行動心理学のエキスパートが犯罪者の「内側」を暴く
明晰な思考力と類まれなる正義感が災いし、消えない傷を負った少女。大人になった彼女は「行動心理学のエキスパート」としてさらなる大きな悪へと立ち向かう。 行動心理学というテーマ、意外と新鮮で面白いです。統計学的でかっちりしたプロファイリングとはまた少し違い、内に秘めた闇を暴いていく感じ。 主人公のキャラや設定にすごく惹かれるので、魅せ方や画力がついてくるとまた更に一段面白くなりそう。まだ序盤ですが、今後に期待。
南郷千景は己の正義を執行するために行動心理学を学んだ警察官。独自の心理分析法「心的領域」を用いて犯人たちの狂気に辿り着き、事件を解決へと導く。その姿は、まるで『蛇』のよう―――――。警察学校で前代未聞のテロ事件が勃発。40名以上を殺傷した上、多数の人質とともに籠城。その事件に動員された千景は犯人たちのある衝動に気がつく。事件は、風雲急を告げるのであった―――――。常軌を逸した心の闇を描くクライム心理サスペンス、第一幕。※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※
犯罪者に対しての行動心理学で、彼らに罪を自白させる仕事を担っている南郷と言う一人の女性の話。
彼女自身も過去に傷を負っているのだけど、その傷も衝撃的でした。想像するだけで鳥肌もの。。
人の心を紐解いていくって、どんな感じなんだろうと読んでみたら案の定、怖くて面白かった。描写は、目を背けたくなるところもあり、じっくり見れなかったです。。
最初は犯罪者のペースかと思いきや、いつのまにやら南郷の世界に持ってかれていてペースに乗せれ、最終的には落ちる。
次から次にページをめくってしまい、終始ドキドキさせられました!