極度の潔癖症で汚いものに触れると鼻血が出てしまう女・氷刈真子が真実の愛を求めて奔走する物語。
運命の出会いや愛を信じてセックスに挑んでは血まみれになる姿は、滑稽だけど切なくて面白い。
ボタボタどころかスプラッシュレベルの鼻血に染まりながら裸で微笑む女の絵面がセンセーショナルで魅力的。
映像でも見てみたいけど、血の量が多いから年齢制限かかりそうだな。鼻血だから大丈夫かな。
愛を見つけてめでたしめでたしなラストになってほしいけどそれじゃ物足りない気もするな…なんて思っていたら、ちゃんと満たされる大団円が用意されてました。このカタルシス具合最高です。
織田信長、ひいては"本能寺の変"について描かれた作品は多くあり、それゆえ読み手も「またか」と思う方も少なくないはず。となると、1話目の掴みが非常に大切になってくるわけですが、この作品の1話目が今までにないアプローチの仕方であっという間に引き込まれました。
歴史好きもそうでない方にもおすすめです。大河ドラマ「麒麟がくる」の追い風もありますから、これを機に歴史ファンが増えてほしいものです。