マガジン始まったな!!「西尾維新×大暮維人」
ラノベ界、アニメ界の巨人とマガジン屈指のビッグネームがタッグ! 表紙からしてオーラがハンパない。「化物語」をコミカライズするにあたって多分彼以上の適役はいないに違いない。読んでて小気味良さも原作に遜色なし。 大暮先生には、間違いなく得意分野であろうところの「傷物語」までは少なくともコミカライズしていただき、このシリーズが成功を収めた暁にはいずれ是非とも「戯言シリーズ」の漫画化にもチャレンジしていただきたい
【 西尾維新 × 大暮維人 】!!! 阿良々木暦を目がけて空から降ってきた女の子・戦場ヶ原ひたぎには、およそ体重と呼べるようなものが、全くと言っていいほど、なかった――!? アニメ化・ゲーム化など多数のメディアミックスを果たした西尾維新の代表作『化物語』を、『エア・ギア』の大暮維人が豪華漫画化!!現代青春ノベルの金字塔を世界一の絵で! 「週刊少年マガジン」にしかできない最高最興奮の新しい“物語”!!
原作が20冊以上、アニメも10年続いている作品ですから、どんな物語のシリーズなのか知るにはいいと思います。
アニメの世界では抽象的だったり、あやふやになっていた部分が具体的で、戦場ヶ原の母親の顔や宗教団体の男の顔がはっきり書かれていたのはちょっと衝撃でした。
あとアニメでは象徴的に書かれていた戦場ヶ原が階段から落ちるシーンもコミックでは普通の階段で、現実感はあったので、初めてこのシリーズに触れる入門編としてよいのではないかと感じました。
化け物、それは身近にいる。気づいていないだけで。
自分に降りかかった災いを「重み」と表現し、それを自らの意思で捨ててしまうことの意味を、そしてその痛みを返してほしいと泣いて訴える少女が物語の始まりの象徴として素晴らしいと思う。