寂しさの紛らわせ方
寂しさを紛らわせるために、身体の関係を持つって、永遠に満たされないはず。 でも、それが分かっていても人って一時の感情で動いてしまうもの。 感情的になって行った一度の過ちが、その人の人生までも変えていくという考えまでは、到底及ばない。 寂しくなった時、自分の心と相手の心にまっすぐに向き合えるとどんなに幸せだろう。 難しいけど・・・。
誰に対しても変わらぬ夫の優しさに、ときに胸を傷める新妻。別れを告げられた過去の傷を癒すかのように年下の既婚者を誘うバツイチ・アラフォー。女の子と間違えられるほど美しい顔立ちで定まらない自身の“性”に、戸惑う男子学生。旦那と瓜二つの双子の義弟と、不貞を働く人妻。客に密かな恋心を抱く、シングルマザー風俗嬢。恋うほど傷む、迷えるものたちの過失。
恋の傷を癒やすような話かと思ったら違った
この作者特有の傷をえぐるような展開が中々良いですね。
みんなそれぞれ卑怯で弱くて傷つけたり傷ついたりしながら恋愛してるんだなぁと。トゥルーエンドな感じ好きです。