向を凝らした濃いぃ〜〜いネタが味わえます。
没落貴族のミハルコ男爵、ポンコツアンドロイドのランパチカ、エロめの吟遊詩人ノンシャランの3人組の珍道中、いつもわちゃついていて読んでて楽しいです。

そしてアースライト姫、一体どんな姫なんだ…。
ミハルコ男爵と同じく、僕も姿を拝める時が来るのを楽しみにしています。

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でこぼこ3人組のスペース・オペラ・ファンタジー!にコメントする
エロイーズ 本当のワタシを探して
物語の始まりのシーンが好き
エロイーズ 本当のワタシを探して
ANAGUMA
ANAGUMA
本作、ベンチに座っていたエロイーズがふと記憶喪失になっていたことに気付くシーンから始まるのですが、その自然さがなんだか巧みで、ピンク色のカラートーンとともに強く印象に残っています。 メインとなるストーリーラインはサブタイトルにもある「本当のワタシ」探し。 少ない手がかりを元に記憶を失う前の自分がどんな人間だったのかを調べていく…と書くと壮大なミステリーやサスペンスのようでもありますが、そうそう大変なことが起こるわけでもないのが人生というものかもしれません。 どこにでも居る女性だった(と思われる)エロイーズ・パンソンの身の回りも、世の人のご多分に漏れずありふれた出来事ばかりだったようで、一生懸命過去の自分の身辺調査を行うほどに些細でちっぽけなことばかりが判明していきます。そのようすは親近感やおかしみと同時に、どこか空虚さというか、切なさも感じさせたり…。 「記憶を失う前の自分ってどんな人間だった?」というのを入り口に「そもそも根本的に自分ってどんな人間なんだろう?」という二重の意味で「本当のワタシ」を探すことになるのが妙味です。 そんな深いテーマもありつつ、バンドデシネとしてはかなり読みやすい部類に入ると思います。エロイーズのちょっとした仕草がどれもかわいかったり、普段縁遠いフランスでの「フツーの」暮らしが垣間見えるだけでも面白いので、読む機会があれば気軽に手に取ってみてほしい一作です。
おひとりさまホテル
これはどうみても、おひとりさまだからできるゴージャスホテルライフ
おひとりさまホテル マキヒロチ まろ まろ まろ
ゆゆゆ
ゆゆゆ
そう、高級ホテルも一人なら、がんばれば手が届きそうな値段のときがあるんだよね。 若い頃、泊まってみたい!と予約サイトをウキウキ眺めていた時期がある。 遠すぎて泊まれない、せっかく上京しても仕事が忙しくて深夜にたどり着いて寝て起きるだけになってしまうから、泊まるのがもったいない。 そんなことを考えて実行しなかったら、泊まる機会もなくなってしまった。 本作に登場するのは、ホテルを仕事にするほど好きで、一人でどんどん泊まっていく人たち。 そして、ホテルに泊まっては用意された空間を我が家のように満喫して過ごす。すごい。 私は旅先だと時間がもったいなくて、そんな贅沢な真似ができない。一泊二泊と言わず、もっとゆとりのある旅を選べたら、ゆっくりと過ごせるんだろうか。 登場人物たちが、満たされているようで、足りない感じがあるのは『おひとりさま』の演出だからかと思いきや、恋人がいる人の悩みも描かれていて、生きていたら悩みはあるよねと腑に落ちた。 悩みや不満は尽きないから、好きなことで薄めたい。
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